とらうとさーもん

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1/25/2025, 1:49:08 PM

ある大学を受験したときに
「人魚姫」が題材になった評論が問題になっていた。
アンデルセンの描く人魚姫とはなんだったのかを語る評論だった。

アンデルセンの『人魚姫』は、バッドエンドとして知られているが、本当は「人魚姫」本人にとってはハッピーエンドだったのだと、評論の筆者は語っていた。

人魚は死ぬと泡になって消える。
それすなわち、輪廻転生がないということ。
天国にもいけないということ
つまり、「彼女には魂がない」ということ。

人魚姫は、王子をナイフで刺し殺すことができなかったため
その身を海に投げ、魔女の契約の通り泡になる。

しかし、
彼女はその後「風の精霊」となって人々に幸福をもたらす

これが意味することは、彼女が転生したということ。
彼女は、人を愛しに愛した末に、
愛した人ではなく
もっと高尚な「魂」そのものを獲得したのだ

これを読んだとき、なんて美しい物語なのかと思った
たった一つの童話なのに終わることなく親しまれる物語
そこから考察されることが、わかることが
こんなにも美しいとは思わなかった。

12/30/2024, 2:42:51 PM

かけがえのない出会い

人生の絶頂かと思えるほどの喜び

受験生活全ての破綻

嫉妬、絶望、自己嫌悪

かけがえのない唯一無二の弟の死




じゃあ来年はいいことから始まってくれるんだろうな???

12/27/2024, 2:35:52 AM

変わらないものはない。

そんなの当たり前
だから、
人の価値観は変わることを念頭に置いておくべきだ
「この間はこう言ってたじゃん!」
と怒ることはお門違い

それを知っておくだけで
幾分か生きやすくなる

12/23/2024, 1:05:25 PM

リビングの扉を開けた目の前に
プレゼントが積まれている

それは、きっとわたし宛
なかにはわたしのために選ばれたものが入っている
中身は包装紙に包まれていてわからない

山積みにされた箱の真ん中に、
ちょこんとすわる白い布に包まれた陶器の壺と木の札

その包装紙をあけて
出てくるのが、ただの骨じゃなくて
あの日いなくなった猫ならどんなに幸せだろう

12/19/2024, 3:31:38 AM

初めて1人で冬の夜を過ごした
暖かな君がいないまま

腕の中に、壺を抱いて。
少し傾ければ乾いた音がした
こんな軽くて小さなものが君なわけないけれど
他によすがもない

冬は毎晩一緒に寝ていたから。
眠り方もわからない

朝起きて
腕の中の小さな君に
キスを落とす

このまま、私も君のところへいきたいよ

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