とらうとさーもん

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5/2/2025, 12:17:29 AM

「忘れないですぐそばに僕がいるいつの日も」
「星空を眺めてる1人きりの夜明けも」

私の愛猫。
名前はバロン。
映画『猫の恩返し』に出てくるバロンからとった。

去年の12月
彼は私を置いて行った。
寂しくて、悲しくて、1人が辛い。

そんな時に流れてきた、『猫の恩返し』の主題歌
「風になる」

「たった一つの心悲しみに暮れないで」
「君のためいきなんて春風に変えてやる」

まるで、バロンが私に伝えたいことを言ってるみたいで。
「君のため僕は今春風に吹かれてる」
「君と誓った約束乗せていくよ」

視界が曇っていく。

曇った視界の奥で、虹の下
春風に吹かれる君が見えた気がした。

4/30/2025, 4:19:04 AM

自分の部屋の隅で「助けて」と呟いた。
返ってきたのは、都会の喧騒。
私の叫びを聞く者はもうこの部屋にいない

ひとりぼっち。

父を嫌いになれたなら。こんなに苦しくないのにな。
昔の美しい思い出が邪魔をする。

父を好きになれたなら。こんなに苦しくないのにな。
この現状が邪魔をする。

ただ、見ていて欲しかったの。
学校に行く私を。
怒る私を。
泣く私を。
喜ぶ私を。

特別なことは望んでないよ。
ただ、家に、いてくれていたら。
話しかけられずとも、私の日々を見ていてくれたら
よかっただけなのに。

4/21/2025, 5:15:36 AM

友達に彼氏ができた。
12歳差の。
そんな友達と、その彼氏と3人で会ってきた。

会わなければよかった。

応援する気でいた。
友達をこの世に繋ぎとめてくれるなら、誰だっていいと。
目を離した隙に星あかりに紛れて
ふわっと消えて、いなくなってしまいそうな彼女。
彼女を繋ぐ鎖になるのなら、どんなに歳が離れていたって構わなかった。

そして彼は、鎖になり得る人だった
ゆるし、居場所を彼女に与える人だった

だから、2人が正式にお付き合いを始めたと聞いたとき
心から祝福した
そして、ありがとうとも思った

そんな2人の姿を初めてこの目で見て
嫌悪感が生まれてしまった

そりゃあ気持ち悪いに決まってるんだ
18の教え子と付き合う塾講師なんて
でも、
でもね彼女の生きる理由になってくれるならと思ったんだ

彼の太い指が友達の足を撫でる
彼の大きな手が友達の頭を撫でる
可愛い彼女が中肉中背の男にしなだれかかる
可愛い彼女が男の首に腕を回す

その姿をみたとき
喉の奥で酸っぱい味がした。

3/10/2025, 12:57:32 AM

あゝ無情

くやしいな
何故他人は成功して
自分だけ失敗するのか

そんなの理由はたった一つで
自分の頑張りが足りなかっただけなのだ

1/31/2025, 8:39:28 AM

ネットリテラシーはむずかしい
本当はYouTubeに掲載されてるMVにこの話をコメントしたかったのだけれど、していいのかわからなかったからここで書かせてほしい

藤井風さんの『罪の香り』を聞いているとき
私の頭にはどうしても『源氏物語』の一節、「藤壺の里下り」がよぎるのだ

藤壺の里下りとは、源氏物語の亡き母にそっくりな女藤壺が、体調を崩して里に降ったところへ、ずっと慕っていた光源氏が訪れるシーンだ。このシーンは源氏物語の中でも強い意味を持つシーンである。なぜなら、この後藤壺は光源氏の子を身籠るからだ。そのせいで、藤壺も光源氏も苛まれていく。

ここと『罪の香り』の歌詞がすごくマッチしているのだ
特に藤壺の心境とリンクしているように感じられる
まだ知らない君はぜひ読んで、聞いてみて欲しい
古文への勉強意欲が高まるかもしれない

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