自分の部屋の隅で「助けて」と呟いた。
返ってきたのは、都会の喧騒。
私の叫びを聞く者はもうこの部屋にいない
ひとりぼっち。
父を嫌いになれたなら。こんなに苦しくないのにな。
昔の美しい思い出が邪魔をする。
父を好きになれたなら。こんなに苦しくないのにな。
この現状が邪魔をする。
ただ、見ていて欲しかったの。
学校に行く私を。
怒る私を。
泣く私を。
喜ぶ私を。
特別なことは望んでないよ。
ただ、家に、いてくれていたら。
話しかけられずとも、私の日々を見ていてくれたら
よかっただけなのに。
4/30/2025, 4:19:04 AM