かっぱえびせん

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11/30/2024, 12:33:18 PM

「泣かないで!」

泣かないでと言われても、
涙が勝手に出てくる。
まるで涙たちが、
「今がチャンス!」とばかりに
全力で舞台に登場するみたい。

「泣かないで!」って、
誰かが心配してくれるけど、
正直、涙もたまには
自分を解放してあげたいんだよね。

だって、泣いた後のスッキリ感って、
まるでお風呂上がりの爽快感。
「よし、もう大丈夫!」って
新しい一歩が踏み出せる気がするから。

泣かないでと言われるたび、
私は思うんだ。
涙が教えてくれるのは、
弱さじゃなくて、
次の強さへの準備だって。

11/29/2024, 4:58:12 PM

「冬のはじまり」

冬のはじまり、
外に出た瞬間、寒さが突き刺さる。
「お、これが冬か!」と思うけれど、
思ったよりも冷たい風にびっくりして、
慌ててコートをしっかり閉めるけれど、
それでも寒さがじわじわと染み込んでくる。
「いや、これ絶対コートの意味ないじゃん!」
とツッコミたくなる自分がいる。

空を見上げると、
雪が舞い始めて、
「雪だ!やった!」と思うけど、
顔に雪がピシャっと当たって、
「うわっ、これ、冷たすぎ!」
でも雪の冷たさすら、少しだけ気持ちよく感じる。

歩きながら、
雪が降り積もる地面を踏みしめる音に、
思わずテンションが上がって、
「うわ、雪って踏むとこんな音するんだ!」
と子どもみたいに感動して、
そのまま無駄に歩く速度が速くなる。

でも、帰る頃には靴の中に雪が入って、
足がビショビショになってることに気づく。
「これが冬の洗礼か…」と、しばらく立ち止まるけれど、
結局そんな自分に笑ってしまう。

家に帰って暖房をつけると、
「温かい!」と感じながらも、
すぐにコタツに吸い込まれて動けなくなる。
それでも、寒さを感じるたびに、
どこかホッとする自分がいるから不思議だ。

冬のはじまりって、
寒さに振り回されるけれど、
その中に意外と心地よさがあったりして、
なんだか好きになってしまう瞬間がある。
あっという間に慣れて、冬が自分のものになっていく。
それが冬の面白さかもしれない。

11/28/2024, 2:51:49 PM

「終わらせないで」

宿題の〆切が今日だと気づいたのは
夜10時、冷めたコーヒーを前にした瞬間だった

終わらせないで、この平和な時間を
そう心で叫びながら、手は無情にも
ノートを開き、鉛筆を走らせる

「この問題、何回見ても初対面じゃん?」
自問自答が深夜の静寂を破り
答えの見えない公式に向かって
根拠のない友情を築き始める

終わらせないで、もう少し夢を見させて
いや、ちょっと待って、本当に夢に逃げたい
だけど明日の先生の視線がちらついて
目覚ましよりも早く、心が覚醒する

そして朝、提出されたプリントには
謎の解答と「すみません」の文字が踊る

終わらせないで?
…いや、もう終わらせてほしい。

11/27/2024, 1:09:58 PM



「愛情」

愛情って、計算できない
だって、あなたを見ただけで
心臓がダンスを始めるんだから
そんなの、どうやったら予測できるの?

たまに、会話が終わらなくなる
「じゃあね!」って言おうとしたら
また何か思いついちゃう
でも、気づけばそれが楽しくて
時間なんて、あっという間に過ぎちゃう

結局、愛情って
理屈じゃなくて、心が跳ねる瞬間
どんなにバカなこと言っても
その時間が、幸せだって思うんだから

11/26/2024, 2:06:58 PM

微熱

胸の奥に灯る小さな熱
冷ますことも、燃やし尽くすこともできずに
曖昧なままで揺れている

風が吹けば消えてしまいそうで
手のひらでそっと守ったけれど
その温度は、痛いくらいに僕を焦がす

言葉にすれば壊れそうで
黙れば溢れそうで
ただ、微熱のままでいる

いつかこの熱が名前を持つ日まで
僕はそっと、この心の中で育てるんだ

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