かっぱえびせん

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微熱

胸の奥に灯る小さな熱
冷ますことも、燃やし尽くすこともできずに
曖昧なままで揺れている

風が吹けば消えてしまいそうで
手のひらでそっと守ったけれど
その温度は、痛いくらいに僕を焦がす

言葉にすれば壊れそうで
黙れば溢れそうで
ただ、微熱のままでいる

いつかこの熱が名前を持つ日まで
僕はそっと、この心の中で育てるんだ

11/26/2024, 2:06:58 PM