かっぱえびせん

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11/25/2024, 12:58:17 PM



太陽の下で

久しぶりに外へ出て、太陽の下に立った。
明るい光が肌に触れる感覚は、
思った以上に心地よかった。

風が吹くたび、木々が揺れ、
その隙間から光がちらちらと動く。
当たり前だと思っていた景色が、
少しだけ特別に見えた。

太陽はいつもそこにある。
でも、それに気づくのは決まって、
少し疲れたときか、立ち止まったときだ。

そんな当たり前の光景が、
ただ少し眩しいだけで、
心が軽くなるのだから不思議だと思った。

11/25/2024, 7:41:44 AM



セーター

おばあちゃんが編んだセーター、
色は少し淡くなって、
でもその温かさは変わらない。
手のひらの記憶が、
今も編み目に残っている。

着るたびに思い出す、
おばあちゃんの優しい声。
「寒くない?」と言って、
手を伸ばしてくれたその手が、
今はもう遠くに感じる。

でもこのセーターがあれば、
少しだけおばあちゃんが近くにいる気がして、
ふと、涙がこぼれそうになるけれど、
それもまた、温かい記憶だから。

11/17/2024, 9:04:22 AM



「はなればなれ」

隣にいたはずの君が
気づけば遠くにいる

同じ空を見ていても
感じる風は違うんだね

話したかった言葉たちは
どこにも届かないまま
静かに消えていった

はなればなれになっても
君のことを思い出す
それが少しだけ
さびしくて、あたたかい

11/12/2024, 1:22:28 PM

「スリル」

風が頬を撫で、足元は不安定な道。
一歩踏み出すたびに心が高鳴る。
目の前の未知が、手を伸ばせば触れる距離にある。
恐怖と期待が交差し、胸の奥で静かな嵐が起こる。

その瞬間、時間が止まる。
足音が響き、鼓動だけが聞こえる。
空気が震え、目の前の世界が鮮やかに色づく。
スリル、それは生きている証。

ひとときの迷いも、全てを忘れさせる。
恐れることなく、ただひたすらに突き進む。
スリルの中で、私は確かに生きている。
それだけで、全てが美しく感じられる。

10/28/2024, 1:52:10 PM



暗がりの中で

静かな闇に身を委ね
浮かぶのは淡い記憶
君と過ごした時間が
小さな灯火のように滲んで消える

触れられぬ距離にあるものを
ただ見つめ続けるだけで
少しずつ色褪せていくのが
こんなにも切ないなんて

遠くで微かに響く足音も
君が去っていく音のようで
振り返れば何もなく
ただ静寂だけが寄り添っていた。

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