欠損品

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1/14/2025, 11:58:36 AM

そっと
私の焼けた首を触って
その貴女の白い手で触って

動脈の音を感じて
私をもっと芯から感じて

ぎゅっと
手は震えている

私を救ってくれる人
今 目の前で涙を流している
声を殺して いつもの癖でそっと泣いている

最期に残した口づけは
貴女の熱い頬と
少し甘い涙


フィクション

1/13/2025, 6:47:38 AM

「あの夢の続きを」

~関係ないお話~

私事ですが昨日私立高校の入試を終えてきました。

素敵なお題なので一時保存し
時間が空き次第書かせていただきます

合否発表までの時間 第一志望校への勉強に励むと共に
全国の受験生に 素敵な春が訪れる事を願っています。

1/11/2025, 11:44:06 AM

貴女の手はいつしか暖かさを失って
それが 酷く私を失墜させた

白い息を浮かびあげることも
ココアを笑顔で その猫舌で飲むことも
暖かい手が私に触れてくれることも
無くなってしまった

私の心臓はこんなに脈を打っているのに
まるで綺麗な置物のように
貴女は動いてくれない

暖房の効いた 暑いくらいに暖かい部屋
窓から見える雪景色と貴女だけが冷えている


フィクション

1/10/2025, 11:19:46 AM

「なんで怒ってるのか分かんないんか?!」
「 、」

椅子を蹴り叫ぶ父 それを止める母
黙りこくった妹
妹の隣で箸を持ち父の言葉に肩を上げる私

さっきまで楽しかったのに
なんでいつもこうなんだろう

妹の涙を 見ないふりをする私が一番 、一番悪い

逃げ出してしまいたい私を救うのは
きっと私しかいない


ノンフィクション

1/7/2025, 10:55:09 AM

向かい風は辛く 追い風は有難いもの
一難去ってまた一難 って言葉が似合うような
私の人生は 向かい風しか吹いてなかった

電車のホーム
きっと皆が指を指している きっと私を酷い目で見ている
酷く強い追い風

倒れてしまいそうなのに
恐怖という向かい風がまだ消えてくれない
この身体はまだ生きたがっているのか まだ ?

生まれ変わったら きっと素敵な人生を歩みたい

来世は こんな私を生かしてくれるような
向かい風となってくれる人が 。


フィクション

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