欠損品

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打ち明ける気などなかった
拒否されるのを理解していたから

君の幸せを壊したくなかった
たった一言で
君の幸せな思い出に一欠片恐怖が残ってしまうなら
僕の心はどうなったっていい

そう誓っていたはずなのに

目が合った気がする
手が触れた
勉強を教えて欲しいと言われた
スポーツが出来ることを褒めたら照れていた
あ 笑顔可愛い

日に日に気持ちは増した
「俺の初対面の時の印象なんだった? 」
「 綺麗な人だなと思った あと友達多そうとか」
「 綺麗 って言われ慣れてないからはず 笑」
「じゃあ今は?」
「 可愛くて好き 」



「なにそれ笑 嬉しい」

期待していいのだろうか
いや きっと意味を履き違えている 君は鈍感だから
きっといつかひそかな想いに気づいて


フィクション

2/20/2025, 11:24:29 AM