N 短編小説書きます

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2/23/2023, 12:53:54 AM

「私には遠い存在」(お題:太陽のような)6枚目

私と違ってあの子は、明るくて友達も多くて優しくて可愛くて勉強も運動もできる。でもその全てに好かれた訳では無い。
ただ、ちょっとしたこと。

私が重い荷物を1人で運んでいた時
「あーもう最悪…自分で運べよ〜、あのくそ教師…」
私はぶつぶつ文句言いながら運んでいた。
その時、
「大丈夫〜?手伝うよ!」
そんな優しくて透き通る声に驚き振り向いた。
私は咄嗟に
「あっ、いえ、大丈夫です!」
「いいの!半分持つよ。」

「…ありがとう」

ただそんなことで一目惚れしてしまった。
その日から目で追うようになった。

いつか叶えばいいな。なんて思ってたけど
私は、同性に恋をしたんだ。叶う率は低いかもしれない。
でも、、私は太陽のような明るいあの子に惹かれたんだ。
あの子のために頑張ってるんだ。

まるで_私がヒマワリであの子が太陽のような関係。
まあ、私があの子を諦める理由ないから叶うまで頑張るつもり

2/21/2023, 2:41:48 PM

「ついてない人生」(お題:0から)5枚目

ゲームだと、自分で納得行かなかったらリセットできる機能がある。それがすごく羨ましく思う。
だって、嫌なことあったらまた最初からに出来るんだよ。
あーー羨ましい!!!と思いながら学校に向かう。

ホームルームが終わり、休み時間
「てか、一限目何?」
そんな男子の声が聞こえた
「テスト返しやん、、」
「うっわ!!ぜってー赤点やん…」
「勉強しとけよwww」
多分私も赤点。と思いながら空を見ていたら
キーンコーンカーンコーン…チャイムが鳴った
「起立、礼、着席」リズムよく挨拶が始まり終わった。
先生は、私達なんて待たずにいきなりテストを返し始めた。
「安藤〜、小栗〜、伊藤…」

「笹原〜」
どきっとし席を立った。
「ありがとうございます…。」
みたくもないさっさと捨てちゃいたいテストの点数をちらっとみた。
14点…。赤点だとは思っていたけど…、なんか悔しい。

先生は全員の名前を呼び終わった。
口開いたと思えば
「30点以下は、放課後居残りなー」
最悪…なんて思いながらテストをしまった。

放課後_
「これで全員か?じゃあ始めるぞー。問一のここから〜…」
あーめんどくさ。そう思っていたらいつの間にか寝てしまっていた。

「ら…!!さ…は…!笹原!!!!」
やばっと緊張が走る。
「何寝てんだよ?」
「すみません、」
「毎回赤点取って、よくそんな態度でいれるな?14点が。親に連絡しとくぞ??」
…は?
周りがざわつく「えっ、俺より低いやん、」「まじ?w」…そんな聞きたくもない声が聞こえてくる。
よく分からない感情になって
「…、先生おかしいよ。赤点とる私もおかしいけど人の点数をばらす先生の方がよっぽどおかしいよ!!!!!」
私が叫ぶと周りがシーンとなった。
「いやいや、毎回赤点とってる上に寝てるお前の方がおかしいだろ!?」
「ねえ、先生向いてないよ?とっとと辞めちまえよ!!あんたに点数つけるなら0点つけるのも勿体ないわ!!!!」
私は、そう言って教室を飛び出した。後ろからあいつの声が聞こえる。
耐えきれなかった。私の人生めちゃくちゃだよ、
「きっと家に帰ると怒られるんだろうな、」そう呟きながら海に向かった。

赤く燃える夕日が海に反射してとても綺麗だった。なによりも。
砂浜に座った。そうして息を殺して泣いた。
「リセット…したい…」そう言うと誰かの声が聞こえた。

「先客?あたしの他にいるとは!」明るく優しい声
「…。」
「なに、どうしたの?」
「大丈夫です、」
優しい声が私の心を少し癒してくれた。
「話してみて。」
感情に任せ私は一連の事を話した。そして最後には、
「人生リセットしたい、」
少し間が開いた
「酷い先生だね、でもよく言い返せたじゃん!偉い!!」
その言葉が私を包み込んだ。
「でもなんであなたはここにいるの?」
「うーん、まあ私もリセット、、0から始めたくなってね!w」
少し考えた。
「じゃあ、一緒にやり直そうよ、もういいでしょこんな世界」
相手は驚いたような顔をしていた。
きっと否定されると思ったが相手の答えは

「いいよ。1人じゃ怖かったし、全部リセットしちゃお!!」
そう明るく答えた。

そうして私たち2人は、真っ赤に燃える夕日を追いかけに前に進んで行った。

2/10/2023, 4:19:36 PM

「普通なんてないから」(お題:誰もがみんな)3枚目

この世界には多種多様な人物がたくさんいる。そして、この世に「普通」という言葉は合わないはずだ。
全員が全員異性が好き、白人、天才、男or女…と思ってはいけない。だからこの世界は生きにくいと思われるんだ。
みんながそうなら合わせないとなんて思わなくていい。
自分なりの生き方をするのがこの世界を生き抜く方法の一つだ。
ひとつ覚えていて欲しい。誰もがみんな自分、あの人と同じだとは思わないで欲しい、

2/3/2023, 12:52:52 PM

「これからもずっと一緒にいたいのに」ファンタジー(お題:1000年先も)フィクション 2枚目
このよく分からない世界が怖い。みんな、なんで戦えるの。

「早く逃げて!!!」
そんな叫び声が聞こえ私は、我に返った。
違う、戦わないと生きれない。だから戦うんだ。
今日は、長期戦になるな、、と感じた。だから私は一旦基地に戻った。

ん?誰か話してる…。私は隠れた。
「隊長、今回久しぶりに長期戦になりそうです。」
「…そうか。」
隊長と…誰だ?
「魔術師にも限りがあります。早めの判断が必要だと、」
「分かっておる…。では、弱いやつ、強いやつを交互に出して行け。」
「はっ。」

…交互に出してももっと長続きするんじゃないの?相手だってきっと同じ作戦よ、、

「ん…?誰あなた。」
やばい。と緊張が走った。
「光術師の弟子2番の…」
「あれ?あなたさっきど真ん中でぼーっとしてた…人?」
「あ、助けてくれた人ですか…?」
「なーんだ!てっきりスバイかと思った〜!」
すっごい明るい人だ。素敵だな
「あの、さっきは、ありがとうございました!」
「ううんいいの。ていうか、あなたの師匠は?」
「分かりません。きっとまだどこかで戦ってます。」
「でも、他のところみんな途中報告に来てるけど、光術師、岩術師だけ来てないの。もしかしたら、」
「大丈夫…だと、」
「…。そうよね。ならあなた今だけ私のところに来ない?」
「へっ?」
「私魔術師の師匠やらせてもらってるけどみんなもうだめだから、、良ければって感じ」
「ぜ、是非!!」
師匠を裏切るような形には、なってしまったけどこれが正解だと思う。
こんな世界で一人で生きるなんて無理だから。苦しいけど。


そこから私は、この人のところに付いた。
苦しい戦いが続いた。何度も危ない目にあった。
もう少しで終戦…という所で思いがけないことが起こった。

「師匠!!!師匠!!!」
私は泣きそうになった。
「あ、、私…?もうだめなのかな。」
やだ。そんなの辛いよ。
「だめです…よ!置いてかないで、、」
震える声で訴えた
「…仕方ない。私は自分の役割を終えた。」
何言ってんの、、何諦めてんの、、
「やだ!やだ!!!!」
「…。ありがとう。」
なんで…心が潰された。

もし、こんな世界じゃなければ、、私は、もっとこの人と一緒に生きられたのかな。
辛いよそんなこと。この世界が憎い。そんなことを思うことしか出来なかった。
「ねぇ、また来世でも会えるのかな、」
ぽつりと呟いた。
師匠は、優しく微笑んで
「もちろん。迎えに行くからお前は自分のやるべきことやってきてからこっちに来い」
「また、幸せな時に、この世界に生まれようよ。1000年後に、」

大丈夫、来世では師匠と一緒にいるんだ。
来世、、1000年後は、幸せに生きて師匠と生きれますように。

それだけを願って私は戦い続けた。

2/2/2023, 1:33:50 PM

「私のことを忘れようとしないで」恋愛(お題:勿忘草)フィクション。1枚目

あぁ…ダメだったんだ。約2年続いた私の恋が今日、今終わった。

「えっと。ずっと好きでした。付き合ってください!」
そんな私の勇気を振り切って
「ごめんなさい。他に好きな人がいるので」

何かに刺されたように心が痛い。苦しい。
こんな事になるなら告白なんて…しなければ良かった。と深く後悔した。
明日からどう接すればいいの。広められてたらどうしよう。なんて自分を追い込む。

朝だ…。鳥のさえずりが聞こえる。
少しぼーっとしていた。気づくと5分は経過していた。
いつもより時間が経つのが早く感じる。いつまでもこのままではいられない重い身体をゆっくりと起き上がらせる。

リビングに来るとみんな起きていた。
「おはよう。ご飯できてるわよ」
聞き慣れてる声だ。落ち着く
「うん…。いただきます」
そう言って箸をとる。サラダを1口、口に入れた。あぁー、美味しい。
それから、無心で学校の支度を始めた

あ、もう登校しないと遅刻しちゃう。頭の中が空っぽだったのにそれだけが思い浮かんだ。
「行ってきます。」
靴を履いていると
「おねーちゃん!行ってらっしゃい!!」
癒される可愛い。
「うん。じゃあね」
できるだけ元気な声で応えた。そうしてドアを開ける

冬だけど今日は少し暖かい。息を吐く度白い息が出てくる。
やだ。やだ行きたくない。この息のように昨日の記憶を消しててくれないかな。消せないかな。そんな気持ちで溢れる。

遂に着いてしまった。寒くて手が震えているのか怖いのか。分からなかった。
教室のドアをゆっくり開ける。できるだけ目立たないように静かに。
自分に何度も大丈夫。大丈夫と言う。
目を教室の方に向けた。
…あれ。意外と普通?目であの人を探した。
…いた。普通に話してる。

なんだが迷ってた自分がバカみたいに思えてきた。
自分の席に座り、スマホを取り出そうとする。…あれ

てか、私のこと忘れてる、?

なんだろう。全くこっちも見てくれないし。嫌なのかな。…ちょっと苦しい。あんな来たくなかったのに。少し寂しい、
そんなことを感じながらもインスタを開く。このクラスでインスタをしてる人とはみんな相互。もちろんあの人も。

(ん?あの人のストーリー上がってる)
それを見た瞬間。息を飲んだ。動けなかった。

だって… 彼女できた って。嘘だ、だって昨日、、と考えても考えてもぐちゃぐちゃになるだけだった。
涙が勝手に溢れてくる。心が潰されて苦しい。
苦しいけど、、でも、もういい。素直に祝わないと、そうだ。帰りにあの花を買って渡そう。

放課後だ。足速に花屋に向かう。
近くにあった気がする。曖昧な記憶のまま歩く。
…ここだ!!

目的のものは、白の勿忘草。花言葉が、私を忘れないで。

ちょっと重いけどいいんだ。これで、私のことを忘れないでくれたら。私が勇気を出したことを、
それをかき消すように彼女できた報告。腹が立つ。
とりあえず私は2輪買った。…よく分からないけど緊張の糸がほぐれた。

私は歩き出す。これで上手く恋が終われる。
誰かに忘れられた時、私は私を消してしまうことが怖いから。お願いだから。
私を記憶の中に居させてよ。

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