しぐれ

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12/17/2022, 6:23:41 PM

「とりとめもない話」

一人語りをしましょうか。
私の愚痴を読んでくれますか。

私は1人で溜め込んでしまいがちで、
いつも何かしら悩んでいます。

誰にも相談できなくて、誰も気づいてくれなくて
いつも孤独と戦っています。

いつも1人、心の中は冷えきって、未来は霞んで。

少しづつ、自分の何かが壊れていくよう。

あそこに行く度、自分の嫌いな所が浮きだって、傷つけられ。笑われる。

あそこに通う度、思う。

私は何のためにこんな思いをしているのだろう。

私はなにゆえ傷つけられるのだろう。

私はなぜ笑われるのだろう。

私はなぜ避けられるのだろう。

何もしてないのに、何も言ってないのに。

ただそこにいるだけなのに。

ただ友達がほしいだけなのに。

ただ普通になりたいだけなのに。

どうして私はこうなってしまったのでしょう。

私は自分自身が醜い。嫌い。

自分だけは好きになれない。

皆に忌み嫌われる私が、避けられる私が、
笑われ、蔑まれ、見捨てられる私が嫌いです。

何を頑張っても変われない。
何をしても変わらない。

何かを求めても返ってこない。
それならもう何も望まない。

何も成し遂げられず、努力も虚しく、
今、何処を歩いているかも分からない。
何処に向かっているのかも。

開いている鳥籠から出られない弱った小鳥。

助かる道があっても、レールから外れるのが怖い

だから今はただ朽ちゆくを待つのみなのです。


きっと、これも他人にとっては、
とりとめのない話の1つですよね。

片手間に読む、他人不幸な話の1つ。
もう、それでもいいんです。
誰かに知って欲しい、その我儘が叶ったなら。

12/16/2022, 9:15:57 AM

「雪を待つ」

真っ白い雪が何もかも覆い隠す

沢山の色は1色に、鮮やかな色はモノトーンに。

暖色は寒色に。

気温も色までも寒さを感じる。

寂しさも混じった、切ない色。

雪は全てを隠してしまいそうな気がする。

何もかも見えなくなって、何もかも消えてしまいそうな。

それが悲しくて、切なくて。

それなのに、そう思うのに。

どこかで自分も雪を望んでいる。

自分も雪に溶け込んでしまいたくなる。

覆い隠して、消して、溶かして。

何もかも白紙にして欲しくて、けれど雪を待つ私の顔は
涙で濡れていた。

12/14/2022, 4:14:49 PM

「イルミネーション」

静寂と漆黒に包まれる夜に輝く光は一層際立って見えるものだ。

それがあまたの灯火ともなれば、美しくないはずがない。

灯火があるだけで、暗闇は美しく輝く。

自然から発せられる光とはまた別の美しさを持っているそれらは、色鮮やかに暗闇を彩る。

闇夜に輝く光は夜の美しさを語ってくれているよう

暗闇だからこそ、目に留まり、心を魅了する美しさを出せるのだ。

光は希望を連想させる。
あまたの光は、あまたの希望。
あまたの希望は、勇気を与え、心を暖める。
光にはその力がある。そう、思う。

闇もまた、光を際立たせる為になくてはならない存在である。

闇があるから、光を美しいと、暖かいと、貴重だと想えるのだ。

闇ありて光輝く。

12/14/2022, 9:18:11 AM

「愛を注いで」

濁ったガラス瓶に甘いカクテルが注がれると
たちまち色は澄んでいき、ピンクやオレンジといった暖色に染まっていく。

注がれた液体は特別なものだった。
通常、新たな色が増える度、色は混ざり濁っていく。
瓶の液体は常に色々な色の様々な液体が注がれている。
それは留まることを知らない。
沢山の液体が注がれれば注がれるほどいろは混じり、瓶は汚れていく。

しかし、それもあのカクテルが注がれるだけで
汚れは落ち、瓶は暖かな色に染まっていく。

それは、そのカクテルだけが持つ特別な力である。
そのカクテルはお金で買うことができない。
手に入れることが難しい貴重なカクテル。

そのカクテルは贈られる人の為に1から作られるオーダーメイド品である。
味も色味も毎回変わるオリジナルで、そのカクテルには送る人の心が入っている。
それは他の誰にでもないその人の為のカクテル。

そのカクテルの名は、「愛のカクテル」

12/6/2022, 5:29:04 PM

「逆さま」

どんなに精巧な機械も

正常に機能しないこともある

異常をきたすことも、故障することだってありうる。

完璧なんて、絶対なんて、この世に存在しないのではないか。そんな気さえしてくる。

当たり前と思っていることも、日常だと思っていることも大きな勘違いで、機械でいうところの歯車が1つ狂えば、全てに異常をきたす。

一つ一つの歯車が正常に作動しているからこそ
当たり前を実現できている

歯車にも寿命がある。
寿命が近づくにつれ、少しづつ錆び、壊れていく。
人の寿命もまた等しく。としを重ねるにつれ身体機能の低下、物忘れなどの症状が出てくる。
そしてやがては命が散ってしまう。

しかし、それは平等に訪れるものでは無い。
個人差があり、早く来る人もいれば遅く来る人もいる。
中には親より先にその命を散らしてしまう人もいる。
機械も同じように、古い歯車より先に新しい歯車が壊れてしまうこともある。

そう、この世の中は当たり前で、正常に動いているように見えて、狂っている。
所々、逆さまなのだ。
正確に見えて所々、狂っている。狂っているからこそ全体のバランスが取れているようにも思えた。
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補足
(逆さま→正常に動いていないという意味
また逆さまには親より先に子がなくなってしまうという意味も含まれているそうです)

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