小鳥遊 桜

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1/1/2023, 6:03:44 PM

【新年】

あけましておめでとうございます。

初日の出見れましたか?
私の地域は残念ながら曇りで見れませんでした。
テレビやSNSで綺麗な初日の出が流れてて羨ましいと思いましたね…。

年賀状は、恩師に毎年書いてます。
中学生の頃、家庭環境最悪で苦しくて消えてしまいたいと思っていた時に、音楽の楽しさ、先生との雑談や楽器演奏の間だけでも家庭のことを全部忘れさせてくれた…本当に本当に優しい先生です。
コンクール近くなるとスパルタになりますけど、それでも、優しい先生です。
もう一度会いたいけど、今は難しいですね。
色々と落ち着いたら…会いたいです。


まあ、色々と書きましたけど
誤字、脱字などお見苦しい文章だらけですが、
今年もよろしくお願いします。

12/31/2022, 12:39:41 PM

【良いお年を】

皆さん、今年は色んなことがあったと思います。


悲しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと
沢山の嫌な思い出が沢山あって、思い出すだけで逃げ出したくなる時もあったり、泣きそうになることもあるかもしれないです。

でも、苦しかっただけではないと思います。

小さなことでもいいので、楽しかったこと、嬉しいこと、幸せだったこと思い出してみてください。
私は、道路に咲いてた花が綺麗だったこと、夕日の空が綺麗だったこと、ご飯が美味しかったこと、ペットがキュキュって寝言を言ってたことなどを思い出しました。

その小さな幸せが、花びらのように1枚1枚がヒラヒラと心の中に落ちてゆき、幸せな記憶でいっぱいになると思います。
ヒラヒラと落ちてゆくので、とても時間がかかると思います。
でも、ゆっくりと慌てないで。
のんびりと待ってみてください。

その小さな幸せな思い出たちが、あなたを優しい気持ちにしてくれるはずなので。


来年も、沢山の嫌なこと、逃げ出したいことがあると思います。
でも、助けてくれる人は近くにいますよ。

あなたは一人ぼっちではないですよ。

12/30/2022, 1:36:33 PM

【1年間を振り返る】

こんばんは。

小鳥遊 桜 です。

お題を出された時
小説を書こうか、詩みたいなものを書こうかと悩んでいました。

ですが、せっかくなので自己紹介と私の1年間を振り返ることにします。


名前の由来
小鳥遊は、怖い鷹がいないから小鳥が遊べるという意味です。
私の中で
怖いもの=身内、知り合い。
だから、いつかは、知り合いが誰も居ない場所でゆっくりと過ごしていきたくて、この名前をつけました。


小説のこと
私は、幼い頃から文章を書くことが苦手です。
学生の頃は、作文の提出ギリギリで、いつも最後の方で提出してました。
でも、ノンフィクションを書くことはできます。
そこに少しだけ、フィクションを混ぜて書いてます。
【変わらないものはない】【手ぶくろ】は、ノンフィクションです。


さて、そろそろ今回のお題を書いていきますね。
私の1年は、本当に本当に最悪な1年でした。

親友だと思っていた人は、私が頭悪いからと会えない時は毎日毎日メッセージで馬鹿にしてきて、会って遊ぶ時はずっとスマホいじって口を開いたと思ったら「あ、ちょっと彼氏の所に行ってくるわぁ。桜、ここで待ってて〜。」と言って約1時間帰って来ない…なんてこともありましたね。(あの時帰れば良かった。)
そういうことがあって、元々人間不信だったのが悪化しました。精神病悪化ですね。
その子は、福祉系のお仕事してる子なんですけど…「精神科で働きたい!」って言った時は『は?』って声出ました。
本人、目の前いなくて良かった。
まあ、その親友(仮)とはこちらから縁を切りました。
それが1月2月頃??の話です。(なんかグチグチとSNSで言ってましたがスルーします。)

その後は、春は祖母の体調悪化、夏は家の屋根裏に大きめの蜂の巣が出来てること、精神病の症状悪化などなど。
厄年ではないのに、悪いことが沢山ありました。

来年こそ、本当に、何か小さいことでもいいので…いい年になってほしいですね。


皆さんは、どのような一年になりましたか?
皆さんの来年が、私よりも沢山の素敵な事があって、幸せな1年になりますように。

12/29/2022, 12:01:18 PM

【みかん】


幼い頃から、祖父母の家に行くことが嫌だった。

家が近くにあることも嫌だった。
何かあると、理由も聞かずにすぐ怒ってくることが嫌だった。
すぐ「あれをしなさい。」「これからはこういう事をしないとダメだ。」って言ってくることも嫌だった。
面倒くさくて、お節介で、本当に嫌だった。

ある日突然電話がきた。
「ご近所さんから、みかんを沢山貰ったから帰ってきて持って帰ってほしい。」
私は、また何か言いたくてそう言ってるだけだと思いながら、身支度をして少し大きめの鞄を持って、祖父母の家に行った。
早く帰ろう。そう思いながら。

祖父母の家に着くと、祖母が出てきた。
『おじいちゃんは?』
「いつもの居間にいるよ。おいで。」
と言って奥の方へと行った。


祖父は、こたつに入っていた。
私も、寒かったからこたつに入った。
『はい。みかん。あんたは小さい頃みかん好きだったよね。手が黄色くなるまで沢山食べてたよね。』
と言ってみかんが沢山入った箱を持ってきた。
知らないよ。そんなこと。
そう思いながら、みかんを鞄に入れようとした時、
『最近、家に来ないよな…色々と言い過ぎたかもしれん。本当に、すまなかった。』
祖父が、私に謝ってきた。
祖父の顔は、私が今まで見たことがないぐらい真剣な顔をしていた。
祖母の顔をちらりと見ると、申し訳なさそうな顔していた。

私は、どうしたらいいのか分からなくなった。
ただただ、私のわがままで祖父母の家に行きたくなかっただけなのに。
祖父母は、こんなにも悲しい気持ちでいたなんて…知らなかった。
「確かに色々言われて嫌だったけどね。来れなかったのは、最近忙しかっただけだから。そんなに謝らないで。」
これが私の言えることだった。これしか、なかった。
『みかん、食べましょう。』
祖母がみかんを全員に配った。
私も祖父もみかんを剥いて食べた。
少しだけ酸っぱいけれど、美味しいみかんだった。

12/28/2022, 11:11:52 AM

【冬休み】

目の前には、小さな子どもが1人。
神社の階段にランドセルを置いて、座っていた。
多分、小学生の高学年。
泣くこともなく、笑うこともなく、ただただ無表情な顔をしていた。

心配になって、声をかけてみることにした。
子どもは、少し驚いた顔をしたがすぐ無表情になった。
「なんですか?」
話題を決めてなかった私は、慌てて
『そういえば、もうすぐ冬休みだね。』
と変な人扱いされてもおかしくない会話をした。

少し経った後、子どもは、ぽつりと
「私ね。離婚してる父親の所に弟たちと行くの。」
子どもたちだけで、父親の所に行くのか…?と思いながら
『そうなんだね。君は、お父さん好き?』
「わかんない。」
ちょっとだけ、思ったことを聞いてみることにする。
『お母さんと弟さんたちと君とで行くのかな?』
「お母さんは、行かないよ。お母さんは、私たちが嫌いだから…自分が遊びたいから、冬休み中、私たちを遠い所に住んでいるお父さんの所に行かせるの。」

私は、驚いた。
こんなに小さい子どもが、こんな感情をずっと抱えて生きていることに。
何か、この子に、私が出来ることは無いかと思っていた時。

「だからね。」
子どもは、続けて言った。
「私、お父さんにお母さんの事、相談してみる。何してくれるのかわかんないし、大人は皆面倒くさがりなの…知ってるけど。」
『そう、なんだね。』
やっぱり、この子はすごい子だなって思った。
先のこと、周りの環境、大人の事…全てわかってる感じがした。

「お姉さん、聞いてくれてありがとう。最初は、防犯ブザー鳴らそうと思ったけど、私の悩みを最後まで聞いてくれてありがとう。私、ちゃんとお父さんに相談してみる。」
そう言って、初めて笑ってくれた。


その後、その子と別れた。
小さな背中にランドセルを背負って、ゆっくりと歩いて帰る姿を見えなくなるまで見送った。

あれから約20年。
冬休み前のランドセル姿の子どもたちを見つけると、このことを思い出す。
あの子は今どこで何をしていて、父親の所に行ったあとどうなったのか…色んな事を思いながら、今日もあの子が幸せに生活できている事を願っています。

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