叶わぬ夢
もし、願いが叶うのなら、私はきみに会いたい。
自分自身に気づかないふりをしていた。
好きという感情が分からなかったから。
なんて思われているのか怖かった。
あの日、あの時、きみが思いを伝えにきてくれて、私も同じ感情だからとても温かい気持ちになった。
いや、気持ちだけではなく実際きみの暖かさに包まれていて、なんて心地がいいのだろうって、ずっとこのままでよかったのにって思った。
きみとこの先どんな困難が待ち受けてもそれを受け入れる覚悟ができていたんだ。
でもきみを失う覚悟は持ち合わせていなかったみたい。
君を探して
一日中、あなたの事を考えて、また日が沈む。
そして、日が昇る。
どうしたら会えるのだろうか。なんてそんなことばかり考えてしまう。
私があなたの瞳にいることさえも、もうできないというのに。
あなたとの過ごした時間はどれだけ心地が良かったのだと、、
今になってわかった。
時間は巻き戻せないし、勝手に、嫌でも進んでいく。
あなたは「幸せになって」といった。
そして、長く、終わりのない旅に出た。
私にとっての幸せは、
いい家に住むとか美味しいものを食べるとかそんな事じゃなくて。ただ、あなたがいること。それだけで幸せ。
一緒に人生を歩みたかった。歳を重ねて。
でも、あなたを探すのはまたあとで。
あなたが隣にいないとしても、幸せな人生を送ってみることにした。
そして、私が長くて先が見えない旅に出て、またあなたと巡り会えた時。
今度は一緒に歩いていこう。
終わり、また始まる、
命は限りがある。永遠に続かないし、蘇ることもない。
そのようなことは頭で理解できるけど、正直まだ心が追いつかない。
あなたと出会い、私は 愛 を知った。愛することも。
それは限りがある人生だからこそだと思う。
でも、忘れることはないよ。
だって、これからもあなたは私の中で生き続けていくのだから。
毎日が新しい日々。
そして今日もまた1日が始まる。
この気持ちに言葉なんかいらない、
ただ、あなたと共に生きていたいと感じただけ