Jammin'

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1/13/2025, 3:38:42 PM

「何きーてんの?」

 ソファーにちょこんと座る彼女の腿の上にはスマホ。スマホからは有線イヤホンが伸び、彼女の両耳に刺さっている。有無を言わさずに左側に座り、エルと表示のある方のイヤホンを自身の耳にさした。

「DAYBREAK FRONTLINE」
「…夜明けの最前線、か」

軽快なテンポ、機械的な声。未来に希望を見出せそうな、彼女らしいのに全く彼女に似合わない。なんとなく、そう思った。

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参考/作業用BGM
 『DAYBREAK FRONTLINE』
 Orangestar 様 feat.IA

1/12/2025, 3:31:21 PM

 昔はよく悪夢を見た。過去形だ。

 一口に悪夢といっても様々だろうが、私の場合は人に殺されることを指す。刃物で刺されたり、銃で撃たれたり、食べたものに毒が入っていたり。思い返してみて自分自身でも思うが、悲劇のヒロインもいいところで辟易する。だが、実際に見るのだ。仕方ない。そして言っておくが、あくまで私は一般市民だ。

 最初は殺されなかった。閉鎖的空間で、追いかけ回されるだけ。それでも起きた時には脂汗をかいていた。それがいつからか殺される夢に変わっていった。毎度毎度、死んだ瞬間に目覚めるから後味が悪い。

 それが、ゆりと暮らすようになってからパタリと見なくなった。そして今日、なぜかまた撃たれた。だが、その瞬間に現実に戻ることは叶わなかった。

 あの夢の続き、もはや灼けているのように痛む傷口。こみ上げてくる鉄の匂いと味。徐々に白くなる視界。そんな中見えたのは──

 魘されている私に気づいてゆすり起こす、ゆりの心配に歪む顔。

1/11/2025, 3:19:48 PM

 連日の冷え込みに耐えかね、我らが城にも布団乾燥機を買った。経済面を考え一台だけだが。

「これ、買ったはいいけど…どっちが先使う?」
「先使っていいよ。私別に寒くないし」

 露骨、とまでいかずとも隣の彼女は不機嫌そうな顔をした気がした。機嫌取りが先か?これは。

「一緒に寝るー?」

 純度百パーセントの冗談、のつもりだった。

「もちろん」

 まじかよ。

────

「狭くない?」
「まぁまぁ、気にせず」

 成人女性二人だが、一人は相当小柄なためそこまで圧迫感はない。数分もしないうちに、規則正しい寝息が聞こえる。

「ぉかー、さん…」
「…あったかいねぇ」

 多少の苦笑と心地よさ。

1/10/2025, 5:20:43 PM

 未来という言葉が嫌いだ。
 卒業文集で学年全員将来の夢について語ったのに、自分だけ過去を振り返るくらいには。

 ようは、うじうじしている自分が好きなのである。明るい陽の光を浴び、素敵な未来を歩む…なんて妄想は必要ないんだ。私にとって。

 卒業文集のテーマがただ一人だけ違った。書いたのは今では生活を共にする想い人だった。

1/9/2025, 3:25:43 PM

(筆者睡眠不足深刻。頭脳無廻転。良案非思案。本日小説停止。明日再投稿。大変土下座。)

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