『特別な存在』
心温まる物語。
僕は目が見えない。
視覚障害者だ。
でも、僕の家に盲導犬がやって来てから、人生が変わった。
最初は怖かった。
目が見えないから、どんな犬なのか分からないし、どんな動きをするのかも分からない。
でも一人でいるときよりは、マシだった。
僕は、盲導犬に名前をつけた。
『ボス』。
僕を引っ張ってくれるから、ボスにした。
僕とボスは、毎日楽しく歩いた。
どんなルートを歩いているかは、分からないけど安心して歩けた。
ボスは、大切な存在。特別な存在。
『バカみたい』
そんな事言わないで、あなたはそんなことないよ。って、言ってほしいよね。
私は、百人一首が好き。クイーンを目指してるの。
私のあだ名は千早。
ところで千早って、知ってる?
ちはやふるの主人公。
私の大好きなキャラクター。
そんなあだ名をつけてもらって、嬉しい気もするけど、少しプレッシャーも感じる。
私の小学校には、百人一首大会がある。
その時『お前は千早だろ。絶対負けんなよ。』と、謎のプレッシャーをかけられる時があるから…。
私には、百人一首のライバルがいた。
その子の名前はもみじ。
もみじちゃんも、クイーンを目指している。
そんな私に、ドキドキする対決が始まる。
小学校の百人一首大会で、対戦することになった。
私は、少し緊張していたけど、もみじちゃんはリラックスしているように見えた。
「…勝てるかな。」
結果、負けた。
しかも、札をほぼほぼ取られた。
『フッ、千早もこんなもんやったんか。楽しくなかったなぁ。もっとレベルアップせんと、私には勝てへんで。』
もみじちゃんはそう言った。
「…もみじちゃん、楽しくなかったんだ…。
今年最後の百人一首大会なのに。」
そう。もみじちゃんは違う中学校に行くから、もう会えない。
だから、最後の百人一首大会は楽しく終わりたかった。
『千早、ほなまたね。いつかどっかで会えたらええけど。』もみじちゃんはそう言うと歩き出した。
私に背を向けて。
「ま、待って!!もみじちゃん。」
『なんや?』もみじちゃんはふりかえった。
「…また、百人一首一緒にしようね。」
もみじちゃんは笑った。『クイーン戦で待っとる。早よあがってこい。』
そして建物の中に消えていった。
時は流れ、高校生になった。
あれから、もみじちゃんとは会えていない。
でも今日、会える。
だって、クイーン戦に出るから!!!
もみじちゃん、どんな反応するかな?
「もみじちゃん、どこにいるかな?」
『あんた、千早か?』もみじちゃんだ!
「もみじちゃん!!やっぱりいた!やっと会えたね。」
今日は、何故か勝てる気がした。
でもダメだった。
「…負けた。」
『千早、前と変わっとらんな。』
もみじちゃんは、一言だけ言って帰っていった。
私、バカみたい。
もみじちゃんに勝てる気がしたなんて。
百年早いよ。
もみじちゃんの、クセが強い京都弁が頭の中で繰り返し流された。
『二人ぼっち』
それは、二人だけでいることだと、私は考える―――
私、いつも一人でいるの。
少し寂しいけど、大丈夫。
私には強い味方がいるから!!
それは、ハムスターのぬいぐるみ。
ハムスターのぬいぐるみは、とてもふわふわで目がくりくりしてる。
しかも手のひらサイズでサイコーに可愛い。
その子の名前はクリン!!
小さい時にテキトーに決めた名前だから、深い意味はないけど、私は気に入っている。
ゲームセンターでゲットした。
そんなある日、クリンが消えた。
一人でどこかに行くなんてことはありえないから、私がどこかへやったのだろうと、家族は言う。
でも、家の中を一日中探したけどいなかった。
そんなのありえない。だって、外には持っていかないから、おかしい。
でも一応、外も探してみた。
「いない。どうしよう…。」私は涙を流してしまった。
『あれ、石森さん?どうしたの?』え?山田君…。
ヤバい、泣いてるところ見られたくない!!
私は急いで涙をふいた。
「あ、山田君。実は――」
私は山田君に事情を伝えた。
『そうなんだ。俺も手伝うよ。』
そう言って山田君は手伝ってくれた。
『…結局見つからなかったね。』
「何か、ごめんね。」私は謝った。
『い、いや別に良いって。』
山田君は言った。
「…今日は、ありがとう。もう、帰っていいよ。家はどこなの?この辺?」
私は帰り道を歩きながら言った。
『俺、い、家がないんだ。』
「え…うそ。ごめん。」
『あ、別にいいんだ。』
私は、少し考えてから言った。「私の家に来て。」
今、山田君が私の部屋にいる。
今までは普通のクラスメイトだと思っていた。
でもいまの私は、違う目で彼を見ていた。
好きになったかも…。
今私は、一人ぼっちじゃない。
二人ぼっち
『夢が醒める前に』
今日は、この物語を完成させるのに少し時間がかかったよ。
是非見てほしい!!
私は、街を歩いていた。
普通に、ごく普通に…。
でも違った―――。
友達と歩いていると、目の前に見覚えのある女の人が立っていた。
髪の毛は短くて、長いスカート。服は白色…。
「…お母さん?」
そう、私のお母さんだった。
6年前に亡くなったはずの…。
『み、みか?』
隣に立っていた友達が、私に声をかけた。
横を見ると、友達の左腕が消えかけていた。
「うそ。なんで消えてるの?待って、私をおいて行かないで!!!」
この友達は、私の唯一の親友だった。
お母さんを亡くして希望を失ったお父さんは、山奥で行方不明になり、家族として一緒に暮らしてくれたのはこの、今消えかけている親友だった。
「いや、いや、消えないで!!」
『みか、お母さんが目の前にいるんだから、これからはお母さんといっしょに暮らして。幸せにね。』
親友はそう言うと、姿を消した。
『みか。久しぶりね。元気だった?』
お母さんが私の肩に手をかけて言った。
「元気、だけど?みかがいなくなった…。私の唯一の希望だったのに…。」
『私がいるでしょ、みか。ほら、家に帰りましょ。』
私は、お母さんに手を引っ張られた。
「…なんでいきなり消えたりするの?おかしいよ…。」
お母さんに手を引っ張られている私は、まわりを見た。それでやっと頭が追いついてきた。
ここは、現実の世界じゃなかったのだ。
ここは、夢の世界!!!
つまりホントは、親友は消えていないってこと!!!
それならしっかりと、現実では会えないお母さんに伝えたかったことを言おう。
夢が醒める前に…。
『胸が高鳴る』
そんなストーリーを今日は書いてみたよ。
気になる人は、ぜひ見てね。
あなたの胸が高鳴る時を想像しながら…。
高校1年生の私には気になる人がいた。
その男の子、A君は人気者だった。
私のクラスにも、隣のクラスにも。
私とは真逆の性格。
どうすれば人気者になれるのか教えて欲しいくらい。
そんなある日、私の下駄箱に封筒が入っていた。
どうせ誰かのイタズラだろうと思っていた。
私は教室に入ると、誰にもバレないように手紙を見た。
私は手紙に書いてある内容に自分の目を疑った。
手紙にはこう書いてあった。
『○○さんへ
いきなり下駄箱に手紙を入れてごめんなさい。
どうしても手紙で伝えたかったんです。
今日の放課後、屋上に来てくれませんか?
言いたいことがあります。
ここではあえて名前を言いません。』
え…。これって、少女マンガとかで告白するシーンに使うやつじゃないの?
私はそう思いながら、放課後に屋上へ向かった。
今の私の気持ちを短い言葉で説明するとしたら、胸が高鳴っている、としか他に言いようがない。
私は、屋上のドアを開けた。
そこに立っていたのは、A君だった!!
『あ!○○さん!!
急に呼び出してごめんね。
でも…。
ぼ、僕言いたいことがあるんだ。
き、聞いてくれる?』
私は答えた。「もちろん。」A君も緊張していたが、私もものすごく緊張していた。
『ふぅ…。
ぼ、僕…』
ここからはあなたが想像してみてください。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかは、あなた次第です。
胸が高鳴るって、素敵ですよね。