NoName

Open App
9/18/2025, 11:17:41 AM

もしも世界が終わるなら

 自分は良くも悪くもいつも通りの日常過ごすのだろう。
いつも通り仕事をして、同僚と話して帰る。

だってどうにもできないから。
滅亡の預言があっても滅ぶ日は家族とペットと過ごす。
明日が来ても来なくても
いつも通りご飯を家族と一緒に食べて、談笑する。

それが自分にとって、とても幸せだから。































人前じゃなければ、嫌ー無理ー怖いーって叫んでるかも?

9/18/2025, 4:49:51 AM

靴紐

幼い頃結ぶのが苦手だった。
気づけば自然に結べるようになっていた。

できなかった時はあんなに悔しかったのに。
できた時のことは全く覚えてない。
慣れとは不思議なものだな。

今日も靴紐を結ぶ、しっかりと蝶結ぶ。

人生はできないことだって気づくと
自然とできるようになることはあるものだ。

9/16/2025, 3:11:05 PM

答えは、まだ

いつも文章考える時、これでいいかな?
読む人に伝わりやすい?面白い?読みやすい?
そんなこと考える。
色んな人の小説を読むたび、自分の文章力、表現力の無さが分かっていく。

小説の答えがあるなら、喉から手が出る程に欲しい。
私にはまだ小説の「答え」が分からない。
何を書けばいいのか、何を書きたいのか分からない。

9/15/2025, 12:22:40 PM

センチメンタル・ジャーニー

 ある日突然不老不死になった。
別に望んでなったわけじゃない。
気づいたら自然にそうなっていた。

 違和感に気づいたのは何も自分は変わらなかったのだ。
周りは歳を重ねていく。
それからだ、当てもなく根無し草になった。
暫くは街に居着く、そしてその街で暮らす。
しかし誰かと仲良くなっても違和感を持たれる前に去る。

 そんな生活を続けて何年が経っただろう?
恐らく自分の親類は亡くなったのだと思う。
親しい人の連絡は断ち切った。
こんな姿の変わらない化け物なんて忘れてほしい。

 自分がこの世に生を享けてから百年は経ったと思う。
相変わらず自分は青年の姿で時が止まってる。
もう自分のことを覚えてる人は故郷には居ないだろう。
大切だった家族や友人のことが懐かしくなった。
根無し草になってから何年経つか分からない。

 だから自分が生まれ育った故郷に旅しに行こう。
知ってる店も家もきっともう無いだろう。
当たり前だ数十年は経つのだ。面影はきっともう無い。
それでも行こうと思ったのは皆を忘れたくなかったから。
あんなに忘れたくなかったはずなのに、顔や匂い声がどんどん記憶から薄れていく。
仕方ないけど、それはやっぱり寂しく悲しいのだ。

では行こう。思い出を探す旅へ

9/14/2025, 2:04:45 PM

君と見上げる月…🌙

ピコン!

 こんな夜更けに誰?私は勉強していた手を止めた。
時刻は日付を跨いだ頃、普通なら寝る時間だ。
不思議に思いながらも私はスマホ開いた。
恋人からのメッセージだ。
普段メッセージを小まめに寄越す人じゃない。
何かあったのか、不安に思いながらメッセージ確認する。

良かった。悪い知らせじゃなかった。
思わず胸を撫で下ろした。

『月が大きくて丸いよ起きてるなら見てみて!!』

窓を開けて月を見た。
なるほど、確かに今日は綺麗な満月だ。

『本当だ、今日は大きくて丸いね!
何だか得した気分になれたよ!
教えてくれてありがとう』

よし、送信。

窓辺から暫くぼんやりと月を見上げてみる。
本当に今日は月が大きくて丸い。

 君もきっとこの月を見てるんだろうな。
君のことだからきっと綺麗だ!見せてやりたいって思っちゃったんだろうな。
君ならこうするのかなと想像すると思わず笑みが溢れる。

でも、少しだけワガママ言えるなのなら
私は君と一緒にこの月を見たかったな。

ピコン!
またメッセージ。

『俺もこの月をあゆむと一緒に見たかったな』

 私と彼は遠距離恋愛、本音いつも彼には会いたい。
一緒にデートしたりしたいし、一緒にご飯を食べたい。
でも頻繁に言えばきっと重いから言えなかった。
彼には彼の夢の為頑張ってるのを私は知ってる。
私だって自分の夢のため勉強してるもの。

でも、今なら言っても大丈夫だよね?

『私もね、これからもずっと月を君と見てたいな』

少しだけ震える指で私は送信ボタンを押した。

Next