Unknown

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4/11/2024, 10:11:28 AM

私は、私の心の中で渦巻く、言葉にできないドス黒い感情の正体を探しつづけている。

重いおもりがついているような、爪でギイっと引っかかれているような、そんな感覚。

焦りでもあり、嫉妬でもあり、諦めでもある、不思議な感情。

こんな気持ちになるのは、初めてだ。

いままで、それなりになんでもできたから、のらりくらりと人生を生きてきた。

だけれど、今周りを見渡すと、成長した人だらけだ。

私は現状維持しかできていないが、私がつまづいている瞬間にも、周りは成長している。

何かに一生懸命になれる、強い心を、皆持っている。

私だけが、取り残されている。

何も感じることができない。

何も、思わない。

私は、欠陥した凡人にすぎなかったのだ。


この気持ちは、なんなのだろう。

誰か、名前をつけてくれ。

4/9/2024, 2:14:01 PM

私は、誰よりもずっと、未知に憧れている。

誰も見たことのない海の底や、誰も知らない宇宙の果て、大昔にいた古代生物に、古代文明の謎。

そこに何があるのか、どんな世界が広がっているのか。

自分の手で解き明かして、自分の目で見て確かめたい。

そんな憧れが、止まらなかった。




止まらない憧れを現実にしたいけれど、未知を解き明かすなんて、やっぱり夢物語のようで、嘘っぽい。

だから私は、夢の中にいるようにだらだらと、平凡な生活を送るのみ。


そんな私だが、今年、人生のターニングポイントに立ってしまった。

現実をみる生徒だらけのこの教室で、私だけが、子供のように、まだ夢を見ていた。

でも私に普通なんて無理だった。未知への憧れを捨てきれなかった。

私は、知りたかった。

それだけでなく、同じような志を持つ仲間と共に、未知を解き明かしてみたい。

だから私は、自分の夢へ進むことにした。


数年後の自分の姿なんて、わからないし、知る理由もない。

未知への憧れは、まだ始まったばかりなのだから。

4/7/2024, 12:05:07 PM

私の家のベランダからは、大きな山が見える。

春になると、山の頂上だけに桜が咲くので、山のてっぺんだけ桃色に染まる。

夏になると、青々とした葉が沢山茂り、遠くからみるとまるで、ふわふわとしたまりものようにみえる。

秋になると、真っ赤になった紅葉や、茶色くなった木、綺麗な黄色の銀杏など、暖色の山になる。

冬になると、枝が丸見えになった木や、深緑色の葉が目立ち、寒色の山になる。

四季が移り変わるたび、山はさまざまな性格に染まる。

夕方、学校から帰った私は、ふと山を見て驚いた。

春だというのに、山は真っ赤に染まっていたのだ。

よく見てみると、後ろにはまん丸の大きな太陽が、存在を激しく主張するように、神々しく光を放っていた。

太陽に照らされているのは、山だけではなかった。

空も、街も、道も、さらには私も、いつのまにか真っ赤に染まっていた。

私は、全てを自分色に染めている太陽が、何故か少し自慢げに笑っているように見えた。

誇り高く、自信満々に光を放ち、周りすら変えてしまう。

そんな人間が、私は羨ましかった。

どこに行っても、カリスマ性溢れる天才はいるものだ。

そんな天才と自分を比べてしまう私だが、さすがに太陽と自分を比べることはできない。

だからだろうか。

太陽の光に当たっていると、心穏やかになる。


私は初めて、嫉妬ではなく憧れを抱いた。

4/7/2024, 8:32:47 AM

私は、人の目を見ると、なんとなくその人の気持ちが分かる。

[目は口ほどに物を言う]とは、本当のことなのだ。

だけど何故だろうか。


鏡に映る私の目を見ても、何もわからない。

4/5/2024, 1:04:57 PM

周りに圧倒されて、自分が小さく見える。
自分はどうすればいいのかわからない。

未来への道に迷う私は暗い気持ちで、誰もいない夜道を歩いていた。

ふと、空を見上げた。

爛々と輝くまん丸な月が、夜空と私を照らしている。

‥私に似ていた。

誰かに照らして貰わないと、輝けない人間。
私と月は似た者同士だ。

そうして月を眺めているうちに、月は雲に覆われ、光は消えた。
残ったのは、周りで小さく光る星々だけだった。

月より小さくとも、彼らの、自分で光るその姿は美しかった。

音ひとつしない夜だが、細々と、しかし自分で光を放つ星々は、私から遠く離れた誰も知らない宇宙の果てで生きている。

光ある限り、その身を燃やして。


自分の力で輝き、誇り高く生きる彼らは、まるで太陽のようだ。

彼らは、私より何倍も美しい。

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