イブの夜
今年もぼっちだったなぁ...。
明日もぼっち...。
プレゼント
「貴方にプレゼントです///」
とマスターは優しく微笑んだ。
ここはとある洒落たBAR。
本日は雪が静かに降り続いているBARの中には、1人の“お客様”がいました。
貴方はお客様の邪魔にならないように隅に座って、マスターとお客様の会話を静かに聞いていました。
どうやらお客様は、クリスマスプレゼントの話をしていました。
「マスターのお陰で無事にプレゼントの中身決まりましたよ〜。マジで彼氏が喜ぶのが分からなかったので、相談してよかった〜。」
「プレゼントが無事に決まり安心しましたよ。
ところで何時まで此処にいるんですか?そろそろお時間だと思いますが...。」
「あ!やばい!今日しか彼氏会えないんだった!遠距離恋愛ってやっぱり辛いけど、会える時が1番幸せだよね!」
と言いお客様はBARを急いで出ていった。
マスターは「転ばないように気をつけてください。では、またのお越しをお待ちしております。」といつものフレーズを言いながら、頭を下げていた。
「にゃーん...」と貴方が鳴くとマスターは、貴方を見てニコリと微笑んだ。
貴方がマスターの傍に行き、足に擦り寄っているとマスターに抱えられて、窓辺に腰掛けた。
「今日は雪が綺麗に降っていますよね。どうですか?この雪は。」貴方は降り続けている雪を、テシテシしているとマスターに笑われてしまいました。
マスターは店の奥からプレゼントボックスを持ってきて、あなたの前に置きました。
「貴方にプレゼントです///」と言いながら、マスターはゆっくりとプレゼントを開いた。
そこには猫用のベットだった。
貴方は早速ベットに横になり、寝てしまった。
その姿を見てマスターは愛おしそうに撫でた。
ゆずの香り
今日はあのBARからゆずの香りがしてきました。
そっと扉を開けると、いつもの様にマスターはグラスを磨きながら、“お客様”を待っていました。
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」
ここはとある洒落たBAR。
今日のカクテルは、ゆずを使ったカクテルを作るらしい。
マスターがゆずを絞る度に、室内はゆずの香りが充満している。マスターは絞ったゆずとゆずにあったカクテルを入れ、混ぜ合わせてお客様の前に出した。「お待たせしました。本日のカクテルは、ゆずを使ったカクテルでございます。」お客様はグラスを傾けると、液体を少し飲みカクテルを堪能していた。お客様が堪能している間にマスターは、ほかのグラスを磨いたり、カクテルの瓶を綺麗に並べ直していたりした。
しばらくすると、お客様のカクテルは空になりお客様は、BARを後にした。
マスターはお客様が見えなくなると、こちらを見てため息を漏らした。
「何度申したらお分かりになるんですか...。
此処は、貴方が来るような場所ではないんです。
いい加減“お帰り”してください。貴方のために開いている店ではないんです。」と言いながら頭を撫でた。貴方が吃驚しているとマスターは、愛おしそうな、悲しそうな顔で言いました。
「貴方を呼ぶ声が聞こえても、聞こえていない振りをしてしまいます。本当は返さないといけないんですが、私は寂しいんです。貴方と一緒にいる時間が長かったため、最初は鬱陶しい方だなと思っていましたが、次第に愛おしく感じてきました。なので返したくないという気持ちが生まれてきてしまいました。」と言いながらマスターは貴方の頬に触れながら言っていました。
「本当は返した方が良いんですが、貴方がまだ居たいと言うのなら居ても構いません。」マスターは立ち上がると、奥から猫缶を持って来て皿に乗せてから貴方の前に置きました。貴方は美味しそうに食べている様子をマスターは、楽しそうに微笑んでいました。
「さてと、明日の準備をしましょうかね...。
明日もお客様が来られると思うので。」と言いながら立ち上がると、『にゃーん...。』と猫の鳴き声がマスターの後ろから聞こえた。
※貴方の正体・・・猫
すみません💦
分かりずらい文章になってしまいました。
次回も書けたら書きたいと思います!
寂しさ
(今日は凄い雨ですね...)
マスターが外を見るとザーと激しく雨音を立てながら、雨が降り続いている。
ここはとある洒落たBAR。
今日もマスターが作るカクテルを、求めて“お客様”が訪れる。
マスターが、いつものようにグラスを磨いていると...バン!、ガランガラン!、バタン!と激しい音を立てながら、本日の“お客様”が訪れました。
マスターは慌ててカウンターから出ると、タオルを持ってお客様の元に駆け寄りました。お客様は体が震えるほど濡れており、目元は赤く腫れていました。マスターは店の奥に設置してある風呂場に連れてゆき、お客様が入られている間に服やタオルを準備し、脱衣所に置いておきました。
マスターはまたカウンターに戻ると、ホットミルクを用意し始めました。ホットミルクが出来上がると、お客様は戻ってこられました。
マスターはお客様にホットミルクを渡しながら、今までの出来事を聞かせてもらいました。
「私は寂しいかったんです...。誰からも信用されない、求められていない...し...愛されていないんです...。」
とぽつりぽつりと言葉を並べるお客様。
マスターは静かにお客様の話に耳を済ませていました。お客様はそれっきり涙か溢れるだけで、何も話しませんでした。
しばらくすると、マスターは呟くように語りかけました。
「確かに貴方は誰からも、信用されないかもしれない、求められてもいないかもしれない、愛されいないかもしれない...。」と言うとお客様は悪魔でも見たような顔になった。何か言うようとした時、マスターは口を開いた。
「ですが、それは一部の人間からですよね?貴方はその一部しか見ていません。そのため、その一部に嫌われてもう無理となってしまったら、その先は何も見えなくなってしまいますよ。
もう少し視野を広げてみてはどうでしょうか、その一部の人間に好かれようと努力しても、無理なものは無理なんです。諦めた方が心がスッキリしますよ。視界を広げた先にはもっと良い人が、貴方を待っているかもしれません。なのでもう少し頑張ってみませんか?」とマスターは優しい言葉をかけていました。お客様は途中から泣いていました。
マスターとしばらく雑談してから、お客様はお帰りを要望しました。
マスターはお客様にまた辛くなったりしましたら、お越しください。私はいつまでも、ここにおりますので。マスターはお客様が見えなくなるまで頭をさげていました。お客様が変えられる頃には雨は止んでいました。
マスターは静かになった、室内で呟くように言いました
、
「本日は“お客様”がお越しに来ることがなかったんですが、あまりの寂しさを感じ取ってしまいましたので、こちらにお呼びました。
まぁ、貴方も呼んではいませんでしたが、何をしても貴方は此処に来るのでしょう?
いい加減“お帰り”になったらどうでしょうか。心配されますよ?
それとも...帰りたくない理由がございますか?」
とマスターは確実に自分の方を睨みながら、グラスに入ったカクテルを飲み干した。
風邪
ここはとある洒落たBAR。
今日もマスターが、作るカクテルを求めて“お客様”が訪れる。
-𝐂𝐋𝐎𝐒𝐄-
という札が掛かっています。
本日はお客様も来ませんし、たまには閉めてもいいかなと思っていましたが、噂によるとマスターは風邪を拗らせてしまったそうです。
本日は来店するのを辞めておきましょう。
また後日訪れましょう。
※すみません...。
作者が風邪をひきましたので、今回はとっても短いです。
また元気になり次第、この『BAR』について書こうと思います。