たやは

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8/13/2024, 8:07:12 PM

心の健康

私にとっては、心のの健康を保つためのビタミンはウォーキングだ。今ははまだ歩くだけだか、いずれはマラソンに挑戦してみたいと思っている。いつになるか分からない近い未来の話しだ。
ウォーキングのメリットは人それぞれあると思うが、私にとっては何と言っても体重が落ちたことだ。歩くのは2駅分のなでそれほど運動量がある訳ではないが、足腰が鍛えられるとともに体重が落ち、理想体重を維持することができている。もう一つのメリットは、歩いている間は余計なことを考えず、無心になれる時間が持てることだ。1日中いろいろなことを考えている頭と心を休めることがてき、歩き終わった時には心がリフレッシュされている。
心も体もちよっといつもより疲れたと感じた時は、近くの緑地公園を散策するのが最近の楽しみだ。緑地公園を歩くと澄んだ空気や風を肌で感じ、草木や水の匂いを感じ、自然に触れることがてきるが、これらの要素も心の健康を保つためのビタミンだと思っている。
心の健康を保つビタミン要素をたくさん持っているウォーキングを続け、元気な毎日を送っていきたい。

8/12/2024, 2:38:46 PM

君の奏でる音

君はいわゆる天才と言われる奏者で、どのコンクールに出ても必ず君が優勝する。
皆から讃えられ、尊敬され、嫉妬され、疎まれ、いろいろな感情が渦巻いても表情1つ変えない君。

君はいつも孤独の中にいると思っていた。ても、君の演奏を本当の意味で待っている観客がいたのだ。

君の奏でる音に誘われて小鳥やうさぎ、子鹿、リスなどの小さな動物たちが集まって来る。気がつけば君の回りは小さなコンサート会場のようになっていた。奏者である君は見たことのない微笑みを讃え、心の底から楽しんでいるように見えた。

僕はまだ君に近づけるほどの実力はないが、いつかきっと君の隣で演奏できる奏者になって、この小さなコンサート会場で動物たちのために君と音楽を奏でてみたい。

君の奏でる音が僕の道しるべとなりますように。

8/11/2024, 12:08:52 PM

麦わら帽子

先日、安くて上質な品揃えで有名なアパレルで黒いワンピースを買った。お値段はお手頃なのに生地の肌触りが良く、洗濯もできて驚くほどストレッチが効いた服だった。袖がないので真夏の今はそのまま着て、少し肌寒くなったらブルーのカーディガンを羽織ろうか。本格的に寒くなってきたらスカジャンを羽織るのも面白い。などと妄想しているのか楽しい。
ワンピースに合わせてピアスやネックレス、指輪などを付けるのもワクワクする。
あ!それよりも1輪のマリーゴールドを持ってみるのも良いかもしれない。

ワンピースとマリーゴールド。そして麦わら帽子はわたしの中で繋がっている。

8/11/2024, 12:00:46 AM

終点


終点でバスを降りて、だいたい5分くらい歩くと見えてくる小さなレストランが今日の目的地だ。なぜ、こんな山奥にこんなにも美味しいビーフシチューを出してくれるレストランが存在するのか。理由は分からないがとにかく超美味しい。

レストランに向かうために、初めてこのバスに乗ったのは小学生の低学年のころだ。
その時、バスの中でおばあちゃんに約束させられたことがある。

「いいかい。さっきの電車の駅に戻るまで、お前の名前は〝チィちゃん〟だ」

「なんで。チィちゃんはおばあちゃんの家の猫じゃん」

「そうだね。でも、今はお前がチィちゃんだよ。誰に名前を聞かれてもそれ以外の名前を名乗ってはだめだ。約束できないなら次のバス停で降りなさい。帰りのバスはすぐには来ないから駅まで歩きなさい」

「え〜。歩けない〜」

「そうかい。約束は守りなさいね」

おばあちゃんに約束させられ、ちょっと不貞腐れながらバスの座席に座っていれば、小柄で着物姿のおばさあんがバス停から乗ってきた。

「おや。久しぶりだね。魔法の。孫かい」

「久しいねぇ。砂かけの。孫のチィだ。」

こんにちはと挨拶をすれば、バスに乗ってきたおばさあんはニコニコとしていた。

このバスは、電車の駅が出発点で途中でショッピングモールや住宅街を抜けていくため始めの頃は人が多い。でも住宅街が抜け、トンネルを出たところのバス停あたりから人影はなくなり、代わりにちょっと変わった人々がバスに乗ってくる。そのほとんどか例のレストランのビーフシチューが目当てだ。目の前に座っているのは唐傘を被った人。通路をはさんで隣は手や足に水かきみたいなものがある人。時々はおばあちゃんの知り合いのように人間ような人もいる。
おばあちゃんと知り合いの人は、レストランに着いてからもずっと喋っていたので、私は大人しくビーフシチューを平らげた。あー。美味しい。超美味しい。

このバスは不思議なことにおばあちゃんと一緒のときでないと乗れないことが多い。一度友達を山奥のレストランに連れて行きたくで誘ったが、電車の駅から出るバスには乗ることはできたが、終点で次のバスに乗り換えようと思っても次のバスのバス停を見つけることができないのだ。そう。山奥のレストランは、終点の先の終点にある。最近は1人でも2つ目のバスに乗れるようになったので、ゆっくり気にせすビーフシチューを堪能している。
ようやくチィちゃんとしての顔が売れてきたのかもしれない。

8/9/2024, 9:10:09 PM

上手くいかなくたっていい

「上手くいかなくたっていい」はおばあちゃんの口癖。おばあちゃんは私が失敗した時、落ち込んた時、上手くいかなかった時に必ずこの言葉で励ましてくれる。
この言葉を聞けばおばあちゃんの優しさに包まれ、何となく元気がでて、たいがいのことはどうでもよくなるから不思議だ。

おばあちゃんは80年近く人間界に住んでいる魔法使いだ。長く人間界に住み、人間に馴染んてしまったせいかほとんど魔法は使えない。昔は、魔法使いとして魔界法務局に勤めバリバリ仕事をしていたらしい。
今は、縁側で三毛猫のチィちゃんをナデナデしながら日がな1日を過ごしている。

バリバリの魔法使いは、なぜ人間界でほのぼのとおばあちゃんをしているのか?答えは簡単。おじいちゃんに恋したからだ。
馴れ初めはよく分からないが、おじいちゃんは、めちゃくちゃおばあちゃんに優しかった。いつもニコニコして何処行くにもおばあちゃんの手を引き、からだ全体で大好きを表現していた。「人間界に連れて来るのは本当に大変だった」がおじいちゃんの口癖だ。だから、おばあちゃんは魔法使いを辞めた。

魔法を使えなくなった魔法使いのおばあちゃんも実は少しだけまだ魔法が使える。言葉に魔法を乗せ、相手に伝えることでおばあちゃんの思っていることが現実になる。

「上手くいかなくたっていい」はおばあちゃんの口癖。

そう。上手くいかなくたっていい。
次は上手くいくから。

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