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4/7/2025, 11:18:43 AM

目も見えず耳も聞こえず、話すことも出来ないでこの世に生まれてたら、どうやって『自分』を認識したらいいんだろ。

誰かに言葉を教えてもらったからこそ、『自分』ということが分かる。自分より先に、『他者』かもしれない。『母』とか『父』とか、『保護してくれる人』から、話しかけられて、その人を信頼する。

『信じる』っていうことを教えてもらって、『自分』を知って、そこから『疑う』ことも学ぶ。言葉なしには子育てはできない。

わたしの子育てから、だいたいそんな事を思った。息子には、本をいっぱい読んであげたけど、それで情操が豊かになるか、と言えば、分からない。思い出は残るかも、だけど。。

わたしは、母から本を読んでもらったり、そういう事はしてもらえなかった。一番最初に買ってもらった絵本は、ボール紙の幼児絵本で、『バンビ』と『101匹わんちゃん』。自分で字が読めない時は、お話を自分で想像して読んだ。

字は母から教えてもらった。文字がブラスチックで後ろに磁石が付いていて、ボードにつけて遊ぶ知育玩具を母の手に乗せて、何の字か教えてもらった。母は、平仮名は分かっていたから、字の形を指で感じ取ってわたしに教えてくれた。たまに間違えることもあった。『つ』と『し』。
母は指でよーく触って確かめてた。

書き順も母から教えてもらった。マジックペンを母と一緒に握り、一緒に書いて覚えたり、母の背中に指文字で言葉を書いたりした。保育所に通っていた頃だったと思う。

そうやって、教えてもらった言葉の土台で、わたしはものを考えることができるようになった。

ちなみに、夫は4人兄弟の次男で、お義母さんから本を読んでもらったことはないと言ってた。自分の食べたいものとかお菓子など兄弟たちに食べられたくなければ、自分の名前を書いておけ!!、と、お義父さんに言われて育ったとか。親に字を教えてもらったりもしなかったそうだ。きっと、兄弟カオスの中で、悪い言葉をどんどん覚えてそこからいろんな考え方を学んだのだろうなぁ、と、思う。

………
息子が幼稚園の頃、
ブロッコリーを食べさせたくて、いろいろ工夫したのだけど、どうしても食べてくれなかった。
どうして食べられないの?って聞くと、
「木だから、食べられない」と。
ブロッコリーの美味しさを知るまでは、息子にとってブロッコリーは木だった。


4/6/2025, 10:56:50 AM

『飽き』、『秋』、『開き』、『空き』…
それらから何かを連想したとしても、元々の言葉は神様が作ったものだから、自分が見つけたオリジナルだー!! なんて、言えない。自分の、なんてどこにもない。

新しい『地図』は、自分で歩き回って見つけたとしても、新しいんじゃなくて、もとからそこにあった場所。もとからそこにあった言葉。

みんな、誰もが誰かの屍の上に立って生きている。血を吸ってない、争いがない、穢れてない、清らかな…ニンゲンが願うような、そんな土地はない。


パワースポット…そこにあやかろうとか、浮かれてたら、お狐さんだったとか、よくある話し。ニンゲンを有頂天にさせるから気をつけて。惹かれるような可愛いお守りとか、…笑っちゃう。あれ、何も入ってない。よく考えてみれば誰でもわかるのに。。

4/5/2025, 11:14:58 AM

サボテンに、『すきだよ、あいしてる、かわいいね、』とか言い続けてると、トゲが無くなってツルツルにって、それは、ニンゲンを敵だと思わないから、愛情に応えた姿だから、と言っていた信仰団体のかなり立場のある人…大ッキライだった。

サボテンのトゲは、砂漠で生き抜くために、ああなったんであって、食べられたくないからとか身を守るためとかじゃない。なんでもかんでもニンゲン視点でモノを見て、ニンゲン本位の考え方に当てはめて、なんでもかんでも神様に繋げた考え方なって、自分は愛情深いニンゲンだと勘違いする。


サボテンはストレスでトゲを失ったんだ。トゲを失ったら死んじゃうのに、そんな事も気づかないで、次から次へとサボテンを買って、次々にツルツルにすることに喜びを感じるとは、おぞましい…。

サボテンはトゲがあるから可愛い。愛されたいとも思ってないし、思うはずもない。そもそも『思う事』なんて、ない。
ただそこに生きている、それだけ。

『思う』って事があるとすれば、
『トゲがあって食べづらくてごめんね』。


なんだーかんだー、ああ言われたい、こう言われたいと言葉に囚われるのは、ニンゲンだけょ……、

4/4/2025, 11:47:28 AM

忘れられないほど感動した桜って、ないんだよね…
「桜かぁ、春だね、」くらい当たり前になっていて、スマホで写真を撮ろうとする時点で、もうそれは感動してないから。
上を見上げて、根っこ踏んづけながらスマホで花を撮ってるのを見ると、なんかもぉいいや…って、思う。誰も感動してない。
景色の一部として見てるだけだよね。

ボーっと、顔の筋肉まで緩めて、黙って静かに浸りたい。もっと人間が静かになれば、桜も散り急いだりしないんじゃないの?



4/3/2025, 11:36:11 AM

恋人同士の時より、新婚の時の方が、相性占いとか夫婦グッズとかこだわってたなーと、思った。『自分たちこそ、最高のカップル』と思いたいから。おそろいの物を集めた。マグカップにお箸お茶碗、パジャマに枕、時計とか靴、いろんなお揃いの物。
そういう、時期って必要だと思ってる。それは、後々のために。だって、必ず冷える時が来るから、なんで冷えるのかって言うと、『飽き』。どこをどうすればどうなるのか、分かっちゃうからつまらなくなる。
そのうち、お揃いの物がどんどん失くなっていった。

どうにかこうにか『あき』を乗り越えたら、そのあと来るのが『安心』。

今残っているのは、新婚の頃使ってたマグカップ。それ、出して使ってる。今後、割れるか欠けるかわからないけど、使ってる。

次は、『永遠の別れ』。
死んだら会えるとか、そういうのは無いんだって、、そもそも行くべき場所がそれぞれ違うから。

この先のこと、
心配してもどうすることもできない。お金あっても無くっても、どうなるか分からないし。

夫婦の縁は、
子供との縁より、夫婦の縁の方が太いんだとか…そうだろうな、と思う。友達なら絶交して縁が切れたらそれまでになるけど、夫婦は離婚しても縁が繋がってると聴いて、ゾッとした。太いというより深いんだと思う。

離婚の話しは過去に2回した。その時、繋いだものは子供ではない、『なんとなく…もう少し、』の気持ちだった。別れようにも別れ難い…、そんな感じだったと思う。

最後の晩餐なるものを用意していただけるとしたら、春山菜の天ぷらがいいな。タラノメ、コシアブラ、しどけ、ぜんまい。
好きなもの、食べたいものが一緒になってきたから。

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