静かに晩飯食べてる時に、夫が、
「今日はなにもなかったんですか?」と。
…………ないよ、モグモグモグモグ、モグモグ…
夫が、
「今日帰ってくる時にね、」
モグモグ……モグモグモグモグ、…うん、モグモグモグモグ
「交差点で信号待ちしている時さ、前の車にタヌキのステッカー貼ってあって、」
モグモグ。ん?
「やんのかこら、って、タヌキが立ち上がってんの」クフフ、、
…………それなに?
「なんか似てたから」
………なにが?
モグモグモグモグモグモグ………
ググってみた。
『たぬきステッカーやんのかこら』
夫に、「これ?」と、聞くと、
「あーそれそのタヌキ」
………、
レッサーパンダじゃんか………!
『やんのかコラ。』
……しばし凝視する………か、か、
可愛すぎるやろ♡
オラ、黒豹だぞ。
昨日は大変だった。一昨日、お客様センターへ問い合わせしたのに、当の『担当』から連絡来ず、直接会社へ電話した。
どうなってるんですか?
電話に出たのがこれまた若い女性で、困惑気味に「担当から電話させますので、」とのことで、沸騰には充分の時間が流れた。
『担当』から電話あり、その言い訳が大変失礼なものだったから、「今からここへすぐきてちゃんと説明してください、上の方も連れて来て、お一人では来ないでください、」と。
「午前中には都合つけて伺えると思いますけどぉ、お時間は約束できません、ちゃんとやったんですけどね………、」
…………は?
とにかく、来いや!
上の者は、課長だった。やっぱり肝座っていて、まずこちらの話しを聴いてから、謝罪すべき点があると判断してから、
「ご不快な思いをおかけして、申し訳ありませんでした」と。
まず、この言葉でしょ…
『担当』め………自分に不手際があったとは思ってないな。
その話しを帰ってきた夫に、夕飯時に話したら、クフフ、クフフって笑って聴いてた。
面白い話しなんかしてないのに、わたしが、
「担当は空芯菜かよ!負けた球児みたいに、棒立ちになったまま、目が洞穴になってた!いつもは笑顔被ってるのに!面が外れてた!素になってた、すっ!」と、言ったら、夫はクックッて笑ってた。
「で、この件はもう終わりになったの?」って、夫に聞かれたから、
「いや、今度日を改めて、ご主人にも説明させていただきます、と課長が言ってた」と、言うと、
「え〜〜もぉ、話し聴いたから俺はいいよ〜」、、、なぬ?
「だめだよ、キッチリ終わらせないと」
そう、キッチリ終わらせないと蔓は伸び放題なんだから。
オラ、今日はある出来事で、あったまきてる。我慢ならないからお客様センターへたれ込んでやった。ぜんぜんスッキリしない。なぜ、スッキリしないかというと、電話に出た人が若い女性で、あまりにもか細い声で弱々しくて、………そういうもんなんだろうけど。
とにかく、
ふぬぬぬぬぬぬっふぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ、ふぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ、ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ、ふぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ、ひとりで耐えた。
荒魂を和魂がなだめてた。
帰ってきた夫の背中を追っかけて、憤怒をぶちまけたら、
「それは怒っていいと思う」と。
でも、夫は怒ってなかった。
夫はお風呂上がりに、サーキュレーターの風を身体に当ててて、
いったい、どういう状況でこの人は怒るんだろう………
優しい人っていうのは、もしかして、心の奥底は絶対零度なんじゃなかろうか。
虹は遠くに見えるもの、だったけど、
道路を挟んだ向かいの山から虹がかかってるのを、この間見た。
2段になっていて、端の方は重なってた。
虹の始まりは、向こうの家が透けて見えた。もっとよく見ると、2段の虹の上にもうっすらと虹が見えた。
うちの2階の東の窓から見えた。夕立のあとだったと思う。
雨上がりの朝、いくつもの虹を車でくぐって走る事もある。近くまで行くと始まりは分からなくなる。そしてまた虹がすぐ近くにかかっていて、山の木々や建物が透けて見える、それはそれはぶっとい虹。
虹と言えば、聖書の契約の虹を思い出す。始まりの虹はそこから。全ての人間に対してのメッセージなので、何か感じるものがあるかもよ。。
山の中の集落に住んでると、路駐がとっても気になる。だけど、路駐する人等は、こっちの事何も気にしてない。
野原が広がってるからと言って、道が広いわけではないのに、うちの畑の脇や駐車場付近に、ドン、ドンと路駐して、散策やら川釣りやら川遊びやらを楽しんでる。
もーー、勘弁ならない。夫は、元々怒りたくない性格の人だから、引っ込んでる。
わたしは警察に相談して、看板を立て防犯カメラ設置した。近隣にも防犯カメラを取り付けた事を説明して回ってくたぴれた。
それでも、路駐する人等居て、スマホ片手に録画モードにして、距離とりながら路駐しないで欲しい旨を伝えた。人それぞれ、いろんな反応するもんだね。
父子なんかは、何の言葉も無くそそくさと立ち去り、若者ふたり組は1人は「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げたが、もう1人は憮然としたまま、カップルはノロノロと看板を見て歩き、障害者マークの車の運転者は無視だったから「警察に通報しましょうか」と言うと聞こえたらしく、平然と車を移動した。
守ろうとすればするほど、身も心も固くなる。トゲがでてくる。守り過ぎると、そのうち攻撃するかもしれない、わたし……と、思うと怖くなった。
よく、『〇〇お断り』とか『監視中』とか、置きすぎるぐらいカラーコーン並べたり、監視カメラを何台も設置したり、と偏屈になったあげく、トラブルを常に抱え込むゴミ屋敷住人になったりするのは、守りすぎるからだと思う。
相手がどんな表情をしようが、何を言ってこようが、平坦に『やめてほしい』事を伝えるだけでいいと思う。相手にも、此処へ来る理由は、『楽しい一日を過ごしたい』からだと思うから。
どんな人であっても、「こんにちはー」から入る、これ、マナーだから。