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2/8/2025, 11:21:29 AM

昨日、磐越道、東北道が雪のため一部通行止めで、「じゃぁ下道で帰るか…」と、なったら、どちらも解除になり、

「それなら息子たちの暮らす会津へ行ってみよう!!」…と、なった。

甘かった。

磐梯山を抜けると、とんでもない修羅場。
会津若松市内の一般道も、ガッキガキを超えていた。
脇道に入ったところで、変な凹みに左前のタイヤがはまり、ガックン…
ガギゴバギっ!あぁ…オーマイガー。
バンパーが損傷したな。


運転は夫で、……………
車はわたしの四駆だったけど、四駆だろうがなんだろうが、ジープクラスじゃないと、会津若松市内は、走れないレベルのアルペンルートだった。

雪像になった標識や看板、屋根に60cm超えクラスの雪を乗っけたバスが走り、交差点はモーグルのコブがいくつもあり、どの車もバウンバウン♭


結局、無理に走るのやめてビジホに一泊。ガムテープでバンパーを補修した。

TT。。TT。。

夫を責めても仕方ないけど、無口になってしまって、怒ってるんじゃなくて、どういうふうに考えたらいいだろーって、気持ち整理するのに40分。会話無し。

一昨年買ったばかりの愛車だょ…………


夫が、


「大切に運転してたこと知ってたから、気をつけてたんだけど…ゴメン…………モソモソモゴモゴ………」

分かってる。
分かってるよ。

事故にならずに済んだし。
よかったんだ。
分かってる。

ただ、なんて説明していいか分からなくなった気持ちを、すぐに言葉にできなくて、涙が出てきた。

いいんだよ…
このくらいで済んで。
よかったんだ……


今朝も、
夫は車を撫でながら、
「ごめんょ…」

そっちかい!!
まぁ、いいゃ。


昨夜は、
気持ちの整理つかないままの言葉を夫にそのまま話せて、よかった。
とにかく、無事に帰らなければ!



今朝も、磐梯山を抜けるまで地獄の地吹雪。磐梯山SAはPまでの道が見えない。前も見えない。何もかもが雪の壁。建物が埋もれたかのようだった。身を寄せ合うように3台くらい車があって、ホッとした。

本線ルートも標識が埋もれてた。

東北道に出ると、更にホッとした。
青空だーTT,TT..




家に、
「ただいま」って、帰ることができた。


息子の車はズッポリ雪に埋まっていて、
あれは、春まで出てこないよ。
無理せず待つしかない。。


我が家の周りは、
40〜60cmの積雪。
会津や磐越道見てきたからか、可愛く思えた。

そんなこんなで、いろいろあり過ぎて、
今夜こそ、ぐっすり眠りたい。


2025/02/08
わたしの親戚は遠くて、
よかった。

親戚の血の濃さが集まると、
必ず騒ぎが起こるもの。

くたびれちゃった……
……

2/7/2025, 6:49:01 PM

誰かに見せようとしたのか、誰にも知られまいと隠したのか、…

義父が使っていた押し入れの屋根裏から、日記ノートが数十冊出て来た。

お義母さんは、読みたくないと言う。
長女さんは、読みたいと言う。
長男さんは、苦笑い。
夫は、…

お義父さんは、
家が壊されでもしない限り見つからなかったかもしれない。誰かに知ってほしい、この人に見られたい、と思ってたかもしれない。

自分で読み返すつもりだったのか、書きなぐって、いつかは捨てるつもりだったのか…


それを、どうしたかったのか、
もう誰にも分からない。

そういうものを、
遺しておきたくない、と思った。



2025/02/08
関東は春だった。

まだ土すら見えない場所に、
…帰ったら、雪掻きだ。
日本は狭いとは思わない。
狭いのは、自分。

2/3/2025, 11:33:02 AM

昨年末、義父が緊急入院して手術後、緩和病棟へ移って1ヶ月とちょっとで亡くなった。完治の見込みはなかったため延命の治療はせず、点滴と少しのビタミン剤で様子見状態だった。
普通は、長くても2週間ぐらいで、そんなに長くはもたないそうだけど、義父は手術も大病もしたことがないため、身体が丈夫で、弱るスピードが遅かった、とのこと。

その入院中、喋ることはできなくても筆談で意思を伝え、看護師さんに何かしてもらうと頭を下げ、人としての礼儀だけは最期まで失くさなかった、と義母から聴いた。

死ぬのを待たれる状態で、1ヶ月以上飲まず食わずでも義父は自分を貫いた。

『そうしきするなすぐもやせ』それが遺言だった。遺言どおりの直葬で、わたしたち夫婦はご遺体には会えず、。



わたしたちの結納の時、
実家に来てくれた義父母を、駅まで送った時に、「貴女は苦労したね…」と、義父は声をかけてくれた。

子供の頃からそれまで、周りの大人は母に対しては、『女手一つで娘さんを育てて苦労したね』と言い、その次にわたしに、『お母さんは苦労したんだからお母さんを大切にね』…と。


…お義父さんだけだった、最初からわたしの方を見てくれたのは。うれしかった。
そのことを夫に話したら、すぐお義父さんに伝えてくれた。はずかしかった。


お義父さんに会いに行ってきます。
みんなでお義父さんを囲んで、思い出話し会をするそうです。


2025/02/03
今日は立春。

「白って200色あんねん」って、アンミカが言ってたょ。


2/2/2025, 11:15:25 AM

母の古いアルバムに、1枚の写真が今も隠されている。母が持っているアルバムは、その1冊だけ。いろいろあって、1冊のみ。
その1冊のアルバムの中の、母の写真の下に、1枚の写真が隠されている。

男の人。
写真の裏に名前も書いてある。

その写真を見つけたのは、わたしが中学生の頃だった。1枚だけ厚みが違うと感じたわたしは、母の写真を剥がしたところ、その男の人の写真を見つけた。

母をからかいながら、いろいろしつこく尋ねた。母は言いたがらなかったけど、自分より年下で一緒に勉強をしていた相手だった…と。

「キスとかしたの?」って、聞くと、
「そんなことしない」って、言った。

母は中学生の頃からだんだん視力が衰えて、盲学校へ入らされた。盲学校へ入るしかない、と、諦めるまで何年かかかったらしい。だから、手紙のやりとりなどはできなかったと思う。盲学校で出会った人だった事は確かだと思う。

写真は誰が撮ったものなのだろう。男の人が誰かに頼んで撮ってもらって、母がもらったものなのかもしれない。特別な、母のために。

手ぐらい繋いだのかな。
好きだって、告白したのかな、されたのかな。

その辺は聞けなかったけど、とにかく母にとって特別な人だった事は間違いない。

アルバムのどの写真も色あせているのに、その特別な写真だけは、綺麗な白黒のままで。

わたしは元の通り母の写真の下に差し込んだから、今も色あせてないはず。

なんにも触れられずに色褪せないままの思い出…………

いいなぁ…………


母の心の中の、その人も、きっとあの時のときめきのままなんだろうな………


2025/02/02
隠された手紙、

今日は、しんみり。

2/1/2025, 11:24:52 AM

弟との記憶で、あたたかい気持ちになるような思い出が、どこかにあるはずなのに、ちっとも拾えない。

今日は仕事で、その間も気をつけながら記憶の糸を下へ下へ下げて行ったけど、分からなかった。3年半も一緒に暮らしたのに、楽しい思い出がひとつもない、なんて事はまずあり得ない。必ずどこかにキラキラが…

一緒に、笑ったこととか、話したこととか、手を繋いだとか、歌ったとか、…あっあはず。

大きな銀杏の葉をもらった時、わたしは何て応えただろう。「おねぇちゃん、」って、呼ばれた時、どんなふうに返事したっけか…

自分の事が、なんにも、
思い出せない。

だけど、
母と養父が結婚すると決める前、
お試しでお互いの家に、泊まったり泊まりにきたりしていた。弟も施設から一時帰宅して、4人で家族お試しごっこをした。

その時、養父のアパートの近くに、雑木林があって、弟と木の実を集めたり、落ち葉を踏んだりして遊んだ。弟は自然が好きな子だった。わたしが見つける事ができないような、不思議な形の葉を見つけて来て見せてくれた、

正直言うと、
その時の、家族ごっこの方が楽しかった…
これからみんなで暮らすんだ、というワクワクした気持ち。お父さんが出来るんだという、誇らしい気持ち。みんなで、ひとつの部屋に布団をギッチギチに重ねて敷いて、ゴロンゴロンして。布団に潜った時の安堵感と足をパタパタしたくなるような、嬉しい気持ち。


なのに、
何が、いけなかったんだろう。
何が、間違ってたんだろう。 


暮らしてみなければ分からない…そんな事が、たくさんたくさんあり過ぎた…………………

ただ、それだけ。



わたしの、
記憶を遡る時は、辛いことが起こった時。


そこから、
楽しい事や、
大切な事を探したい、
見つけ出したい、…そう願う時。


なぁんにも、あったかいものが見つからない…そんな事は今まで一度もなかった。


母と養父の言い争いが始まると、わたしは必ず鼻血を出した。『やめて、やめて、やめて、やめて…』そう念じると、鼻血が出た。本番の家族絵図は、そんな事ばかりを思い出してしまって、

今日はくたびれた。



養父はわたしに、
何も言葉を残してくれはしなかった。

「言葉少ない人だったけど、
それが優しい人だと思えたんだ…」と、母が言っていた。

わたしの心のさみしすぎる場所にポツンと、『おねぇちゃんに、』そんな声だけが残ってた。…ごめんょ、消し、去ろうとしてるし、忘れ、去ろうとしてる。


それは、… 
わたしだって弟に酷い事言っていた、
と、いうことなんだ。


2025/02/01
痛みだけを感じてる。


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