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11/23/2025, 4:36:08 PM

まだ。

はなれていく何かと
押し寄せてくる後悔。

離れないで、放さないで。

あの日、きみは聞こえていないフリをした


何も残っていない私を、
無責任に放した

身一つで街へ出た私を、
子猫のように可愛がった


遅かったみたい

私は町を手放し、彼は私を手離した


もう。

11/23 「手放した時間」 8

11/22/2025, 12:29:40 PM

山々が紅く染まり、

やがて支えだけが残る。


ねえ、顔紅いよ。

頬を膨らませる姿に、
けらけら笑ってしまう

不服そうな顔で
だって、寒いから、
と言って、ぼくの手を取る


その手を遮るかのように

違う、そうじゃないでしょ?


眉間に力が入り
もう一度手を取るきみ

遮ろうとする情を抑え
素直に従ってしまう。


この人には、敵わない。

でもね、照れ隠しだってことくらい
わかるんだから

目が合ったくらいで
頬が紅く染まることも知ってるんだから


これが、ぼくときみの秘密。

ぼくときみにしか残らない記憶。


11/22 「紅の記憶」 8

11/21/2025, 4:47:30 PM


ばらばらになった夢の断片を

ひとつ、またひとつ
丁寧に拾い集め、繋ぎ合わせる


辻褄が、合わないような気がしてならない


わたしの、感性に満ちた世界で
笑っていたのは誰だったのだろう。

今日の夢に、俺出てくるかもね。

おそらく、この声が。


間違いない、

その瞬間、全てが繋がった
靄に隠れていた顔が、露になった


惹き込まれるような大きい瞳
艶やかな桜桃のような唇
特徴的なほくろ

すべてが、はっきりと。

ねえ、今日の夢に、俺出てきた??


ずるい、ひと。
なんてことを思いながら、再び眠りについた。

耳元で、喉鳴らしたの、気づいてるよ。

その特徴的な音、
私が拾い集めた欠片から聴こえたんだ。

ほら、また聴こえた。



11/21 「夢の断片」 8

11/20/2025, 10:17:11 AM

ぼくと、きみのみらい


いつ、どこで、何がきっかけで出逢うのか

いつ、どこで、何がきっかけで別れを選ぶのか

わたしたちにしか、わからない
予測もできない


いつ、どこで、何がきっかけで踏み込むのか

いつ、どこで、何がきっかけで結ばれるのか

ぼくたちにしか、わからなくていい
予測しなくていい


必ずしも、結ばれるわけではないのは
ぼくだって、きみだって、わかっている

それでも
これは、つくっていくものなのだから。


だから、今日も伝える。

出逢ってくれて、ありがとう
きみはぼくの、世界一
心から愛しい人

11/20 「見えない未来へ」 8


11/20/2025, 9:46:07 AM

さむいね、

そう呟いた、冬の午後三時。

もう冬だよ、
下から覗き込んで、ぼくの眼を見つめる。

きみは透き通った眼をしていた

その瞬間、ぼくときみの間に、
強い風が吹き抜けた

わあ、と転びそうになるきみを
咄嗟に抱きしめた。

もう、気をつけてよ
といいつつ、
ほんの数秒前のできごとを思い出す


もう、また何か考え事してるでしょ。
髪を撫でるきみ。

恥ずかしさよりも
嬉しさが勝ってしまい、
思わず口角が上がってしまう。

この顔を隠さねば、と
再びきみを抱き寄せる

風が吹いても、嵐が来ても
一生離れないでね。

11/19 「吹き抜ける風」 8

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