あの日、灯したランタン。
心に魂が宿ったかのような感覚
同時に、心がぱっと、明るくなる。
目線の先には、微笑む姿
どうか、消えないで
片時も離れたくない
そう呟く君
色褪せた心に彩りをくれた。
ずっと、そばにいて
君がいなくならないように
今日もそっと、灯りをともすよ
11/18「記憶のランタン」8
冬の訪れを感じさせるようなひと。
初雪が舞った瞬間を思い出させるようなひと。
明るくて、
表情も、声も、コロコロ変わる。
そんなところが、愛おしい。
ねえ、冬苦手でしょ?
といいながら、手指を絡めて
今までにない表情をする彼。
真っ白な世界へ、
一歩踏み出した瞬間のような心地。
貴方がわたしを想うほど、暖かくなるんだよ
そんなことを言うと、
わかりやすく顔に出る彼
雪とは対照的な、紅色
綺麗。とつい、口に出してしまう
顔を隠す君。
ぜんぶ、見透かされてるのに。
そんなところも、愛おしい。
貴方がわたしを想うほど、気持ちが昂るんだよ
雪解けの瞬間を思い出させるようなひと。
春の訪れを感じさせるようなひと。
11/17「冬へ」8
眩しすぎて目が眩むほどの光
酔ってしまうほどの光
煌びやかに輝く光
ぼーっと、眺めていられる。
どのくらい座っていたのだろう
隣にいる君は、寝息を立てている
ついその呼吸に合わせて、
自分も呼吸をする
木々も、葉も。
心拍数が上がってゆく
君が、何かを語りかけている
ずっとそばにいるから。
温もり感じる秋の夕暮れ
指を搦めて目を閉じる
11/15「木漏れ日の跡」8
ゆびきりげんまん。
遡って甦る、夏の記憶
指先むすんで微笑む君の横顔
約束、守らないとね。
10年後にまたここで逢おうって
あの時言えなかったこと。
約束、守りに来たよ
今度こそ、離さない。
11/14「ささやかな約束」8
祈り。
逢いたい、あわよくば、
わたしのものに、なってほしい、
そんな、現実味のないことまで。
あの日撮った写真。
あなたの表情、ことば、仕草
この一枚だけで、鮮明に思い出せる
きっと貴方は、
この写真を見返すこともないのだろう
でも、確かにそこには、
愛はあった
情もあった
幸せもあった
だから、今日も祈る
同じ場所で生きてるんだから
少しでも私のこと、考えてよ。
あ、いつもの、音。
彼だ。
11/13「祈りの果て」8