終わらせないで
必ず、物事は有限である。
美味しい物を食べる量も、
ぐっすり寝たい睡眠時間も、
月に使えるお金も、
四季が変わる月も、
この人生の時間も。
全ては有限であり、必ず終わりがある。
ボクはこの人生で、どこまで生きれるだろうか?
このキラキラした彩り鮮やかな美しい綺麗な景色は、
いつまでこの目で見れるのだろうか?
いつまで、いつまでボクはこの言葉たちを綴れるのだろう?
この先、ボクはどんな風に呼吸をして、
心臓を動かし、想像力でいっぱいな頭で考えて、
いろんな物が見える目で、いろんな事を考えれる心で、
いろんな事が沢山できる体で、どこまで生きれるのだろう?
楽しい事も、辛い事も、喜ばしい事も、
苦しい事も、怒る事も、悲しい事も、
感情として出すのは苦手だが、ボクは生きていたい。
言葉を伝えるのは苦手だ。
言語にして喋る事も、
表情に出すのも、
行動に出すのも、
生きるのが下手くそな臆病なボクでも、
まだ、この人生を終わらせたくない。
終わらせないで、なんてボクが使えば言葉は他人事かもしれないけど、ボクはボク自身に言う。
ボクはこの景色をまだ見たい。
沢山の色たちは絵の具のように混ざり、
声や音はコンサートにいるみたいに演奏して、
美しくて、醜い、汚いけど綺麗な、この地球にしかない景色を、ボクは見ていながら生きていたい。
まだ、ボクは何も知らない子供かもしれない。
年齢はどんどん大人になっていき、いつかはお年寄りになる。
最後はどんな景色なんだろう?
人生は有限だ、終わりは来る。
だからボクは全てを大切にしたい。
人が毎日いるように、人は毎日いなくなる。
ボクは毎日いるけど、いなくなる時もあるだろう。
ボクはその内、
この沢山の思いを伝えれないまま終わるかもしれない。
それは現実でもそうで、
いろんな人に思いを伝えれないまま終わるかもしれない。
だからこそ、終わらせないでほしい。
ボクはまだ、ここに居る。
まだ、まだ、まだ、ボクは前を向いて歩きたい。
臆病だから誰よりも一歩一歩は遅いかもしれない。
臆病だから人に思いを上手く伝えれないかもしれない。
臆病だからボクは前を向くのが怖いかもしれない。
でも、それでも前を向きたい。
それがボクにとって、有限な人生を楽しませてくれる。
ボクが臆病だからこそ、前を沢山向ける。
ボクが臆病だからこそ、思いを伝えようと思える。
ボクが臆病だからこそ、暗い場所でも微かな光を掴める。
また、明日も明後日もその次の日も生きていよう。
明日はどんな言葉が綴れるかな?
今日はあんまり楽しくない文章かもしれない。
ネガティブだけど、ポジティブな変な言葉。
けど、ボクはそれが楽しい。
うん、楽しいな。
明日はもっと楽しい事を言葉として伝えれますように。
愛情
ボクは感情表現が苦手だ。
何より、ボクは恋愛が特に苦手だ。
正直、ボクは人の事に興味はない。
男、女、という考え方にも興味はないし、
前に学校の人と話をしていて、恋愛の話をして全く理解が出来なかった。
そういう恋愛観も無ければ、きっとボクは付き合いづらい生物であり、中身は臆病な妄想空想想像大好き変な奴なのだから、尚更好きになった相手は困惑するんだろうな、と思って生きていた。
だから、
恋愛として好き、男女として好き、感情を出すのが苦手、
なボクは、好きになっても遠目で見る事しか出来なかったな、と思う。
そんなボクでも、今一番仲の良い人がいる。
その人はとんでもなく面白い変な人だった。
その人は虹色のステンドグラスが常に心の太陽で光っていて、その中で環境や相手との関係に溶け込む為にいろんな色に合わせやすい緑色に、芯の強い黒色が綺麗な人で、ボクはそんな凄い人と仲が良い。
見た目は凛としてキリッとしてる生真面目そうで、凄くミステリアスで男女か分かんないぐらい、とにかく究極の美、と思ってしまう程、神秘的な人なのに、中身はすぐにその場で反射神経のように喋ったり歌ったり踊ったり、一緒に変な高いノリについてきたり、時にはちゃんとしっかりはっきり言い合いもできる、本当に心の底から変な人だった。
このギャップにボクは心臓が星みたいにキラキラ輝いて、
この輝きをボクは忘れずに、ずっと相手をしてもらった。
ボクは本当に感情表現が苦手、つまり、愛情表現も苦手なのだ。
愛情と言うのは、本当に難しいものだと思った。
相手に自分の気持ちを伝えるのは、軽装備でエベレストに登るぐらい難しいし、その山という壁を乗り越えるのも難しい。
想像力がある分、ボクはいろんな事を考えるから、すぐに迷って、悩んで、考えて、動けずにいる。
しかもそれを伝えずに、一人で考え込むから良くなかった。
けど、その人はそんなボクの話を聞いてくれた。
お互い、考えることや好きなこと、嫌いなことも真逆だった。
唯一、趣味は一緒だったが、それ以外は全部真逆で、意見の話し方も真逆だから、ぶつかる事もある。
お互いに、何故、アナタはそう思うの?と思っているだろう。
けど、それが良かった。
その人はボクの考え方を面白い、と思い。
ボクはその人の考え方を素敵だ、と思った。
そこから思ったのは、
愛情というのは、相手を理解すること。と思った。
何かと思うのは、自分だけの愛情はきっと、相手に伝わなければ愛情、つまり愛情表現とはならない。
一方通行の愛もあると思う、けど、ボクは思いを伝えるからこそ、愛情なのかな?と思う。
ボクは幼い頃から親にちゃんと愛情を貰った訳では無い、
からこそ、相手に思いを伝えるのは苦手だった。
ボクの気持ちは相手に伝わるのか?
こんなに感情を出すのも、表情に出すのも、自分自身の気持ちを話すのも、苦手はボクが、相手に伝わるのか?
そんな不安も吹っ飛ばしたのは、その人だった。
臆病のボクとは真逆の猪突猛進の相手はとにかく一緒にいて楽しかった。
ボクにとって、その人とは恋愛関係、というよりかは、
とにかく思いを伝えて大切にしたいな、と思う人だった。
そう思うのは、ボクにとって、ボクを認めてくれた人だったから。
愛情というのは、気持ちを伝えないと、
愛情と呼べないのかもしれない。
なんて個人の話だから、他の人がどう思うかは自由だ。
ボクはボクの考え、人は人の考え。
だからこそ、愛情というのは深い。
ボクはこれからも、愛情を伝えれるだろうか?
それはお互いが生きてる内に出来たらいい。
人の人生は長いし短い、けど、だからこそ伝えないといけない。
形も言葉も人それぞれだから良いし、ボクはボクのやり方がある。
それを受け入れてくれた相手を、大事にしたい。
それが、愛情だと思う。
なんて独り言を、ボクは今日も呟く。
太陽の下で
どんな時も体も心も暖かくなる。
太陽が大好きな向日葵は花を咲かせ、地上に咲く星空のような黄色は、沢山の向日葵が太陽の下で生きる。
水は植物からしたら、それは本当に飴玉のように甘くて美味しい栄養がある雨や地球から出ている美しいもので、
土は地球を作る為に必要だったかのようにどこまでも無限に広がり、きっと古代から代々、この地球に存在していて、ボクはその土や水の栄養で健康になり、太陽の暖かい光で花を咲かす。
それは、自身の才能や個性も同じようで、
きっと人には必ず咲く花がある。
ボクはなんの花を咲かすか?それを考えていた。
花にも個性豊かに無限に種類がある。
まだ誰にも発見されてない花もあれば、よくその辺で見る花もある。花屋さんでしか売られてない花、その場所、地域、国でしか見れない花もある。
花は美しく色鮮やかで、綺麗な姿で、どんな人も魅了する。
その美しさで想いを伝え、それが喜び、悲しみ、楽しみ、苦しみ、怒り、または愛である。
そんな花は太陽がある場所だと、必ず咲く。
太陽はどんな時も地球を照らす、地球のランプだ。
ボクもその太陽の下で生きている。
だから、何らかしらの花は咲くはずだ。
周りの人は皆、色鮮やかな花を咲かせている。
赤色、黄色、青色、紫色、水色、桃色、
緑色、橙色、茶色、黒色、白色などなど。
こんなに美しくて綺麗な色が沢山存在しているのに、
ボクはこの中の色は持っていないし、咲かない。
どちらかと言えば、
ボクは無色透明な花を咲かせているかもしれない、と思う。
ボクは無色透明だから、いろんな人の色を見た。
その中で、ボクはいろんな色の花になってみた。
黄色いたんぽぽ、赤色の薔薇、桃色の桜、橙色のポピー。
白色の百合、紫色のラベンダー、青色のネモフィラ。
けど、どれもボクとは言えない花しかなかった。
ボクはどんな花を咲かすのか?
ボクは一体、どんなものを持っているのか?
ボクがボクと言える色の花はなんなのか?
けど、その中でボクはサンカヨウという花を見つけた。
自然降雨で濡れると白色から透明になる花。
ボクはその花が凄く好きになり、
知った時はずっと調べて見惚れていた。
こんなボクでも、無色透明なボクでも、この地球に花があるんだ。
ボクは、この地球で生きて、太陽の下で花を咲かせ、
自然の雨で無色透明のボクを咲かせる。
色鮮やかとは言えないかもしれないけど、
無色透明ならではの美しさと綺麗さはサンカヨウにしか咲かせない。そして、その才能や個性はボクにしか出せない。
ボクはきっと、無色透明だからこそ、できることがある。
いつかはこの花を目の前で見てみたいな。
そうしたら、ボクは本当に地球に存在する事が理解できる。
ボクはちゃんと、この地球で生きていたんだ。
サンカヨウからしたら重たい気持ちだけど、ボクは気にしない。
だって、花もボクも見つけてくれたのは太陽だから。
今日も、ボクは太陽の下で花を咲かせている。
セーター
寒い日、これがないと耐えれない。
最近はとんでもなく寒い日が続き、ボクも日々、震えながら歩いている。けど、そんな時にセーターを着ると、ボクは心も体も暖かくなる。
例えるなら、それはアイスのチョコみたいにパキッとした乾燥した寒い空気の中、太陽の日差しのように暖かくて、心も春みたいなたんぽぽみたいにふわふわして暖かくなる。
まるでその暖かい日差しを布団のようにふわふわと包まれ、どんな寒い場所でも暖かくて、幸せになる。
けど代わりに室内にいると暑くて汗をかくのは、しょうがない。
でも汗をかいても大丈夫なのがセーターなのだ。
と、言いながらボクはセーターを一着しか持っていない。
だから、寒い季節になると、真っ先に着るのはセーター、一択。
ボクは一年の最初はセーターを着るし、まだ最初の冬だから外は寒い、けど室内は暑い、を体験するのが楽しみでしょうがない。
今回の冬は暖かい日もあったから、それを何度も日をまたいで体験できたのはとても有意義な時間だった、とボクは思う。
だからこそ、ボクはセーターを一着だけ持っている。
え?他にも何着か買わないのか?
うん、買わない。と言ってしまう理由は、この体験を毎日すると慣れてしまうから楽しくなくなる、からであり、それに別にセーターは洗ってもすぐに乾くし、暖かい日に丁度、着たい時に着て、それを体験して、外は寒い!室内は暑い!をこの一着だけで体験する、という楽しみが良いんだ。
変なやつ、と思われても良い。
だって、ボクは変なやつですから。
それは当たり前であり、ボクにとって、変なやつと思われるのは普通のことだから、嬉しい。
けど、最近のセーターの悩みは、別の色を着てみたい、という気持ちにもなる。最近はお洒落な色が多いから、いろんな色を着て、その体験をしてみたいけど、いまいち手が出しづらい。
だって、そもそもボクはお洒落な事をしないし、見てるだけで満足してしまう癖もある、更に言えば臆病だからボクが着ていいのか?という気持ちにもなる。
そう思うとボクは変なやつ超えて、変なめんどくさいやつだな、と思った。まぁ、それはそれで、嬉しいな。と思ってしまうボクは本当に変なめんどくさいやつなんだな、と誇らしげに思う。
まぁ、いつかもう一着セーターを買ってみよう。
うん、いつかね。
更に寒くなる冬が来る。
ボクはまた、セーターを着て、冬を楽しんでいる。
落ちていく
ボクは毎日、夢を見る。
その夢は、空を高く飛んでたり、敵っぽい奴と戦ってたり、知らない街を一人で散歩してたり、怖い奴に追いかけられたり、という感じで、いろんな夢を見る。
夢は毎日違くて、
たまに同じ夢を見たり、その夢の続きを見たりする。
だからボクは寝ることが凄く好きだった。
夢を見る度に違う世界で生きる自分を感じれるし、
何より、それがパラレルワールドみたいで、楽しかった。
ボクは眠ったら長く10時間寝るし、
途中で起きることはほぼなく、ずっと眠っている。
その時には必ずと言っていいほど夢を見るし、その夢はボクの好奇心旺盛な心を満たし、ほぼ毎日メモして、その後に見返した時、思い出しながら想像する脳内の世界が楽しくて、毎日冒険してる気分だった。
ボクはよくある漫画やアニメ、ゲームの主人公みたいな者にはなれないから、頭の中ではいつもそういう自分はこの物語の主人公だ!という妄想はしていた。それがボクにとって、毎日の日々が飽きなかったし、目の前の興味のないことをやらされても、頭の中で沢山妄想して想像して楽しんでいた。
そんな夢を見てる時、ボクはたまに落ちる夢を見る。
高い所からもあれば、奈落という穴に落ちる夢。
あるいは逆に相手を落としたりする夢も見る。
落ちるにもいろんな言葉の意味があるけど、ボクはほとんど夢の中でやっていると思う。
ボクは落とし名人かもしれない、そんな名人は嫌だけど。
そして、今日の夢は人に恋する夢だった。
ボクは全く自分とは真逆の可愛くて健気な女の子で、魔法が使える魔法少女みたいな子だったから、ずっと箒に乗って空を飛んでいた。空を飛ぶのはやっぱり楽しい。
その中で、凄く自分好みの双子に恋に落ちる夢だった。
ボクは「こ、好みの双子だ!」という高ぶる気持ちだったから、抵抗もなく、せっかく全く違う世界の主人公になれたんだから、と思い、夢の中を過ごしていた。
その際、双子はどっちの方を好きになるか?という選択肢があって、ボクは流石にそれには凄く凄く凄く、迷った。
宇宙の数ほど選択肢があると思っているボクは本当に凄く悩んだし、悩んで悩んで悩んで結論をやっと言おうと思ったら、目が覚めた。夢か、と少し残念な以上楽しかったな、と思ったボクは、とある事を思う。
ボクはあの二人のどっちを愛して、落ちていく夢だったんだろう?
結局、どっちを選んだか…それは夢の中と一緒に置いてきたから、起きたら忘れていた。まぁ、夢ってそんなものなのだが、かなりの自分好みの双子のどっちを愛すか?という話は正直に言うと、ボクからすれば凄く複雑で、「夢ってそんなもんか〜」と思えない程、あの二人を選択として選びきれなかったのが悔しかった。
どっちの双子に愛されるか?落とされるか?一緒に過ごすか?
空を自由に飛べるように、選択肢も自由にしてほしい。
と、言うか魔法が使えるならもっとそれの楽しいことをしている方が悔いがなかったのにな、なんて毎日楽しい夢を落ちていくように悔しい気持ちが強かった日だった。
愛というのは、夢だからと言って簡単に決められないし、人生をかけるような大切な選択を数秒の夢に見させるのか!という気持ちにもなる、それにそんな簡単に一瞬で相手にキュン、と恋に落ちていくボクもボクだな、と思った。
だって、好みだったんだもの。
流石に好きになります。
ありがとうございます、自分。
夢を見させてくれる自分に感謝しないとな、と思う。
やっぱり、自分が喜ぶものは一番自分が知っている。
それを証明されるのは毎日見る夢だと感じる。
今日も寝た時、また恋に落ちるのかな?
次も全く違う主人公になって、どんな好みの人に出会うのだろう?
また、いろんなパラレルワールドの夢を見たいな。
なんて思いながら、ボクは目を閉じて、眠りについた。