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11/24/2024, 1:41:42 PM

セーター

寒い日、これがないと耐えれない。
最近はとんでもなく寒い日が続き、ボクも日々、震えながら歩いている。けど、そんな時にセーターを着ると、ボクは心も体も暖かくなる。

例えるなら、それはアイスのチョコみたいにパキッとした乾燥した寒い空気の中、太陽の日差しのように暖かくて、心も春みたいなたんぽぽみたいにふわふわして暖かくなる。

まるでその暖かい日差しを布団のようにふわふわと包まれ、どんな寒い場所でも暖かくて、幸せになる。
けど代わりに室内にいると暑くて汗をかくのは、しょうがない。
でも汗をかいても大丈夫なのがセーターなのだ。

と、言いながらボクはセーターを一着しか持っていない。
だから、寒い季節になると、真っ先に着るのはセーター、一択。
ボクは一年の最初はセーターを着るし、まだ最初の冬だから外は寒い、けど室内は暑い、を体験するのが楽しみでしょうがない。

今回の冬は暖かい日もあったから、それを何度も日をまたいで体験できたのはとても有意義な時間だった、とボクは思う。
だからこそ、ボクはセーターを一着だけ持っている。

え?他にも何着か買わないのか?
うん、買わない。と言ってしまう理由は、この体験を毎日すると慣れてしまうから楽しくなくなる、からであり、それに別にセーターは洗ってもすぐに乾くし、暖かい日に丁度、着たい時に着て、それを体験して、外は寒い!室内は暑い!をこの一着だけで体験する、という楽しみが良いんだ。

変なやつ、と思われても良い。
だって、ボクは変なやつですから。
それは当たり前であり、ボクにとって、変なやつと思われるのは普通のことだから、嬉しい。

けど、最近のセーターの悩みは、別の色を着てみたい、という気持ちにもなる。最近はお洒落な色が多いから、いろんな色を着て、その体験をしてみたいけど、いまいち手が出しづらい。
だって、そもそもボクはお洒落な事をしないし、見てるだけで満足してしまう癖もある、更に言えば臆病だからボクが着ていいのか?という気持ちにもなる。

そう思うとボクは変なやつ超えて、変なめんどくさいやつだな、と思った。まぁ、それはそれで、嬉しいな。と思ってしまうボクは本当に変なめんどくさいやつなんだな、と誇らしげに思う。
まぁ、いつかもう一着セーターを買ってみよう。
うん、いつかね。

更に寒くなる冬が来る。
ボクはまた、セーターを着て、冬を楽しんでいる。

11/23/2024, 2:38:13 PM

落ちていく

ボクは毎日、夢を見る。
その夢は、空を高く飛んでたり、敵っぽい奴と戦ってたり、知らない街を一人で散歩してたり、怖い奴に追いかけられたり、という感じで、いろんな夢を見る。

夢は毎日違くて、
たまに同じ夢を見たり、その夢の続きを見たりする。

だからボクは寝ることが凄く好きだった。
夢を見る度に違う世界で生きる自分を感じれるし、
何より、それがパラレルワールドみたいで、楽しかった。

ボクは眠ったら長く10時間寝るし、
途中で起きることはほぼなく、ずっと眠っている。
その時には必ずと言っていいほど夢を見るし、その夢はボクの好奇心旺盛な心を満たし、ほぼ毎日メモして、その後に見返した時、思い出しながら想像する脳内の世界が楽しくて、毎日冒険してる気分だった。

ボクはよくある漫画やアニメ、ゲームの主人公みたいな者にはなれないから、頭の中ではいつもそういう自分はこの物語の主人公だ!という妄想はしていた。それがボクにとって、毎日の日々が飽きなかったし、目の前の興味のないことをやらされても、頭の中で沢山妄想して想像して楽しんでいた。

そんな夢を見てる時、ボクはたまに落ちる夢を見る。
高い所からもあれば、奈落という穴に落ちる夢。
あるいは逆に相手を落としたりする夢も見る。
落ちるにもいろんな言葉の意味があるけど、ボクはほとんど夢の中でやっていると思う。
ボクは落とし名人かもしれない、そんな名人は嫌だけど。

そして、今日の夢は人に恋する夢だった。
ボクは全く自分とは真逆の可愛くて健気な女の子で、魔法が使える魔法少女みたいな子だったから、ずっと箒に乗って空を飛んでいた。空を飛ぶのはやっぱり楽しい。

その中で、凄く自分好みの双子に恋に落ちる夢だった。
ボクは「こ、好みの双子だ!」という高ぶる気持ちだったから、抵抗もなく、せっかく全く違う世界の主人公になれたんだから、と思い、夢の中を過ごしていた。

その際、双子はどっちの方を好きになるか?という選択肢があって、ボクは流石にそれには凄く凄く凄く、迷った。

宇宙の数ほど選択肢があると思っているボクは本当に凄く悩んだし、悩んで悩んで悩んで結論をやっと言おうと思ったら、目が覚めた。夢か、と少し残念な以上楽しかったな、と思ったボクは、とある事を思う。

ボクはあの二人のどっちを愛して、落ちていく夢だったんだろう?

結局、どっちを選んだか…それは夢の中と一緒に置いてきたから、起きたら忘れていた。まぁ、夢ってそんなものなのだが、かなりの自分好みの双子のどっちを愛すか?という話は正直に言うと、ボクからすれば凄く複雑で、「夢ってそんなもんか〜」と思えない程、あの二人を選択として選びきれなかったのが悔しかった。

どっちの双子に愛されるか?落とされるか?一緒に過ごすか?
空を自由に飛べるように、選択肢も自由にしてほしい。
と、言うか魔法が使えるならもっとそれの楽しいことをしている方が悔いがなかったのにな、なんて毎日楽しい夢を落ちていくように悔しい気持ちが強かった日だった。

愛というのは、夢だからと言って簡単に決められないし、人生をかけるような大切な選択を数秒の夢に見させるのか!という気持ちにもなる、それにそんな簡単に一瞬で相手にキュン、と恋に落ちていくボクもボクだな、と思った。
だって、好みだったんだもの。
流石に好きになります。
ありがとうございます、自分。

夢を見させてくれる自分に感謝しないとな、と思う。
やっぱり、自分が喜ぶものは一番自分が知っている。
それを証明されるのは毎日見る夢だと感じる。
今日も寝た時、また恋に落ちるのかな?
次も全く違う主人公になって、どんな好みの人に出会うのだろう?
また、いろんなパラレルワールドの夢を見たいな。

なんて思いながら、ボクは目を閉じて、眠りについた。

11/21/2024, 11:37:25 AM

どうすればいいの?

自分は物語の主人公になりたい。
なんて事を幼い頃から思っていたボクは、ずっと昔から今でも自分自身の頭の中は妄想と空想の物語の主人公だった。

頭の中のボクは勇敢で明るくて自分で考えて決断して、物事をはっきり言える、怖いもの知らずの、誰から見てもカッコイイ、素直なボクだった。

本当は臆病で自分の気持ちを上手く素直に言えなくて、優柔不断で妄想癖と空想癖がある、とにかくなんでも好奇心旺盛に思いつき、幼い頃から育てた想像力で沢山物事を考える変人だった。

別にそれが悪い事だと思ってないけど、
理想の自分というのはやっぱり、誰よりもカッコよくてデカくて素敵だなぁ、と感じる。
そう感じた上でボク自身を見ると、つい唸りながら首を傾げてしまう。

けど、周りからは想像力が凄いボクはよく褒められた。
それがなんだが、嫌な気持ちにならず、普通に嬉しかった。
けど、ボクからしたらこの想像力は当たり前だから、息を吸って吐くのと同じぐらい普通の感覚だったから、不思議な気分にもなった事が多い。

そんなボクは、想像力があるからこそ、妄想癖も空想癖もあるからこそ、更に言えば臆病だからこそ、いつも思うのはこの一言。

「どうすればいいの?」

これがボクにとって、いつも、毎回、毎秒、どんな時も考えて悩む種だった。この種が芽を出し、花を咲かす時、ボクは感情を爆発してしまう。

普段は考えてばっかだから、無表情でボーッとしてて、
周りからは怒ってる?不機嫌?体調悪い?なんて言われることもあったけど、全くそんな事はなく、ただ体は無になって、心は想像の色で沢山塗られて描かれてカラフルになってるだけ。

だから、ボクはいろんな事を考えて、

「これはどうすればいいんだろう?」
「これはどうすればこうなるんだろう?」
「これはどうすればこんな事になるんだろう?」

なんて、考えてるから気づけば一日があっという間に終わってるから、きっと、ボクの頭の中や心の声を覗いたり聞いたら、その人はあまりの情報過多で頭が混乱して、具合悪くなって、気絶するだろうなぁって思う。
と、言う事を想像するのも楽しくてやめられないのも、現実だ。

ボクにとって、この悩みは普通に楽しいし、やめられない。
中毒ってよりも、当たり前で普通のこと。

もし、この想像力がボクの人生の全ての研究結果になるなら、
神様はきっと凄く驚くし、あまりにもビックリして天界から地上に落ちて、その頃には地球では神様が地球に落ちてきた!って言って、ニュースになって、全世界から取材を取り上げられて、気づけば地球の大人気スターになってて、神様は天界に戻りづらくなるんだろうなぁ。

それこそ、神様は「どうすればいいの?」って思うかもしれない。
面白い、面白すぎる。
こんなに最高な展開、天界なだけに面白い。
いや、今のダジャレは面白くないな、本当に。

なんて考えながら、またボクは一人で想像していた。

11/20/2024, 1:44:11 PM

宝物

この世界で一番輝いて見えるものはなんだろう?
思い付くのはきっと人によって全く違うだろう。
家族?ペット?友達?恋人?推し?恋?才能?自分?
食べ物?ぬいぐるみ?仕事?思い出?睡眠?趣味?

これ以外にもきっと無限にある宝物。
人は沢山の宝物と共に日々を過ごすのだろう。
その宝物はいったい、その人にとって、どんな影響があるのか?

それが良い事も悪い事もあるだろうし、
そもそも良い事も悪い事もないだろう。

人にとって、宝物には無限の意味や理由、輝きが存在する。
それがあるから幸せで、あるいは不幸で、あるいはそれが人生だと思っている。

宝物というのは、人の心を左右するものだと感じる。

海賊が宝物を奪ったり探したり喜んだりするのと、
お金持ちが宝物を持ってお金を得たり保管したり飾ったりする。
あるいは家宝として代々引き継がれてきた大切な物でもあり、
オタクが推しを宝物として一生拝み続け推し続けるように、
人の心を左右するものでもあるように感じた。

そういえば、ボクにとって宝物はなんなんだろう?
と、言われればボクは「人生」と答えるだろう。

理由は正直な話、一つに選べないのが本音なんだ。
本当にボクは優柔不断だな、と思う。
ボクにとって、選択をするのは宇宙の数と同じだと思っていて、宇宙にある星の数ほど、ボクの頭の中にある選択肢は星と同じ数だった。

だから、全部が大切だし、全部がキラキラして見える。
全部が素敵だし、全部が楽しいし、面白い。
何より、その中で生きている人生が一番宝物だと思えた。

美味しい食べ物を食べてる時も、
大切な人と一緒にいる時も、
推しを応援してる時も、
絵を描いて自分の想像を限りないように描く時も、
勉強をして様々な学びを得ている時も、
仕事をして自分自身の社会経験を積んでいる時も、
息を吸って吐いて、周りの景色を見ている時も、
無限大な想像、または妄想をしている時も、
無限大な色を見ている時も、
この書いている文章も、
全部、全部、全部ボクにとって大切な宝物だ。

そして何より、その人生を生きる自分自身も宝物だと感じる。
ボクをこの地球に産んだのは親だけど、
自分から息を吸って、考えて、日々、地球で生きているのはボク自身だ。

正直、親よりも自分自身が大切に感じる。

だから、ボクはこれからも自分自身の考えを語りたい。
こんな変で妄想癖がある普通じゃない、
自分を人間かどうかも分かってない、
普通に生きれない臆病なボクを、
これからも懲りなく書いていたい。

ボクにとって、人生は大変だし疲れるし辛い時もあるけど、それが楽しく感じる。何があるか分からない恐怖、感情、不安、楽しさが、人生の最大のサプライズになる。
それが楽しくて、全てがキラキラして見える。
その輝いている美しさはボクにとって、
どんな見た目でも味でも匂いでも、美味しく感じる、最高のご馳走だ。

ボクは、また息を吸って、吐いて、地球の上に立って生きている。

11/19/2024, 11:27:52 AM

キャンドル

ゆらゆら揺れて静かで優しい灯火。
一つ小さな火は、一つ小さな命を感じる。
まるで生きてるかのように動き、燃え続ける。

小さい火なのに暖かく感じて、優しい気持ちになる。
ボクはキャンドルを見るのが好きで、まるで小さな生物と同居してる気分になった。

じわじわ溶けていく姿は心の中にある乾燥を潤す感覚になる。
そうすると、いつの間にか時間は過ぎて、気づけばキャンドルは溶けている。

その溶けたキャンドルも綺麗で、最初は生命が宿り、最後はその生命の終わりを感じる、数時間しか生きれない姿はボクの中では小さな神秘と大きな美しさを感じた。

ボクは昔から夢だったのが、沢山のキャンドルを部屋に置いて、部屋の明かりをキャンドルの火だけにすることだった。
あの小さな火を部屋いっぱいにするのは、きっととんでもない数だろうなのだろうけど、ボクはそれが憧れでしょうがない。

キャンドルは見てるだけで癒されるし、
アロマを入れたら匂いがして心地よい。

何より、あの火が綺麗だし、あの灯火が部屋いっぱいになれば、まるで別の世界に来たような美しさになるだろう。

でも、やらないのは火事が怖いからである。
火事になるかならないか、という話が出てくるのはボクの部屋はそんなに綺麗じゃない。でもそんなに物もない。
変な話、普通に何か物に燃え移ったらどうしよう、と臆病なボクは思ってしまうから出来ないが、夢としていつも想像している。

夢は燃え移らないし、火事にならない。
何より、一つでも十分綺麗だし美しい。

でも、それ以上にキャンドルという生命を一度に沢山も燃え尽くすのは、正直気になるし、それが凄く綺麗だろうな、と思ってしまうが、それは本能がそう言っているのであり、理性は止めてくれる。

それでも、キャンドルは美しく感じる。
ボクは生きてる間で何個のキャンドルに火を灯すのだろうか?
ボクは生きてる間に何個のキャンドルの生命を燃やすのだろうか?
ボクは生きてる間に何個のキャンドルと共に過ごせるだろうか?

と、変なことを考えながら火を見る。

やっぱり、キャンドルは美しい。
やっぱり、やっぱり、沢山燃やしたい。
沢山燃やして、キャンドルの最後を見届けたい。
キャンドルの気持ちになって、燃え尽きる姿を見て感じたい。
キャンドルはいったい、どんな気持ちで火を灯し、息をして、溶けていくんだろう?
それを大きな生物に見られるのは、どんな気持ちなんだろう?
嫌なのかな?苦しいのかな?楽しいのかな?嬉しいのかな?辛いのかな?幸せなのかな?

なんならキャンドルに生まれてみたい、そして燃やされてみたい。
キャンドルの美しくて小さな生命を宿ってみたい。
そして、大きな生物に見られながら燃え尽きたい。
そうしたら、気持ちが分かるのかな?
キャンドルはどんな気持ちでボクのことを考えてたか、理解できるのかな?

うん、この気持ち悪い性格、
キャンドルのロウと一緒に溶けてくれたらいいのに。

なんて思いながら、ボーッとキャンドルを見ていたボクだった。

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