今を生きる
ボクは鬱になった。
と、言うのは昔からの話。
鬱と言うのはかなり難しいもので、今も頑張って向き合っている。誰かに理解されるのはまず難しい病気。
もはや一生治らないのだから病気と呼んでいいかすら分からない。
ボクはそんな中、なんだかんだいって今も生きていた。
色々あったさ、本当に。
この前に書いた文章なんて、
鬱真っ最中だったような気もする、あんまり覚えてないけど。
鬱と言うのは向き合うタイミングが難しいと感じる。
タイミングを失えばそれは地獄よりも深い所に落ちていく。
地獄、いや、深海?いや、沼かな?それよりも深い、闇の中。
なんにも見えない場所に取り残されて、一人孤独に歩き続ける。
周りには誰も居なくて、誰も助けてくれない闇の中。
ボクはひたすらどれぐらい歩いたか分からないような、場所にずっと居た。
時間がどれほど経ったかすら完全に忘れるぐらい、
今を全く考えれなくなるぐらい、
ボクは目の前も周りも真っ暗で見えないぐらい、の場所を彷徨い続けた。
気づけば光のある先に来れた。
気づけば周りも見えるようになれた。
気づけば今を生きてた。
ボクは今も向き合っている。
それは、鬱、と、生きる、事だった。
ボクにとって、鬱と生きる事は別個だった。
鬱は鬱として心から死にたい気持ちを向き合わなきゃいけない。
生きるは生きる事として、日々、変わらない空を見ていた。
だからこそ鬱も生きる事もボク自身の事も、
向き合わないといけない。
そんなボクは今、なんとなく生きている。
周りの皆みたいに、普通に、生きなきゃって思う事がなくなった。
今は今で、なんとなく生きてたら、良いんだなぁって感じる。
無理やり自分から生きていたい訳では無い、
無理やり周りに言われたから生きてる訳では無い、
無理やり現実で頑張ろうなんて思っている訳では無い。
ただ、人生の九割も心の底から苦しんでるのに、
今も命があって、生きてしまったからには、生きるしかない。
そう思って、ボクは今を生きる。
7/20/2025, 1:59:07 PM