書く—書いた記録

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6/30/2025, 10:59:54 PM

「ところで」
「ところで?」

「今回のお題はなかなか意味深だね」
「そう?」

「カーテンを開けるだと何かを詳らかにする、明るくする。カーテンを閉めるだとこれから夜、見られてはいけないものを隠す。なんてならないかい?」
「あー、ちょっとエッチな感じもある」

「まあ、そこまで言わずにそういった雰囲気を出せるという感じがあるね」
「カーテン越しの人影とか」

「そう。そんな感じで人間関係を比喩的に使えるしね。カーテンコールとかだと舞台らしさというかそのものをイメージさせるけどね」
「あー、なるほど」

「で、意味深と言ったのは」
「意味深だからだ!」


お題『カーテン』

6/29/2025, 10:40:40 PM

「ところで」
「ところで?」

「梅雨が明けたり明けなかったりしているけど、今回のお題は海らしさもあれば空らしさもあるね」
「青いから?深いから?」

「そうだね。深いは海の深さとかにも使われるけど、色の濃さを深いとか、複数の意味が絡むことを前提にした話も深いとかいうね」
「深い」

「そう言われると浅そうだけど、海にも空にも使えそうというのはあるね。でも宇宙は黒いから使えないかな、というのは理系らしいかもしれない。青い宇宙もあるかもしれないし」
「深い」

「それはともかくそろそろプールでも行かない?」
「深い」

「もしかして話聞いてない?」
「このまま深い眠りに……」


お題『青く深く』

6/28/2025, 11:29:49 PM

「ところで」
「ところで?」

「このタイトルだが、メタ視点で見ると梅雨明けが全国的じゃ無いところが透けてみえるお題だね」
「んー、つまり?」

「全国的に梅雨明けをしていたら、気配にはならないだろうからね。もう来ている夏だろうから」
「なるほどー。気温はとっくに夏っぽいけど」

「それはそうだね。六月でも気温が30℃を超えていたら夏と区別がつかないというか世界的な分類だと夏か雨季だね」
「雨季?」

「でもそんなに雨季ってほど降ってないから夏の分類だろうね」
「じゃあ騙されてた?」

「たまたま冬と夏の間が長くて春って言ってたのが、梅雨を含めた夏と冬の間が短めになっている。つまり春が短いと今までの四季とは違う感じになるね。そして秋も短い」
「ずっと暑いまんまだもんね。それで急に寒くなるし」

「だとすると、夏の気配を感じた時にはすでに夏だね」
「夏はそこにいた!」

「連日30℃越えのところから見たら、梅雨とか呼び方はともかく、とっくに夏でしょ」
「それはそう……さっきから食べてるのは?」

「君のアイス」
「……」


お題『夏の気配』

6/27/2025, 11:44:11 PM

「ところで」
「ところで?」

「なんか梅雨っぽいお題からそうではないのに変わったのでもしかして梅雨明け?などと思ってしまった」
「あー、お題だからか」

「そう、住んでる場所によっては梅雨明けしている。梅雨っぽいお題を出されてもというお題ならではだね。まだ梅雨のところがあってもお題にはできない。つまり共通性が必要なところだね」
「なるほどー。お題の人も大変だ」

「だとすると次は夏っぽい、夏にちなんだお題が出始めるんだろうけど、まだ梅雨のところがあると未来に向けた、将来に向けたようなお題がありそう。今回のようにね」
「春とはちょっと違うんだね」

「そうだね。春は冬を凌いでからのという忍耐の後みたいな部分があるね。あとは定型的なイメージとしてと出会いと別れ。これは日本の学校や企業の文化が影響していて、他の国の文化ともちょっと違うね」
「あー4月始まりのところは少ないんだっけ」

「そう、だからお題にも日本の文化性が溢れてているね」
「英語だと違そうだし」

「そうだね。Goなんとかになりそうだから行こう!という視点や意味のが大きくなりそう」
「なるほどー」

「でもいつだって同じようでもまだ見ぬ世界だらけなんだよ」
「この世界は同じことを繰り返してなくて、全て初めてだから?」

「意味深だ!」
「でしょ」


お題『まだ見ぬ世界へ!』

6/26/2025, 10:42:25 PM

「ところで」
「ところで?」

「いきなり思いついたのは断末魔だったりする」
「あー、ファンタジーでたまに見るやつ」

「仏教用語だがよく使われるやつだね。トマジャガ警察というのはよく流行ったが仏教警察や人名警察はあまりいないね。人名で有名なのはサンドウィッチだが」
「あー、あの人がいないとサンドウィッチがないのか」

「包みパンとか挟みパンという造語をしているのは見たことがあるな」
「なんかそれっぽい。でもあふれるケバブ感」

「そうだね。断、末魔だけど本来の意味はだいぶ忘れられているね」
「本来の意味?」

「マッマの切れる……まつまのきれる音と入力するとこの候補が。それはさておき、末魔という切れちゃいけないのが切れる、イコール死なんだけどもその切れるが忘れ去られると意味不明な表現になる」
「へー」

「末魔も普通には文字入力できないのだけど、文字入力フロントエンドが文化に介入して語彙が減っていくというのは世界的傾向があったりする」
「あー、変換候補にないと選べないし」

「そうだね。いまの文字入力もAIが自動学習したものになっているけどなかなかできが悪い。
AIというか一般人の集合より言語学者や研究者の作る文字入力の方ができが良いということだね」
「それはそう」

「『と』とか入力すると『ところで』がすぐ出てくるからね。それと話し言葉を入力するようになったので書き言葉が使われにくくなった」
「あー」

「ここでは読みやすさのために書き言葉も混ぜてあるけどね」
「なるほど。だからちょっと堅く感じるのか」

「かも知れないね」
「かも」


お題『最後の声』

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