「ところで」
「ところで?」
「このお題は文学的な感じがするけど、手紙なんて書かないからイメージが湧かないね。夏をイメージさせるけどね。砂浜の手紙の入ったボトルとか」
「またメタい話をしてる」
「いや年賀状なら書く人はいそうだけど、夏のしかも手紙でしょう?マニアックな趣味だね。しかしこのお題というマニアックな文字書き向けではあるね」
「またメタい話をしてる」
「いや、なんかポケベルのようないにしえの物ってイメージが先行してね」
「あー、ネット老人会ネタのやつ」
「まあネット人口の分布から自明とも言える」
「年配の人が多いもんね」
「そもそも人口の半分が50歳以上だからね」
「そうなのかー。年寄りばっかり」
「まあ、それ以上はいけない」
「お口チャック」
お題『波にさらわれた手紙』
「ところで」
「ところで?」
「8月になって会いたくなる。どういった人を想像する?」
「夏休みだから、あなたみたいに毎日会わない人?友だちかな」
「まあ、前期試験が終わったら夏休みだから実家から通っている人以外だと家族とかかな。学生ならだけど」
「学生以外だとどうなんだろ。会いたくない人がいると会いたい人がいても嫌っていうのはあるし」
「あー、嫌な人がいるとそもそも会いに行きたくないからね。汚い言葉が出そうになってしまう」
「遠距離恋愛とか!」
「あー、7月なら遠距離恋愛がすぐに思いついたのだが。あとは……もう会えない人かな」
「8月だからお盆?」
「そうだね。思い出の人と夢の中でも会えると良いね」
「そうだね」
『8月、君に会いたい』
「ところで」
「ところで?」
「比喩的表現なのか物理的に眩しいのか」
「なんの話?」
「ああ、いつものようにお題の意図を考えているんだけど、複数の意味が取れるように漢字を開いたり、直喩比喩といろいろ使えるのを選びがちなので意図的に複数の意味を持たせている」
「またお題のあれなの」
「そう。お題のあれなんだけど、今回も比喩と物理的な眩しさ両方にかかってるね」
「いつもそんな感じだけどね」
「ところが漫画やアニメのような視覚的表現ができると、実際にも眩しかったりする。これはおもしろいね」
「夏なんかは人も世界も眩しい気がするけど」
「光量が多いからじゃないか?」
「はあー」
「いや、着る服も白かったりするし眩しくない?」
「はああー」
お題『眩しくて』
「ところで」
「ところで?」
「なにこれ、熱血ものかな?」
「なになに?あー」
「とか思ったけど、これだけの猛暑酷暑だと生きてるだけで熱い鼓動な気がしなくもない」
「確かに」
「アイスで冷却だ!」
「冷却だ!」
お題『熱い鼓動』
「ところで」
「ところで?」
「何かやるんでもタイミングっていうのがあるわけだが、お米は値上がりするのかしないのかが気になるね」
「あー、なんかあった気がする」
「まあ自分が買ったりしてないからわからないけど、しばらく前は盛り上がっていたけど、今度は作柄が悪そうとか言われているね」
「あー、それはタイミングが良いの?悪いの?」
「どの立場によるかだね。それと買いだめした人たちがどうしているのか気になるね」
「お米ってあまり持たないんでしょ?」
「それはそうだね。そして新米が出るから夏場はそもそもあまり買わない人も多い。食欲が減って麺類にすることもあるからね」
「確かに、夏場にご飯のイメージはないかも」
「ご飯お代わりし放題とかの店を見つけたら、お米の仕入れが……なんて考えちゃうね」
「それがタイミングかー」
「ところでコンビニ限定アイスがちょうど入荷していてね。どう?」
「タイミングだ!」
お題『タイミング』