「ところで」
「ところで?」
「そもそも概念に重さや大きさがあるのだろうか?」
「なんの話?」
「いや、小さなが何にかかるかが概念だと大きさは無いのではないか?と思ったのだけどね」
「よく分からないよー」
「つまり大小は本人がどう思っているか、または表に露出させたいかどうかで概念に大きさという付与情報が付いている。概念そのものには大きさは無い」
「さらに分からん」
「つまり、『ある概念+小さい+特定情報』という概念の構造だね」
「だから分からんてば」
「まあ、分からないならそれはそれで」
「ふーん?」
お題『小さな愛』
「ところで」
「ところで?」
「梅雨が明けたと思ったら帰ってきたみたいだ」
「そもそも明けたのだか?」
「そうだね。最近はなかなか明確に梅雨入りや梅雨明けが判断しにくいというのはあるだろうね。過去にも梅雨明け後にずっと雨が続いたというのもある」
「雨も嫌だけど暑いのも嫌」
「それは皆んな思ってそうだね。蒸し暑いという両方の成分が混ざったのもあるし」
「最悪」
「まあね。なかなかままならないものだね」
「昔のほうが涼しかったとか聞くと良いなーって」
「流石に今ほどは暑くなかったみたいだからね」
「ただ、測定方法が細かくなったので、記録上は最高気温は上がっている可能性もあるけどね」
「あー、今まで測定してない所とかならそうか」
「あ、お題……」
「雨降ってるしね」
お題『空はこんなにも』
「ところで」
「ところで?」
「子供表記にはいろいろあってね」
「何が?」
「公的なものだと『子供』と書くのが一応、一応ね標準的な扱いなんだけど、記者ハンドブックだとずっと『子ども』なんだよね」
「基準が2つあるみたいな?」
「まあ記者ハンドブック基準でメディアが書いてるから、公的なものというよりはメディアの文を読むほうが多そうなので『子ども』を見ることが多いと思う。でも一般の人が書いたりするのも、作家が書くのも別にそれにとらわれる必要はないからね」
「なるほど」
「お題で開いていないほうを選んでいるのはそれはそれで思想があるわけだね」
「漢字ひとつでねー」
「他の時には開いている(子ども)はあるかもしれないけどね」
「あーでも、旧仮名遣いの人は思想強そうぽい」
「あれを普段使いするなら、昔の新聞とかを読まないと使い方が変だから難しいよ。青空文庫だけだと偏るし、ジェネレーターを使うのは学習データが少なくて違和感があるからね」
「そうなの?分からないから分からないけど」
「まさか子供の頃の夢が侍だったりするかもね。一人称が某とか」
「それは……渋い夢だね」
お題『子供の頃の夢』
「ところで」
「ところで?」
「今回のお題だが、こういった内面や心理的なものをお題にするのはどうも気になるね」
「どんなとこが?」
「例えば、秘めた恋なら秘める→露出があり、耐えられない怒り→耐えかねて、というのがあるが、これは内面だけどもしかすると外面かもしれない」
「んー、つまり誰かに言っちゃったこと?」
「そうとも取れるということだね。おそらくは幼さと不安を暗示しているお題なんだろうね」
「なるほど。道に迷うのとはちがうんだね」
「似ているというか、同じ要素もあって、不安と自身の幼児性というか未熟性も含んでいる。道に迷うのはある意味未成熟とみなされることもあるからね」
「なるほど。服の端っこ掴んでるイメージもあるなー」
「あー、君がよくやるやつだね」
「方向オンチなんだよ!」
お題『どこにも行かないで』
「ところで」
「ところで?」
「いつのまにか投票ができるようになっていた」
「あー、昔は20歳からだったみたいだね」
「そう。子どもの頃はなんか格好良いと思っていたりする。今は自分で投票するとなるとちょっとイメージが違うね」
「ふーん。どんな?」
「自分が大人じゃないのに大人の行動をしているような違和感がるというか。18歳で大人ってことになっているけどね」
「あー、誕生日になったら急に変わるとかじゃないしね」
「それでも選挙に向かう後ろ姿は良いものだよ。候補者も投票者も」
「そうかも」
お題『君の背中を追って』