書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「子供表記にはいろいろあってね」
「何が?」

「公的なものだと『子供』と書くのが一応、一応ね標準的な扱いなんだけど、記者ハンドブックだとずっと『子ども』なんだよね」
「基準が2つあるみたいな?」

「まあ記者ハンドブック基準でメディアが書いてるから、公的なものというよりはメディアの文を読むほうが多そうなので『子ども』を見ることが多いと思う。でも一般の人が書いたりするのも、作家が書くのも別にそれにとらわれる必要はないからね」
「なるほど」

「お題で開いていないほうを選んでいるのはそれはそれで思想があるわけだね」
「漢字ひとつでねー」

「他の時には開いている(子ども)はあるかもしれないけどね」
「あーでも、旧仮名遣いの人は思想強そうぽい」

「あれを普段使いするなら、昔の新聞とかを読まないと使い方が変だから難しいよ。青空文庫だけだと偏るし、ジェネレーターを使うのは学習データが少なくて違和感があるからね」
「そうなの?分からないから分からないけど」

「まさか子供の頃の夢が侍だったりするかもね。一人称が某とか」
「それは……渋い夢だね」


お題『子供の頃の夢』

6/23/2025, 8:38:52 PM