オバタン

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7/16/2024, 1:02:16 PM

訪問介護の仕事をしている私にとってその日の天気を把握することはとても重要だ。食い入るように確認するのは週間天気予報。雨が続こうものなら憂うつな気分に拍車をかける。梅雨の時期は特に、だ。
が、最近の傾向として、曜日によって何となく雨の降りそうなときがわかる。曜日というより、利用される方々といった方が正しい。
何となく雨に当たる人。土砂降りか小雨かは問わないにしても、高確率で持ってる人がいる。かくいう私も、雨にとても好かれる女だ。まったく、皮肉なものである。

7/15/2024, 11:16:57 AM

長い付き合いだった私の甲状腺。バセドウ病の診断を受けて薬での治療を試みること十数年。治療の効果はまるでなく、ついには甲状腺を全摘することを何度も推奨された。人生初の手術を決め術前検査でわかったのは、私の甲状腺が9cmもあったという事実。通常のおおよそ二倍。そりゃあ薬飲んでも治るわけねえや!と腑に落ちた。
甲状腺の手術を受けたのは五月末。今、私の首にはアルファベットの「U」の字を書いたような大きな傷跡がある。しかも反回神経麻痺というオマケ付きで。声掠れるわ上手く話せないわ傷突っ張るわ飲み込みにくいわで後遺症に悩まされることはしばしばあるが、生きてるだけで儲けもんって話で、いずれ良くなると医者が言うんだから信じて回復を待つしかない。
鏡を見るたび思う。こんな大きな傷跡残してがんばったんだから、この先何が起きてもかすり傷にしかならないから心配するなと。

7/14/2024, 11:21:23 AM

共に切磋琢磨し、華々しい進化を遂げながら、物語の強敵に立ち向かう。
愛してやまないポケモン。ゲットしたポケモン達と手と手を取り合って挑む数多のバトル。デザインこそキッズ向けに作成されども、大人も充分に楽しめる。それがポケモン。
シリーズいろいろ出てはいるが、私は敢えて剣盾を推したい。ワイルドエリアに向かって早々、明らかレベチのイワーク登場に度肝ぬかれたのが懐かしい。ピッピ人形のありがたみをとくと味わったものだ。ジムリーダー戦、ホップ戦の演出やBGM、キョダイマックスバトルやストーリー、ダウンロードコンテンツのやりこみ要素に感動しながらも、一番私を虜にしたのは、何といってもキャンプ&カレーシステムだ。パーティーのポケモン達がかけっこをしたり、ケンカをしたり。嗚呼、このシステムはスカーレットでも採用して欲しかった。

7/13/2024, 5:59:59 PM

手ぬぐいを使うようになってからかなりの年数が経ち、今ではすっかり愛用の域に達した。
使い込むほど味が出るのが手ぬぐいの良さ。新品の手ぬぐいをいざおろすとき、水通しを良くするために一時間ほど水にさらす。使い始めの頃はまだたくさん糸がほつれてくるが、まあまあそう慌てるなかれ。使って洗うたびにほつれる糸を丁寧に切り、揃え、ほつれが落ち着いてくるまで同様の工程を繰り返す。その頃には生地もそこそこやわらかくなり、吸水性もぐんとあがる。まさにいい塩梅だと自画自賛。努力の報われる瞬間が、何よりの優越感。

7/12/2024, 2:30:18 PM

これまでずっと猫にぞっこんだった。「犬か猫、どっちが好き?」と聞かれたら、迷わず後者を選ぶほど猫に魅了されていた。特に瞳が開きかけた、ヨタヨタとおぼつかない脚で歩く仔猫の愛らしさと言ったら!人間が猫様の下僕になっても致し方ない愛らしさに日々癒されていた。
それがどうだ。今では犬でも猫でもなく、オウムに夢中である。どうしようもないレベルでオウムの虜となり、何ならオウムに会いたいがあまり動物園まで足を運んだほど。
ちなみに私は齢四十を軽く過ぎたいい大人だ。ゾウだキリンだとはしゃぐちびっ子達に紛れ込むには場違いな気がしないでもなかったが、なりふり構ってもいられない衝動に踊らされた。人っ気の少ないキバタン、オオバタンの前を陣取り、その愛らしさを存分に堪能したのはもう一ヶ月近く前のこと。

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