手ぬぐいを使うようになってからかなりの年数が経ち、今ではすっかり愛用の域に達した。
使い込むほど味が出るのが手ぬぐいの良さ。新品の手ぬぐいをいざおろすとき、水通しを良くするために一時間ほど水にさらす。使い始めの頃はまだたくさん糸がほつれてくるが、まあまあそう慌てるなかれ。使って洗うたびにほつれる糸を丁寧に切り、揃え、ほつれが落ち着いてくるまで同様の工程を繰り返す。その頃には生地もそこそこやわらかくなり、吸水性もぐんとあがる。まさにいい塩梅だと自画自賛。努力の報われる瞬間が、何よりの優越感。
7/13/2024, 5:59:59 PM