大切だったものを、投げやりにして
得られる「幸せ」、って
「本物」かな?大切に出来るのかな?
夢でしか、出会えない、そんな人なはずなのに
そんな夢のなかで、私は息が出来ずに
目を伏せてしまうの。
心が、痛くて。悲しくて、辛くて
知らずに前だけを見られずに、後ろばかり気にして歩いて。
2023/10/25/Wed 「行かないで」 ≠Mee≠
「大丈夫!」笑って私に貴方が話しかける、
ーーーこれは現実か?「…もう、大丈夫だよ?」
貴方の頭だけは、私、撫でてあげられない。
『どうしてーーー?どうして、こんなことしたの?』って
言われることで、また傷つけてしまうのが、辛いから。
ーーーそうしたら、突然
「最後にするから!」って、あえて一筋、自分に傷をつけて
貴方が突然、振り返って私の頭を撫でた。
「逃げなかったね」って。たくさん頑張ったね、って
「ごめんね」があまりに苦しいから、沢山「ありがとう」を
伝えてくれた。私の一生は、こんなことじゃ終われない。
ーーー生まれて始めて、私に生まれて良かった、って
心から思えたんだよ。
いま貴方に伝えられること。
空の無い、世界で、天井だけが見渡せる景色で
いま貴方は、たしかに全てと戦いながら
「生きている。」本当にごめんね。
なんでも出来るのなら、生まれたことを何もないことには出来ないの?
真ん丸な、その瞳は泪を溢して、私に本気で言った。
「世界を生きている、友達が、羨ましかったよ。」
「どうしても、過去には帰りたくなかったよ。」
全てを悔やんでも、周りを傷つけても、なにも生まれない、そんなこと当たり前に分かっていたから
いまだけだ。いまだけだ、って『人生』に言い聞かせて
必死に必死に、崩れていく世界と震えながら耐えていた。
あと、どれだけですか?
「貴方」の居る未来の位置はどこですか?
悪いところを全部治したら、「貴方」になれますか?
だって、いままで生きた私は確かに「貴方」でしたよ?
2023/7/1/Sat『窓越しに見えるのは』
「ごめんね」ーーー謝らないで。
私、ずっと貴方に憧れていたの。こんなに弱い私を、引きずって、未来で生きている「貴方」に。
今、私が生きるのは、「貴方」が諦めなかったからなの。
一寸、一秒先だって、私が生きているのはきっと
神様じゃあ無い。「貴方」という「私」が育んだ奇跡の灯だから。
ーーーだから、
生まれてきてくれて、生きていてくれて、ありがとう。
Q,誰かが泣いている、声が聞こえる。
か細くて、消えてしまいそうで、そんな泣き声がする。
『貴方は、無いって、言い訳できる?』
…未来からは逃げられないと、誰かは笑って言った。
…「立ち向かう勇気が欲しい」、心の中心が叫ぶ。
『いま、ここにある歴史』=『奇跡』
一体誰が否定できるんだい?
2023/05/30/Tue TITLE:
「ただ、必死に走る私。なにかから逃げるように」
ーーー…でも
A,どんなに苦しくても蔑まれても、構わない。私はもう、誰かを一人になんかしないから。
強くなくていい。なにも持たなくていい。
私は、貴方であるだけの、貴方がいい。
(贅沢を言うのなら、笑って欲しい)
(言葉が欲しい。温かい手の平が欲しい)
だけど、そんな当たり前なことさえ、もう要らないから
側にいてよ。
声を聞いてよ。
一人じゃないって、言って聞かせてよ。
もう、戦わなくていいんだ、って信じさせて。
僕は、ヒトは人の心を殺して生きていくものなんだと
本気で思っていた。
壊して、壊して、撃ち抜いて
殺して、殺して、引き裂いて
そうして出来上がったものが
人の心なんだと、本気で思っていたんだ。
人の心の叫びは大きくて、いつでもか細いから
それに敏感で、臆病な自分は
いつでも人を、守ることでしか
助けられないものだと本気で思っていたんだ。
その時、僕にしか愛せない人とであった。
僕を愛してくれる人だった。
手を繋いだ。並んで歩いた。一緒に夢を、未来を語った。
その人が、好きだった。大好きだった。
そうしたら気が付いたんだ。
人の心を殺しながら生きていた僕は
無意識に、心を壊す銃を両腕に構えていた。
紛れもない、今度は他でもないキミに照準を向けて。
その銃に気が付いた時に吐いた
言葉が、ひっくり返るようにキミを傷つけた。
ーーー僕は、壊すのか。いまから、これから。
ーーー誰よりも大切なキミまでもを。
ーーー他に生き方は知らない。一体どうしたらいい。
2023/05/11/Thu〈愛を叫ぶ〉
人を初めて愛しました。
いびつな生き方しか出来なかった、自分にすら気が付けなかった僕が、初めて誰かを愛しました。
眉間にまで突きつけられた僕の銃は、やっぱり
ーーー引き金は、引けなかったよ。
優しい、って正直難しいよな。
正しい、って本物なんか、どこにもないよな。
「ごめん」、「ごめんなさい」、「ごめんね」、「ごめん」
あの時に、流した涙が声が、言葉が、感情が
「紛れもない、愛の形」だったんだ。
僕は叫んだ。無償の愛を。僕自身の心がその声を、覚えてくれるまで。
キミは、なにも言わずに「うん、そっか、大丈夫」って、僕の肩撫でて隣にいてくれたね。
いつかなんて関係ない、いまキミが好き。
それだけで、「生き方」なんか、必要なかったんだ。
先への絶対感や、昨日までのやるせなさも
自分次第で変わっていける、って気が付けたんだ。
もうひとつだけ、言えることがあるのなら
人の心は、殺すことじゃない、「生きる」ことで強くなって
そうして自分を見つけて自分自身で幸せになるんだ、ってその時、知って気が付いたんだ。
手の平に構えた銃は、もう消えて見えなかった。
キミが、もしまだ子供で
私がもし、まだ幼くて無知なら
世界の終わりなんて、物語の結末でしかないと
思ったのかな。
私はなにかを残せたのかな。
世界が、私が砕けて散る頃に。
例え世界が、明日終わるとしても
誰かの命を救う神様になんか、なれはしない。
分かっているよ。でも、分からない、ヒトは
人の言葉ひとつで、変われるものだから。
2023/05/6/Sat〈明日、世界がなくなるとしたら何を願おう〉
いつまでも、いつまでも
終わらない結末を願おう。
当たり前という名前の、幸せが
消えてなくなって、しまわないように
キミが哀しむのなら私は、
私が泣くのなら、キミの手で
頬の涙を拭ってあげよう。
もしも明日、世界がなくなるとしたら私は
『永遠の幸せを願う』
どうしても、どうしても、どうしても
探しても見つからないんだ。
おかしいな、って笑ってごまかすけれど
探す手の平は、いまだに震えていて
ーーー怖くって、辛くって堪らなくて。
ああ、いつ逃がしたの、どこで間違えたんだろうな。
もう出逢えない、ってさ
言われただけなのに、前が見えなくってさ。
無意識にキミの名前、呼びながらまた今日も眠るんだ。