12歳の叫び

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6/18/2024, 1:16:57 PM

フィクション

辛かった。苦しかった。けれど、言葉に出すことは無かった。
これは私が自殺をする理由となっているのだろうか。
私は、そもそもなぜ、自殺をしたのだろうか。
櫻井 花。私は自殺した。マンションの二回から飛び降りた。怖かったんだもの。初めは確実に死ねる十五回から死んでしまおうと思った。けれど、そもそも下を見れなかったのだ。高所恐怖症の私にとってそれは難しくて、苦しいことだった。
なんでだろ。今から死ねるのに下を見るだけで苦しいだなんて。私、おかしいんだよね。
まあそういうことで、今は病室。あーやだやだ。死ぬ前のことを思い出す――。
「先生、花はいじめられていたんです!先生の見えないところで何度も殴られたり、カツアゲされたり、それを花は私に何度も報告してくれた!」
私の親友、亜希は私が亜希に送ったメールを先生の前に出した。
『あー、今日も殴られて足引きずらないと帰れないかもw亜希いっしょに帰ろー!』
『お金もう小銭すらないんだがwおすすめのアルバイトある?』
『まじであいつらうざいんだけど!でも亜希がいるしがんばる!』
『明日学校休んでもいい?』
『ねえ辛い』
『助けて』
『やだ』
『どうしよ』
『電話したいよー』
『もう無理かも』
ずらーっと並ぶ私の送るメールと、その後何分か間を空けて送られてくる亜希のメール。きっと、送る言葉を選んでくれていたのだろう。
「なのに私、何も出来なかった。ただそばに居ただけで……。親友失格だよ。ごめんなさい、ごめんなさい……」
私に深々と頭を下げる亜希。
なにそれ、もう遅いのに。
私、人殺しなんだよ?――。
「……飯うまいか?」
「……おいしいです」
そして、私は私の弁護人をした佐藤 優さんと暮らし始めた。
初めの頃はとーっとも冷たかった。
けれど、どこかで私のことを思っていてくれていて、誰よりも私を知ってくれている人。そう思っている。
「……優さん、私、間違ってたのかな」
「ははっ、それ初めてあった時も言ってただろ。何も間違ってやないさ。おれだって上司を今にでも殺してえよ」
暖かいハンバーグを橋で続きながら、ゆうさんに言うと、ははっと軽く笑って、私の頭を撫でてくれた。
ああ、暖かい。これを愛というのか?嬉しい。幸せだ。ふふ、前まではそんな文章に書くようなことを心で思ったことなんてなかったのに。
「花は生きているだけでいい。ただ死ぬな。俺はお前が年老いて死なないと仕事クビだからな」
「そうなの?私、責任重大じゃん」
「ああ、だから死ぬな」

死ぬな。
その言葉。いっちばん嫌いだったなあ。でも、今になるとその言葉が薬となる。
落下した先にあったのは幸せの玉手箱。

6/17/2024, 12:45:23 PM

未来は生き続ける限りは必ずあるもの。
みんな、今じゃなくて未来を見ていると思うんだ。
だから勉強してるんでしょ?
だから好きでもないお仕事をしてるんでしょ?
だからいい仕事に就きたいんでしょ?
だからお金が欲しいんでしょ?
未来なんてなければいいのに、死にたいと思えば簡単に死ねる世界ならいいのに。
でも、死なないのは怖いからでもなくて、私はただ、死にたいと思わないからだ。
どんなに辛いことがあっても、死にたいんじゃなくて、消えたい、ずーっと寝てたいと。
毎日毎日、明日が来るのを待っているだけ。
それは、死ぬこと自体が怖いものだと認識しているからだよ。私は弱い。脆い、ボロボロだ。
そんな人間を助けて欲しい。
私じゃなくて、世界が死ねばいい。
私じゃなくて、明日が死ねばいい。
私じゃなくて、辛い過去が死ねばいい。
私じゃなくて、未来が死ねばいい。
私じゃなくて周りが死ねばいい。人間じゃなくていいよ。ただ、私の人生の名前がなくなってくれるだけでいいんだよ。
ごめんなさい、小説を書くとこんなものしか書けなくなってきた中学生の夏。
これは、綺麗な小説とは言えない。ただの悪口ではないか。
じゃあこんな話をしよう。
この頃、みんなが気軽に話しかけられるような人間になれた気がします。
困った時、私に頼ってくれる。
私が暇してたら、話しかけてくれる。
笑顔を向けてくれる。
おはようと返してくれる。
嬉しい、私嬉しい。
ありがとう。ありがとうね。
優しくて、可愛くて、頭がいい人間に近づけましたか?
あーーーーーー、夏休みの旅行が楽しみです、私幸せなんです。
なら、未来を楽しみとしてもいいと思う今。

6/16/2024, 10:52:35 AM

1年前の私は今より幸せではない。
好きな物もなかったし、面倒臭い常識が今以上にあった。
でも、そもそも幸せって何?
私は他人の幸せを願うような幸せな人間では無い。
私は他人の幸せを喜べるような人間では無い。
私の自分の幸せは他人の幸せが基準だ。
そんなやつでもここまで生きてこれた。それはとても褒め称えたいことだろう?
他人と比べるのは、前に進みたい時だけ。
幸せをここにとどまらせる為には、他人と比べるのは、不必要だ。

私は今日、小説を2冊買って貰えた!
私は今日、ピンクのシャーペンを買って貰えた!
私は今日、プリン味のアイスを買って貰えた!
私は今日、私は今日!
私は今を生きているんです!
365日、春夏秋冬が過ぎれば、もうリセットされたと同然なのですよ!
明日辛いね、はい辛いです。そんな日があるからこそ、自分を愛せるのです!

6/15/2024, 8:25:13 PM

小説を読んでいると、嫌な思い出が蘇る。
でも、でもね、私は読み続ける。
その嫌な思いでは過去の思い出であって、私、信じてるんだよ。
それは、前世の記憶も思い出せるかもしれないってことを。こんなに過去の嫌な思い出を掘り返させるくらいなら、過去の記憶も記録されてるはず!
なのに、私は思い出せない。思い出そうとしているというのに、思い出せない。いいや、思い出させてくれない。
それなのにね、安心する。
きっと私の前世は、すごく楽しい思い出がなくて、反対に辛い思い出もなかったんだと思う。
だから思い出せないんだよね、でも私は思い出すまで読み続ける。
たまに、どうでもいい場面の過去を思い出すんだもん。だから思い出せる気がする。
何冊も何冊も読み続けているのに、思い出せない過去の記憶は、私に必要のないものなのだろうか。

6/14/2024, 10:52:07 AM

きっと、きっとね。私はみんなからしたらこの世界の脇役でしかなくて、一番の友達だとも思って貰えてない。
そう思うだけで苦しくて、変わりたくて、だからダイエットをした。
食べるだけで、怖くなる。だから、全部ご飯を完食するのなんて何時だったかも忘れた。
そんな時、私を救ってくれたのは、カワウソのぬいぐるみ。かわちゃん。
ごめんなさい。いつも悲しい言葉ばかり、かけてしまって、どろどろに濡れちゃったよね。
かわちゃんに感情があったら、私をどう思ってたんだろうね。多分、可哀想な人間だなあとでも思ってたと思う。
かわちゃんを買ったのは、小学二年生の頃だ。動物園のお土産ショップで、初めにとっていたぬいぐるみを持ち、家族がお土産を選んでいるあいだ、他のお土産も見るため、歩き回っていた時。私は見つけた。
あの時のことは鮮明に覚えている。そう!一目惚れ!
私は、かわちゃんを抱きながら、車の窓から見えるあいまいな空を見ながら家に帰った。そう、あいまいなね。
だから、ちゃんとかわれたと言う証明書をかわちゃんにみせてあげられるひがまちどうしいのだ!
ちゃんと幸せになれた!
ちゃんと理想に近ずけていると!
私は、私は、誰かのために生きてるんじゃないんだ。かわちゃんのために生きている。
あの日見たあいまいな空を見たことは無いけれど、かわちゃんが私を認めてくれた日に見れる気がした――

今日は30度以上になり、学校でもエアコンが着いた。あぁ、夏です。
そして、空を見るとあいまいな空が映し出されています。
意味がわかりますか?
私はやっと世界を見ることが出来た。私が自分のことを醜く見出した瞬間から、あのあいまいな空はずーっと私のそばに居たのです!
かわちゃんは私をいちばんに認めてくれていたのです!ええ!そうですね!

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