12歳の叫び

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小説を読んでいると、嫌な思い出が蘇る。
でも、でもね、私は読み続ける。
その嫌な思いでは過去の思い出であって、私、信じてるんだよ。
それは、前世の記憶も思い出せるかもしれないってことを。こんなに過去の嫌な思い出を掘り返させるくらいなら、過去の記憶も記録されてるはず!
なのに、私は思い出せない。思い出そうとしているというのに、思い出せない。いいや、思い出させてくれない。
それなのにね、安心する。
きっと私の前世は、すごく楽しい思い出がなくて、反対に辛い思い出もなかったんだと思う。
だから思い出せないんだよね、でも私は思い出すまで読み続ける。
たまに、どうでもいい場面の過去を思い出すんだもん。だから思い出せる気がする。
何冊も何冊も読み続けているのに、思い出せない過去の記憶は、私に必要のないものなのだろうか。

6/15/2024, 8:25:13 PM