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3/19/2026, 12:38:31 PM

朝の学校。
嫌いな匂い。嫌いな雰囲気。嫌いな光景。
校門の前で足が動かない日常。
嫌気が差す。
どれだけ毎日笑顔を作り上げようと、止まらない動悸と吐き気。
でも、そんな学校でも、君と出会ってから何かが少し変わる気配がした。
いつもの変わらない日常に現れた安らぎ。
君と出会った日。その日だけは帰りたいなんて言葉がわかなくなって。命を燃やす人がどうして神や祈りに縋るのかがわかった気がした。

君と近づきたくて、沢山の事をした。
人形を持って君の前に出てみたり、君の好きなもののことを知って話をしてみたり…。

その日から自分の心は君中心の考えになってるって、今日気づいた。
何回君と話してるんだって、話だよね。
今さらすぎる。
そう、今さらすぎるけど気づいたんだよね。
君と話したり、君の隣にいると、ワクワクとは違う何かが起きてること。

君の声。仕草。表情。普段からしているバカなことも。

君の隣ではどれも鼓動が高鳴ってしまって、止まらない。
すごく恥ずかしいと思う。でも誇れるものの一つでもあるんだよね。

                 R.8.3.31
                by 向日葵

              胸が高鳴る

3/18/2026, 1:42:29 PM

………僕は…この不条理な世の中に…反旗を翻したかった。どれだけ努力を重ねても最後には全て塗り替えられてしまう。そんな世の中が、憎くて憎くてたまらなかった。

あの時だってそうだ。
僕は沢山練習をして、自分の苦手なことさえ、嫌な顔一つせずに全てこなした。
誰よりも努力した。誰よりも多く努力を重ねた。
それなのにいつもあいつらは僕の上をいく。僕の努力なんて無駄だったかのように、簡単に。
嘲笑われる恐怖や、責められる恐怖が僕の中に押し寄せる。
怒られたくない。強くなりたい。認められるやつでありたい。

最後の夏。
僕はあいつらに敗北を許してしまった…。
最後の最後まで…あいつらに僕は…僕達は…勝てなかった…。
あいつらの上には、いけなかった。なれなかった。

でも、そんな僕達を下のやつらは、
自分達が目指す場所として見てくれている。

この世の中は、不条理なことに満ちている。
だからこの世の中が…俺は大嫌いだ。


あいつらの前で、かっこよくいられないから。


         不条理

3/17/2026, 2:44:05 PM

泣かないよ。
私の前で転んだ君が起き上がって言った一言。
痛そうに目に涙をためている。
少し前までは泣いていたのに。今はもう立派な大人に見える。
小さな小さな体。そんな小さな体を反りあげて。
胸を力いっぱい張り上げている。

大丈夫?もういたくない?

泣きそうな君に私は問いかけた。

うん。いたくない。ぼくつよいもん。そうくんつよいもん。

今にも泣きそうな顔。
昨日まではすぐに泣きついてきたのに、自分で立派に立ち上がっている。
嬉しいような、どこか寂しいような、そんな気持ちが湧いてくる。

おかあさん。ぼくもう、なかないよ。
だってそうくん。もう大きいもん!

眩しいくらいの笑顔を私に向けて君は大きな声。
たしかに昨日よりも君が大きく見える。
笑顔の眩しい君。
お母さんの方が泣いてしまいそうになるよ。

でも、お母さんもそうくんと同じで、もう、
泣かないよ。
そうくんとは、毎日笑顔でいたいから。

そうくん。帰ろうか。

うん!

帰ったらまずは、泥を落として傷の手当と、絆創膏をしようね。そうくん。

自分で立てるようになったの。偉いね。
そうくん。

3/16/2026, 4:07:03 PM

待って!
ついて出た言葉。
君は足を止めてこちらに振り返る。
少し面倒くさそうにしながらも、僕を心配してくれている表情。

小学生の僕には少しきつい表情だったけれど、今の僕にはあの時の君の心が少しならわかる気がする。
本当は僕を思う優しい心で一杯だったんだよね。
心配とか、そういう言葉では表しきれない君の心。

僕はそんな君が大好きでたまらない。

僕はいつも怯えていた。
周りの言葉に、怯えていた。
昔皆で行った肝試し。僕は怯えてその場にしゃがみこんだ。
そしたら君は、
こんなのが怖いの? だって。

僕は、怖いものは怖いんだ!って、言い返したっけ。
小学生から一緒の君には、何も怖いものはないんだって、ずっと思ってた。
でも、白いドレスを着て立つ君は、肩を震わせていた。僕の隣で。
僕は意外だなって、思うのと同じくらい、自分と似ているところがあることに、喜びを感じたよ。
そっか。君はこういう時に、"怖がり"なんだね。
って。

その日以降も僕は、君の怖がりな所をいつも隣で眺めてた。
どことなく可愛らしくて、愛おしい。
とても…幸せな時間。
沢山見てて気づいたよ。
君は怖がりじゃなくて、強がりだってことに。
皆に弱い所、見せられないって言ってたの、君が酔った時に聞いちゃった。

これからもお隣でよろしく。
僕の強がりなお嫁さん。


        僕は君の隣の《怖がり》な夫くん

3/15/2026, 1:07:29 PM

夜。僕達は空を見る。

空にはいつも一つの惑星の周りを回る光が見える。

明るい空に僕達は願いをこめる。

祈るように。短く三回。

綺麗な空に僕達は願いを伝える。

年に何度か現れる光に向かって。願いを伝える。

叶えてくれるかな?

明日には叶っているのかな?

叶っているといいな。

願いを伝える度にわくわくが止まらない。

叶えて。僕達の願いを。

叶わないと言われた僕達の願いを。

いつの日か伝えた願いを。

何度も。何度も。光が見える度に伝えた。

そしたらね?

今日、僕達の手の中に沢山落ちてきたんだよ。

あぁ…これが星ってものなんだ。

とっても綺麗だなぁ。

空にあった沢山の光は、星として僕達の腕の中で溢れていた。

僕達の願い。叶えてくれたんだね。

僕は腕の中で溢れるその星達を。

優しく抱きしめた。

沢山の星は。とても暖かかった…。


                  星が溢れる

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