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待って!
ついて出た言葉。
君は足を止めてこちらに振り返る。
少し面倒くさそうにしながらも、僕を心配してくれている表情。

小学生の僕には少しきつい表情だったけれど、今の僕にはあの時の君の心が少しならわかる気がする。
本当は僕を思う優しい心で一杯だったんだよね。
心配とか、そういう言葉では表しきれない君の心。

僕はそんな君が大好きでたまらない。

僕はいつも怯えていた。
周りの言葉に、怯えていた。
昔皆で行った肝試し。僕は怯えてその場にしゃがみこんだ。
そしたら君は、
こんなのが怖いの? だって。

僕は、怖いものは怖いんだ!って、言い返したっけ。
小学生から一緒の君には、何も怖いものはないんだって、ずっと思ってた。
でも、白いドレスを着て立つ君は、肩を震わせていた。僕の隣で。
僕は意外だなって、思うのと同じくらい、自分と似ているところがあることに、喜びを感じたよ。
そっか。君はこういう時に、"怖がり"なんだね。
って。

その日以降も僕は、君の怖がりな所をいつも隣で眺めてた。
どことなく可愛らしくて、愛おしい。
とても…幸せな時間。
沢山見てて気づいたよ。
君は怖がりじゃなくて、強がりだってことに。
皆に弱い所、見せられないって言ってたの、君が酔った時に聞いちゃった。

これからもお隣でよろしく。
僕の強がりなお嫁さん。


        僕は君の隣の《怖がり》な夫くん

3/16/2026, 4:07:03 PM