………僕は…この不条理な世の中に…反旗を翻したかった。どれだけ努力を重ねても最後には全て塗り替えられてしまう。そんな世の中が、憎くて憎くてたまらなかった。
あの時だってそうだ。
僕は沢山練習をして、自分の苦手なことさえ、嫌な顔一つせずに全てこなした。
誰よりも努力した。誰よりも多く努力を重ねた。
それなのにいつもあいつらは僕の上をいく。僕の努力なんて無駄だったかのように、簡単に。
嘲笑われる恐怖や、責められる恐怖が僕の中に押し寄せる。
怒られたくない。強くなりたい。認められるやつでありたい。
最後の夏。
僕はあいつらに敗北を許してしまった…。
最後の最後まで…あいつらに僕は…僕達は…勝てなかった…。
あいつらの上には、いけなかった。なれなかった。
でも、そんな僕達を下のやつらは、
自分達が目指す場所として見てくれている。
この世の中は、不条理なことに満ちている。
だからこの世の中が…俺は大嫌いだ。
あいつらの前で、かっこよくいられないから。
不条理
3/18/2026, 1:42:29 PM