風雪 武士

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3/16/2026, 10:08:41 AM

星が溢れる。

愛する妻、美智子を亡くして僕と菜帆は二人で生活をしている。
ス−パ−で買い物を終えて夜道を歩いている。
「ママはいつ帰って来るの?」
菜帆は呟いた。
「ママは天国に行ったからもう帰って来ないんだよ…」
僕は答えた。
「そうなの…。寂しいよ…」
「その代わりにパパがずっといるから大丈夫だよ」
「ママもいなきゃ嫌だ!」
「空を見てごらん、星が溢れてるよね。ママはあの星になったから無理なんだよ…」
僕は諭すように言った。
「じゃあ、新しいママが欲しい…」
仕事と家事に頑張ってきたが、菜帆はまだ幼い。
母親の温もりが恋しいのだ。
「そうか…。母親に甘えたいよな…。パパ頑張ってママを探すよ」
「うん、約束だよ」
子持ちのおじさんを受け入れてくれる女性なんているかな?
僕だって寂しいし、一人よりも二人の方が家事の負担は減る。
ダメ元で探すか…。
いい人見つかるといいな…。
僕は星に願った。

3/15/2026, 8:10:10 AM

ずっと隣で。

僕は美智子と結婚して、娘の菜帆を授かり楽しく暮らしていた。
5年後、美智子の乳がんが発覚して入院している。
がんは進行しステージ4でもう手遅れだ。
病室で美智子がベッドに横になっている。
僕と菜帆は見舞いに来た。
「貴方ごめんなさい…。菜帆をお願いします」
美智子はベッドから体を起こして言った。
「僕だけでは無理だよ。美智子がいなきゃ駄目だ!ずっと隣でいてくれ!」
僕は懇願した。
「私もそうしたいけど…。もう無理みたい…」
「ママ、早く元気になってね」
菜帆が美智子の手を握って言った。
「分かったわ、ママ、諦めずに頑張るからね!」
数ヶ月後、美智子は天国に旅立った。
だが、いつまでも悲しんでいられない。
僕が菜帆を一人で立派に育てるよ。
これからは僕が父親と母親の二つの役割をしなければならない。
料理はカレーライス、ビ−フシチュー、シチュー、肉じゃがしか作れないからレパートリーを増やさないとね…。


3/13/2026, 11:22:05 AM

もっと知りたい。(今回は2本立てです。)

僕は友達を作りたくてフェイスブックに登録した。
数日後、メッセージが届いた。
(初めまして、アメリカ人のジェシカです。私は今、シリアで国境なき医師団の一員として働いています。)
僕は驚いた!
こんな凄い人と知り合えるなんて…。
僕は簡単な自己紹介をしたメッセージを返信した。
しばらくして(是非、友達になりましょう!あなたの事がもっと知りたいわ。)
という内容のメッセージが返信された。
ええ!?待てよ…。
シリアで人命救助している医者がフェイスブックで友人を探すか?
どう考えもおかしい…。
僕はこの人をネットで検索した。
すると、この人物はフェイスブックで国境なき医師団を名乗り、母国に帰るお金がないので貸してほしいと要求されるとあった。
僕はジェシカを無視する事にした。
取り敢えず、話相手が欲しいのでフェイスブックを継続したが、今度はグラビアアイドル級の女性達から次々とメッセージが送信された。
僕は有名人でも何でもないのに有り得ない!!
金目当てでしょう?
怪し過ぎる…。
結局、なんの成果も得られなかったのでフェイスブックを短期間で辞めた。
ネットは便利だか、ロマンス詐欺、投資詐欺など危険な罠が張り巡らされている。
皆さん、お気をつけ下さい。



愛と平和。
サバトラ猫編最終回。

僕はサバトラ猫と3ヶ月ぶりに待望の再会を
果たした。
だが、サバトラ猫は逃げた。
その結果に僕はこんなもんか!とガッカリした。
久し振りの再会をお互い喜び合えう事になれば、僕に善人スイッチが入り、ホテルの住居を出て、家を借りてサバトラ猫を家猫として飼ったかもしれない。
しかし、そんな気はなくなった。
ホテルでの生活の家賃等は無料。
残念ながら部屋に荷物は段ボール4個しか置けないが十分魅力的である。
それをわざわざ捨てる事なく、想像以上の資金と労力を必要とする保護猫の飼育をしなくて済んだのは幸運かもしれない。
野良猫の保護活動をされている御婦人にサバトラ猫の話を伺った。

1.サバトラ猫は捨て猫ではなく元々野良猫。

2.サバトラ猫は毎日、御婦人からと近所の御夫婦からエサを貰っている。ホテルでエサをねだっていたのは生存の為ではなく違う種類の物を食べたかったから。

だから、ホテルでエサを得てもすぐに食べずに置いて行ったのだ。
僕はなんとも言えない気持ちになった。
それからホテルでサバトラ猫と2回会ったがすぐに逃げ出す始末だ。
僕は野良猫に対して何もしてないのでお好きにどうぞ!って感じだ。
完全に気持ちが醒めた。
ある日の深夜3時。
野良猫の唸り声が響いた。
僕は事務所の仮眠室を出て駐車場に行った。
するとサバトラ猫がトルコ猫を威嚇していた。
(トルコ猫を知りたい方は木枯らし、ミッドナイトを読んで下さい)
二匹の猫は、僕の姿を見るやすぐさま逃げ出した。
野良猫だし、不眠症の僕は百歩譲って深夜に起こされるのは我慢できるとして、雌猫や女性を虐めるのは人間だろうと猫だろうと許せない!!
サバトラ猫よ!お前はスポンサーが2人もいるんだから、このホテルはトルコ猫ちゃんに譲ってやれ!
それぐらいの度量を見せろ!!
能力が高いからと調子に乗るな!!
僕はサバトラ猫に怒りを覚えた。
それ以来、野良猫には魅力のないホテルにしている。
ちなみに、トルコ猫ちゃんには秘密の猫ハウスでエサを置いているが、僕には相変わらず懐かない。
これが現実である。
            
             完。

PS 野良猫の保護活動に感銘を受けYouTuberのノラネコ屋敷さんのメンバーシップに寄付という形で加入してます。

野良猫は去勢された保護猫です。
近隣の方々にご迷惑をかけないように少量のエサしか与えていません。




3/12/2026, 8:50:54 AM

平穏な日常。

サバトラ猫編5

あれから3ヶ月が経過した。
サバトラ猫がいなくなり平穏な日常に戻った。
代わりに茶トラ猫、白猫、ハチワレ猫、トルコ猫(木枯らし、ミッドナイトを読んで下さい)が駐車場に現れた。
ホテルに来てくれたお礼に、エサを与えたがサバトラ猫のように懐いてくる事はなかった。
彼はおそらく元家猫で捨てられたのだろう。
普通の野良猫は人に寄って来ない。
彼は特別だ。
深夜に仕事中寂しさのあまり、サバトラ猫がふと戻ってきたんじゃないかと思い、自動ドアから外へ出る事が何度もあった。
僕は思い切って昼間にサバトラ猫を捜索する事にした。
猫の飛び出し注意の標識がある場所で、猫の保護活動されている方々に、サバトラ猫 推定3歳の動画を見せたが知る人はいなかった。
「これはもう無理だな」と諦めかけた頃に、ホテルの周辺で犬の散歩をしていた夫人にサバトラ猫の話をした。
すると、夫人は😺猫の保護活動をされており、なんとサバトラ猫が毎日エサを食べに来るそうだ。
しかも住所は近所、盲点だった
後日行かせてもらう約束をした。
そして、数日後、僕は夫人の家に伺った。
夫人の魚屋さんでガレージを開放しており、猫のエサが入った器が5つ置いてある。
本当にお優しい方で頭が下がる思いだ。
そこでしばらく待っているとついにサバトラ猫が現れた!
3ヶ月ぶりの再会だ!!
「おお!!サバトラちゃん!!会いたかったよ!」
僕は両腕を広げた。
「ニャーーーー!!」
(おお!!人よ!!僕もだよ!!また会えて嬉しい!!)通訳。
僕達は再会を祝って抱き合った。

なんてドラマチックな事にはならなかった…。

現実は僕を見るなり逃げ出した。
な、なんで?ちょっと待ってくれよ!!僕の事を忘れたのかよ!?
僕は追いかけた。
サバトラ猫は駐車している車の下に隠れた。
僕もその車の下に潜った。
すると、サバトラ猫はなかった。
僕は車から出て、起き上がったが、サバトラ猫の姿は消えていた。
バ、バカな見失った!?まるで忍者のようだ!
野良猫が本気で逃げるとこうなるのだ。
な、なぜだ!?本当に僕を忘れてしまったのか?
あの信頼関係はなんだったんだ?

続く?????

次回で完結予定です。

すべての猫は去勢された保護猫です。
近隣の方々にご迷惑をかけないように少量のエサしか与えておりません。





3/11/2026, 4:51:52 AM

大好きな君に。

サバトラ猫編4

午前7時45分。
駐車場でサバトラ猫が背中を向けて行儀よく座っている。😺
僕はホテルから飛び出し、サバトラ猫の元に向かった。
サバトラ猫は近くの車の下に隠る。
そして、僕も車の下に潜ってエサを差し出した。
僕がゆっくり瞬きをすると、サバトラ猫も瞬きを返してくれた。
とても嬉しかった。
僕を仲間として認めてくれたのだ。
サバトラ猫は僕の目の前ではエサを食べないし、仕事があるので早々に立ち去った。
仕事を終えてその場所に行くとなぜかエサが残ったままだった。
なぜエサを食べない?警戒しているのなら僕がいない時に食べればいいのに?
僕は釈然としなかったが、エサを置いていると、以前他の野良猫がやってきて喧嘩になったし、虫もたかるので、猫ならすぐに分かる場所に移動した。
数分だが、朝にサバトラ猫と会うのが1日の楽しみだった。
だが、ある日、近所で道路工事が始まった。
我々は家の中にいれば問題ないが、野良猫には騒音が恐怖に感じる。
それが原因でサバトラ猫は姿を見せなくなった。
道路工事は1週間程で終了したが、サバトラ猫はいつもの時間になっても現れない。
その後、3ヶ月経過したが戻って来なかった。
なぜだ?一体何があったのだ?
可能性として。

1.運悪く車に轢かれてしまった?
彼は警戒心が高く、賢いのでそれはない!

2.人懐っこい性格なので猫好きな人に保護された。
それがベストだと思うがどうだろう?

3.他所へ移動した。
多分この選択だろう。

どうやら身の危険を感じて何処かに行ってしまったのだ。
突然いなくなるなんて寂しい限りだ!
大好きな君に言いたい。
人に飼われる事になったのか?縄張りを変える事にしたのか知らないが、散々世話したのだから、せめて挨拶してから行きなさい!!(無茶ぶり?)

続く????

※サバトラ猫は去勢された保護猫です。
近隣の方々のご迷惑にならないように少量のエサしか与えていません。


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