8/23/2022, 1:13:15 PM
お題《海へ》
私の故郷の海。
美しい翡翠の海へ還ろう。
泡となって消えれば。
泡沫となって、天に昇ってしまえば。
――それでも足を止めてしまうのは。
まだ、あなたを想っているから。
まだ――あなたを……。
この先の行く末が明るくなくても。
知っていたとしても、私の愛したあなたは今でも照らしてくれるの。
月灯りの海に祈る。
あなたとの希望を――――。
8/19/2022, 11:36:24 AM
お題《空模様》
黄昏のワンピースを纏う。
鮮やかな朝焼けのあなたは、気に入ってくれるかな。
月の彼は「君によく似合う。ちょっと妬けるな」と、面白がってるようだったけど。
星々の少女たちは。
「きれいねぇ」
「いいないいな、黄昏姉さん。私たちも綺麗なお洋服着たいわ」
「朝焼けの彼とはうまくいってるの?」
「こらだめでしょ! 黄昏姉様が困ってるよ」
にぎやかな少女たちの声に、黄昏は苦笑いをするしかなかった。
月の彼はやれやれといった様子で、瞳から涙を落とす――瞬く間にそれは、三日月モチーフの青いピアスとペンダントに様変わりする。
まるでそれは魔法のように。
「青は幸せの色。応援してるよ、いつでも僕の心は君の心(そば)に」
「ありがとうみんな」
黄昏の彼女は、一番いい笑顔でお礼を言った。
朝焼けの彼への想いを胸に抱きながら。