椿灯夏《少しずつ削除します》

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8/6/2022, 11:33:00 AM

お題《太陽》



太陽の楽園と月の楽園。


ふたつの楽園に古からある伝承。




――楽園が夢に沈むとき。


異世界の月から少女来たる。


神の娘と王が真実の楽園に近づきしとき、青の楽園よみがえらん。




ふたりの王との邂逅。



「伝承なんてくだらん。そんなもの興味ない」


太陽の王はそう吐き捨て。



「おまえが無事ならいい」


月の王の優しさに触れ。



「はやく花とおなり」


謎の青年?にふりまわされ。




「どこで、まちがえたのかなあ」


彷徨う異世界の少女。




これは楽園の幻想物語――。






8/5/2022, 11:34:42 AM

8/4/2022, 11:14:09 AM

お題《つまらないことでも》



灰色の日々が希望に変わってゆく。


失ったものもいつか、新しい翼をえて――。




動かなかったオルゴールが青年の手の中から、息を吹き返す。幻想花を降らせ、どこに隠れていたのか、木々の葉から、水辺から、精霊たちが出てきて曲調に合わせておどりだす。



「このオルゴールはつまらないものじゃないだろ、ほらちゃーんと生きて動いてるじゃねーか」



母から「魔法の宝箱よ」なんて言われて、手にした古いオルゴール。どんなに調べても、なんの変哲もない――だから森に捨てようとしてたら、現れたのがどこにでもいるようないい兄風の青年だった。



「お兄ちゃんは魔法使い?!」


瞳にたくさんの星を降らせた少女に、青年は屈託のない笑顔で答える。




「そうかもな」



この日があったから。


今も私は、魔法の宝箱を大切にしている。


そして《つまらなさそうにしている少女》に、私はあの日の物語を語るのだ。そして少女の瞳は、あの日の私のようにたくさんの星を降らせて。





「すごいね、お兄ちゃんは魔法使いなの?」



8/3/2022, 11:12:15 AM

お題《目が覚めるまでに》



毎日君の窓辺に花を飾って。


毎日君の好きな紅茶を淹れて。


毎日君の育てたハーブを摘んで、朝食をつくって。


毎日君におはようのキスをする。



やわらかな陽光の中、君が微笑む。


 


僕の幸せは、君と繋がっている。

8/2/2022, 11:57:18 AM

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