糸井

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11/23/2024, 11:56:05 AM

上も下も右も左も全てが黒く塗り潰されている。
あるのはただ落ちていく感覚だけ。

いつまでも此処で孤独に漂うだけかもしれないのに。
どうして希望を見い出せてしまえるんだろう。無条件に貴方が来てくれると思ってしまうんだろう。

もういっそ呑み込まれてしまった方が楽だろうに。意識なんて手放してしまえば心地良く眠れるだろうに。
私はどうしても貴方を、貴方と過ごした日々を捨てたくないみたい。

貴方が何処にいるのかも生きているのかも、ずっとわかっていないのにね。

この暗闇は。貴方に落ちきってしまった私の運命で、そして向き合うべき私自身なのかな。

『落ちていく』

11/22/2024, 8:37:48 AM

時間が無いけど書きたいので一旦保存させて下さい。
私の今の気持ちがどうすればいいの?です、

『どうすればいいの?』

11/21/2024, 7:10:04 AM

私が何を言ってもひらりと躱してしまうし、もっともらしい言葉で返してくるし。普段の口論に終わりなんて無いのに。

たまに二人でいる時、無言でそっと寄りかかってくる。そんな彼の頭はふわふわしていて心地良い。顔を覗き込むとほんのり赤く、それでいて泣きそうな顔をしていて。あまりの可愛さに愛しさで胸が満たされる。

こういう時は私が与えられた分の仕返しをするのだ。めいっぱい撫でて甘やかして慰める。

彼の強い所も弱い所も、ちょっと腹が立つような所も全てが私の宝物。今までもこれからもずっとこの世で一番大切にしたい物。
本人にはそんな事、滅多に言ってあげないけど。

『宝物』

11/19/2024, 11:27:58 PM

心に火が灯る瞬間。ぼんやりとした光がそれでも確かに暗闇を照らし出すあの瞬間。世界が反射して反転して姿を変える。

ただ黒に塗り潰されていたのに、綺麗なものなんて何処にも無いと思っていたのに。近くにも遠くにも輝きが有ったのだと気づけるようになる。

ただ、それは一瞬で。目が慣れてしまえばまた隠れていくし、灯火は少しの風で消えてしまう。

だから、私のキャンドルの炎で私と世界に痕をつけるの。火が灯る度にね。
そうすれば感動も美しさも儚さも彩られた景色も、感じた事含めて全てをまた思い起こせるから。火が消えてもサヨナラじゃない。跡のおかげでまた会える。

だから暫く暗闇で一緒に眠りましょう。辺りがまた照らされるまで。

『キャンドル』

11/19/2024, 9:36:14 AM

可笑しくて笑った事も、苦しくて泣いた事も。どれもが自分だけの思い出で。

過ごしてきた数え切れない程の日々は絶対に無くならないし、裏切らないで傍に居てくれる。鮮明に思い出せなくなったとしても、それは私の隣で記憶が眠るだけなのだ。
その眠りは、いつ覚めるのかも、はたして目覚める事があるのかさえもわからないけれど。存在してくれるだけで私を私たらしめてくれる。

だって思い出は、友達でも家族でも恋でも夢でもあって、私そのものでもあるんだから。

『たくさんの思い出』

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