「はーい、しつもーん!」
金髪の少女は、椅子を凄い角度に積み上げながら言った。
「明日にはこの、なんだっけ?まぁほら、これ!この世界は消えるけど、何かお願い事とかある?」
少女は小さな箱を指さして言った。この世界は、知ってる。キミの世界だ。綺麗で、霧がかかっていて、よく見ると怨みと、愛と、嘘に塗れてる。
「君も消えるの?これがなくなったら」
「いやぁ?僕はへーき!黒いボクは消えてなくなるけどねぇ」
少女は、椅子を積み上げていた手を止めた。
「何か願ってくれる?」
少し悲しそうにそう言う。
「キミの為に何か願わせてくれるの?」
「ま、そゆこと!ボクのために願ってあげてね」
「じゃ、キミを、キミの世界を消すな。」
少女はへぇ、と言うと楽しそうに椅子を積み上げだす。
意外性のない、答えだね。静かに彼女は言った。その声はどこか嬉しそうだった。
「叶えてくれない?」
「いーや。叶えるよ?ただ、あまりにも意外性のない答えだったから、ね」
そう言うと、少女は箱に『消しちゃ駄目なヤツ!』と書いた。
はい!これで願いは叶いましたー!。
世界はこんなにもあっさりと、消える、消えないが決まってしまうんだと、私は初めて知った。
君と出逢ってから、私は君が中心で世界が回ってると思った。
君と出逢ってから、私の世界は色がついた気がした。
君と出逢ってから、私はむやみにナンパとかしなくなったよ。
君と出逢ってから、私は君みたいになーんにも出来なくて可哀想な女の子以外好きになれなくなったよ。
私には君以外の選択肢があるけど、君には私以外の選択肢がない。きっと、きっとこのまま君は私に墜ちてくる。君と出逢ってから、私はこんな風になってしまった。
君はどうなのかな。
君に出逢ってから、僕は君を中心に世界が回ってると思ったよ。
君に出逢ってから、僕は誰かに必要とされてる気がしたよ。
君に出逢ってから、僕は生物に愛されてる気がしたよ。
僕には君以外の選択肢がない、けど同じように君にも僕以外の選択肢がないよね。
君は自分が有利な立場にいると思ってるのかな?
今度教えてよ。
『大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?』
*目を閉じて浮かんできたお話が(多分)BL(男性同士の恋愛)味を帯びていまーす!苦手な方はUターン推薦っす!全然okだしなんなら美味しくいただいてやる!な人はそのままどぞ!
「ねぇ、あのバック買って!」
「…ごめんなさい、俺友達に誕生日でも、特別な事があったわけでもないのに物を買ってあげれるほど、お金持ってないんですよ」
そういうと彼女は、俺からスッと離れた。金を出せないヤツには、興味ないらしい。
最近こういう事がよく起こる。何かを買ってとせがまれて、断ればすぐに離れていく。これで何人目だろうか。
「フラれた?」
「あの人は別に恋人じゃないですよ。そもそも告白もしてませんし、されてません…」
どこから現れたのか、いつのまにか背後には男が一人。茶色のマスクを着けていて表情は見にくいが、絶対に笑ってやがる。
本当に彼女は恋人ではなく、ただの友達だ。相手から告ってきた記憶もない。
「ししょーちゃんモッテモテー!ヒューヒュー!」
「殴りますよ?」
そう脅せばタキさんは、ししょーちゃんモテなーい!友達みんな金目当てー!と喚きだす。1度本気でしばいた方が良いかもしれない。
「じゃぁ、貴方もお金目当てですか?」
「いやぁ?じ、つ、は、!君目当てっ!なーんちゃって!ガッハッハッ!!」
酔ってる。コイツ完全に酔ってやがる。面倒だ。酔っ払いほど面倒な生き物はいない。
「ししょーちゃん、おくって」
「自分で帰って下さい。ここから近いでしょう?」
「やーだぁー!ししょーちゃんも一緒がいい-!」
大声で駄々をこねるタキさん、は、本当に見苦しかった。大の大人が人の多いこの道で、急に大声で駄々をこねる。本当に見苦しい。仕方ないので、タキさんを直接家に送り届けることにする。
歩いて15分たったくらいに、タキさんの家についた。
「じゃ、俺はきちんと送り届けたので帰りますね。」
「そういえば~賞味期限明日のカップ麺あるんだよ!食べてって!」
俺の話を聞かずに、タキさんは俺を家の中に押し込んだ。カップ麺取ってくる~!といい部屋の中をバタバタと走っていったタキさんをリビングで待つ。
しばらくすると、タキさんがリビングに現れた。手ぶらで。
「いやぁ、カップ麺昨日食べたんだったぁ。」
そんな気はしてた。じゃ、俺帰りますねと言ってから、部屋から出ようとすると、タキさんがフードを強く、後ろに引っ張った。急なことで反応が遅れてしまい、体制が崩れる。倒れた先にタキさんがいたおかげで、怪我はしなかった。
「ミズくん、もうこんな時間だし泊まっていきなよ」
「着替えないので遠慮します」
「…敬語、やめて」
「なんで今、喋り方の話しだすんですか」
「ミズくんが敬語使うの、何かを怖がってる時だから」
いつの間に取ったのか、マスク越しではない吐息が首筋に触れる。
「離してください。」
「敬語やめてくれるなら。ね、お願い」
「は、離せよ」
そういうと、タキさんは、ん!と嬉しそうに言って、離してくれた。
後ろを向くと、俺より小さいはずのタキさんが、なんだか大きくて、怖いモノに見えた。
タキさんに触れられた箇所には、その感覚が強く残っていた。
*書いた人の色々です(おまけっす)
今後もコイツら書きたいなと思いました!(小学生の感想文)
半分寝ながら書いた物なのでわっかりにくいとこ多いね。
ししょーちゃん=ミズくんで?
タキっちは一人称不明?
ミズくんにはなんか闇ありそうだな
タキっちがトップか?タチなのか?攻めなのか?!
ミズくんは「」の中では敬語?
しっかり起きてるときに次は書きたいでーす!以上!
産んでくれてありがとう。
生かしていてくれてありがとう。
貴方へのありがとうは生涯でこれくらいしかないと思う。貴方は僕のことが大嫌いで、死ね、消えろ、自殺しろ、熱中症で死ね、車にひかれて死ね、刺し殺すぞ、死ね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね、いつもそう言っていた。なのに産んでくれて、生かしていてくれてありがとう。
これ以外は全部が、許さないって思いにしかならないや。
「ねぇinkかまってクレメンスゥ」
「おー、後頭部ハゲたくなかったら散れっ!僕は絵かいとるんじゃ、邪魔せんといて!」
友達になって6ヵ月くらいの時、あの時の君は私に優しくて、私のことをずっと警戒していて、今の君とは大違い。今の君は私に冷たくて、私のことをまったく警戒していない。警戒しなくなったのはうれしい。けどさ、優しくあって欲しかった。冷たい、冷たいのも大好物だけどさ、優しさください。
「あーあ!なーんでinkは私にだけ冷たいんだろなー!あーあ!」
「なんや、優しくして欲しいん?」
私がわざと大声で言うと、inkは本を閉じこちらをに顔を向けた。inkは少し考えるような顔をすると、すぐにまーいっかともらした。
「ヨウさん、今さっきは遊びのお誘い断ってしまい申し訳ございませんでした。今からでは少し、遅いでしょうか?」
inkは今さっきまでの冷たい態度をポイと捨てると、昔のような喋り方をし始めた。
「え、やだ、やだなにそれ、やっ、あ、あの、え?まっ、て?は?いや、は?」
急に態度を変えられて、少しパニックになる。
私のことをまったく信用していない、あの時のイヤな感じ。いつでも他人になれるような距離の取り方。相手の望む返事を必ずするというような雰囲気。
「っ!やっっだ!それ!やだ!めっっちゃキライ!優しくすんな?!いや、言い出したのは私だけども!優しくすんな?!」
「なんや、面倒くさいなぁ。優しくして欲しいん?して欲しくないん?」
「inkの冷たさは信頼と愛情の証なので優しくしないで欲しいです!!」
素直にそういうと、ラスだけ特別やと今の私の呼び名を言う。うん、幸せ。
「ところで、特別やって仰いましたけども昨日別の子にも同じこと言ってませんでした?愛しのmyGot」
「阿呆、僕の特別は口癖やけん沢山おるんやよ」
「このたらしめ!」
「痛いっ!なんでぇ?!」
*inkの優しさは他人の証!冷たいのは、信頼と愛情の証!リアルツンデレは体に良いのだ!ガッハッハッ!!