暁星

Open App
7/25/2023, 8:41:44 AM

人は所詮ひとりだと言う人もいる。


心理学では、自分以外は他者ではあるから、そうとも言える。
そして、お互い全てを理解出来る人間はいない。たとえ親、兄弟であったとしても。
家族が支えになる人もいれば、家庭環境によっては逆も然り。

家族に頼れない人達は、自分だけを信じるしかない。けれど、それでは疲れて息切れしてしまう。自分も気付かないうちに。

そんなとき、言葉の変化、雰囲気で察知するのか。
何かをキャッチして、私をこの世界に留める為に、必要な言葉をくれた。

そういうときは、言葉の力は弱まって届きにくくなってしまう。だけど、不思議と小さくても刺さるときがある。
それは、自分自身が求めていたモノ。

友達が気づいてくれるのも、奇跡。

電話で会話できるのも、そして些細なことが大きなきっかけになる。


それらがなければ、私はいまここにこうして存在していない。


照れくさいから、このことを話すことはないけど。



「メッセージが気になって……何時になっても大丈夫だから、話を聞くよ」



『友情』

7/24/2023, 9:48:52 AM

ただがむしゃらに、こなしていく日々が過ぎていた。あの頃は、立ち止まることがとても怖かった。
周りなんて関係ない、自分たちがどうすべきか?
どう伝え、魅せるか?
それしか考えていなかった。


全速力で階段を駆け上がり、周りを蹴落とし行く。それが当たり前だった……でも、それは間違いの始まり。
だから、少しずつ壊れていく音にも気が付けない。


せっかく撒いた種も、簡単に粉々になり、土に還ってしまう。そして時には、風に飛ばされてしまうこともあった。


もう、ここまでかな……ふと、そんなことも過ってしまう。
何もかも諦めて立ち止まろうかと、周りをゆっくり見渡した。
ぼろぼろの荒れ果てた地面と砂埃の世界だと、勝手に思い描いて信じていたけど。
緑が多い繁り、気持ちの良い風も吹いていた。よく目を凝らすと、とても小さな花々が静かに咲き始めている。


まだ世界は変われる、どんな景色を魅せることが出来るのだろうか……


瞳に映っていたのは、温かな笑顔が咲き乱れ、太陽を求めるように手を伸ばし、ここに居場所を求める声たち。


キミ達がいる限り、一緒に先へ進もう。


そしてこれからもずっと、届けつづけよう。


見つけてくれて、見守ってくれてありがとう。

『花咲いて』

7/23/2023, 10:03:21 AM

過去に戻り、その頃の自分を捕まえて未来に起こることを説明したとする。だから、未来をより良くするためにアドバイスをしたり、勉強を促したとしても、疑心暗鬼の塊のワタシは頷いたとしても、実行するかは別問題だ。
そもそも、面倒なことは後回しにするだろう。
その結果、過去は変わらずそのまま今に至るはず。

では未来はどうだろうか?
やらないといけないと思いつつも、結局は何もしていない。
とても、私らしいと思う考察であった。


『もしもタイムマシーンがあったなら』

_________
睡魔に負けてしまい、ちょっと時間がないので(笑)連日の睡眠不足のツケです。暑い日が続くので気を付けて下さいね。

7/22/2023, 4:53:13 AM

睡眠不足のまま、ライブへ向かっている私。
楽しみすぎてなのか、すでによくわからない。
寝不足過ぎて、頭痛までしてきた。
この頭痛の解消、そして帰宅まで持つ体力……いや、この際、願いが叶うなら、無限の体力。そして、色々とありそうな自分でも気付かない病気達も治しておいてくれ!

今日の私はかなり切実、会場に着くまえに眠気とも戦わなくては……

小さな願いは叶うかもしれないので、エナジードリンクでも飲みながら行こうかな。


『いま一番欲しいもの』


_______
小説は着くまでに仕上がらない予測なので、私のいまの本気の本音です(笑)たまには、こういう日も。ではよい休日を。

7/21/2023, 9:56:57 AM

一瞬、誰を呼んでいるのかわからなかった。
何時ぶりだろうか、自分の名前を呼ばれたのは。
もう家族も、呼ばないから。


子供が産まれてからは、家族も他の人も『ママ』としか呼ばない。
唯一、名前で呼んでくれる独身時代の友達達は、生活がお互い変わりすぎて会うことも出来ない……

時々、私自身が『ママ』というフィルターにかけられて見えなくなる。

いま笑っているのは、本当に私なのかな……

見失いそうになる自分は、子供の笑顔で食い止められるけど。

私って誰だろう……

そんな言葉が時折、ふと過ってしまう。


「えっ?詩歩!!久し振り!会いたかったよー!」


すれ違いざま、偶然会った友達に呼び止められた。
彼女の笑顔と私の名前を呼ぶ声、それだけで私は私であることを思い出すことができた。


「ねぇ、この後予定はある?久し振りに話さない?」
私は彼女に、あの頃と同じ笑顔で話しかけていた。


『私の名前は』

Next