kiliu yoa

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2/16/2024, 6:17:26 AM

弱さは、強さだ。

その己の恥とも思える、弱さを受け入れ、認めよ。

その弱さが強さに転ずることを信じ、己なりに努めよ。

然れば、己に多くの宝を齎らさん。


個人を生まれや権威などで判断するな。

やがて、我(わたし)右腕となる者が現れる。

その者は卑賎の生まれながら、優れた知性と品性を持ち併せ、

初めて、我を見事に言い負かして見せた男だ。

権威、血筋、富に目を眩ませてはならぬ、個人の本質を見よ。

そして、常に多くの視点、多くの人間の意見を取り入れ、

個人を過信しすぎず、過小しすぎず、己を含め評価せよ。

然れば、事実と感覚の解離を紛うこと無かれ。










2/9/2024, 4:43:36 PM

花は、美しく咲き誇る。

だからこそ、よわった心を癒やし、よわった心に元気を与える。

最愛の貴男に咲き誇る、美しき花々を贈る。

大切な貴男に、たくさんの愛情とたくさんの祈りを込めて。

どうか、少しでも多く、貴男の体調が良好な日々が在りますように…と。

どうか、少しでも多く、貴男とともに生きられますように…と。

年に一度、貴男を想う気持ちと感謝の気持ちを…貴男に贈ります。



2/5/2024, 2:56:04 PM

「あなた……、愛しきあなた。」

私の頬は、紅く染まる。

「どうしたの、聴こえているよ。」

出来る限り、冷静に返事をする。

「あなたのもとに嫁げて、本当に幸せだったわ。

 わたしを愛してくれて、本当にありがとう。」

貴女に強く、抱きしめられる。

「礼を言うのは、こちらの方だ。

 私も貴女と過ごす日々は、本当に幸せだった。

 私を愛してくれて、本当にありがとう。」

私も、強く抱きしめ返す。


嗚呼、もう別れか。

婚姻する前から、聞いていた。

しかし、予想より……ずっと早かった。

ただ、それだけ。

溢れそうになる涙をぐっと堪え、優しく微笑む。


貴女を見送る、その時まで……

貴女が好きだと言ってくれた、笑顔で居たいから。












2/3/2024, 4:10:42 PM

「若いね。」

久しぶりに、そう言われた。

こう見ても、わたしは五百歳くらい。

彼女のように千年以上生きた方から見ると、わたしは未だ若いらしい。

「よく頑張ったね。」

そう言われ、頭をよしよしされた。

「うん!」

嬉しくなって、子どもみたいな返事になった。

恥ずかしい。

久しぶりに褒められて、舞い上がってしまった。

「いやだった?」

そう、彼女に問われた。

「ううん、違うの。久々に褒められたから、舞い上がってしまって、

 恥ずかしくなっただけ。ありがとう。嬉しかった。」

久々に自分と同じ種族と出逢って思う。

この思い出も、あっという間に共有できなくなるのかなって。

人間のように、本当にあっという間に居なくなってしまうのかなって。

「大丈夫だよ。私は人間じゃないから、あっという間に居なくならない。」

「うーん、それなら二百年後、また会おう。」

「いいの?」

「うん!」

「じゃあ、ここで会おう。」

「うん!」

「じゃあね。」

「またね。」


これが貴女との出会い。

今日、貴女と5回目の約束。

あのときは、千年先まで続くとは思わなかった。

遠くで貴女を見つけ、わたしは手をふる。

貴女もまた、手をふりかえしてくれた。


「久しぶりね。」

わたしは、いつものように舞い上がって言う。

「久しぶり。」

貴女もまた、いつものように微笑み、そう言う。

















1/31/2024, 6:21:36 PM

「お久しうございます。我が主君よ。」

「嗚呼、久しいな。遂に私を主君と認めたか。なんの心変りだ。」

「わたくしは、かつての貴方様からの仕打ちを忘れ訳では御座いません。

 しかし、其れ以上に貴方様から賜わった恩が御座います。

 ですから、わたくしは貴方様を主君と崇め、尽力させて頂きます。」

「かつての仕打ちについて謝罪させてほしい。本当に済まなかった。」

「はい。貴方様からの謝罪、聢と受け取らせて頂きます。」



 

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