kiliu yoa

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3/20/2026, 3:13:24 PM

貴方に会いたい。

そう何度、願ったことか。

世とは厳しいものだ。

何故、いつも惜しい人ばかりを奪うのだろう。

解無き、問いばがりが渦中に積もる。

しかし、それでも生きていくしか無い。

貴方から、生きる事を望まれてしまったのだから。

それならば、生きたいと思った。

きっと、先祖もまた、そうして生きてきた。

きっと、そうして、後世へ繋げてきた。

白く濁る、吐息。

寒中の空から、晴天が昇る。

貴方よ、さらば。

どうか、安らかに。


3/11/2026, 1:04:24 PM

言葉を重んじるふりをしてきました。

言葉の虚構に耐えて、生きました。

母の蜜を煮詰めたような濃厚な甘さを含んだ声色、言葉が苦手でした。

どうしようも無く、虫酸が走りましたから。

父の研ぎ澄ました剣のような冷たさを含んだ声色、言葉が嫌いでした。

只管に強くあろうと、固められた言葉だと分かっていましたから。 

両親の異質さは、御覧の通りです。

まるで、言葉が通じませんでした。

完璧さに囚われた人。

現実の見方を忘れた人。

それが、私の両親でした。

今にして見れば、分かります。

彼らは、唯、必死に生きていただけなのだと。

しかし、彼らの生前には分かりませんでした。

それで良かったと思います。

本当ですよ。

やっと、気持ちと事実が整理出来たのですから。





3/6/2026, 12:18:20 PM

繋がり、それは最優先するもの。

吾が家では、そう教わる。

吾が家を揶揄するのなら、こう言えるに違いない。

汝、恩を忘するるな。と。

代々、そうだった。

吾が家は、実力で登用された事は一度も無い。

全てては、繋がりが吾が家を名門にしたのだ。

だから、吾が家は言う。

繋がりとは、縁。

縁とは、吾が家の礎にして、最も後世へ伝えるべきものだと。

3/6/2026, 9:50:30 AM

妻は、時より手紙を綴っている。

此処には居ない、最愛の人に向けて。

私には、それが最も辛かった。

しかし、尊重したい。

だから、知らぬふりをした。

妻は、恐らく、魔性の人。

私をこんなにも苦しめながら、私にこんなにも愛を注がせるのだから。

3/4/2026, 12:10:49 PM

本気で思う。

私は、あの人に魅せられていると。

恋い焦がれ、正気を失っていると。

でも、私はどうしようも出来ないのだ。

あの人を前にすると、全てが色褪せ、全てが風前の塵のようなのだ。

それほどまでに、私はあの人に惹き寄せられている。

それほどまでに、私は、あの人が欲しいのだ。

あの人と話していると、思い知らせる。

私は、本当の意味であの人と視界を共有出来ないという事実に。

私は、あの人に相応しく無い可能性が高いという事実に。

しかし、もう戻れないのだ。

もう、離れられないのだ。

あの人の側が心地よくて、あの人の側が忘れられないのだ。

あの人を前にすると、思うのだ。

私はなんと、矮小な存在かと。

私は、なんと無知な存在なのかと。

きっと、だからこそ、私はあの人を想う。

そして、私は誰よりも、あの人を愛していられるのだろう。

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