「君は何で、そんなに人を綺麗に殺すの?
言い方を変えよう。
何故、君は首の皮一枚を残し、首を切断するという技術を身に着けたの?」
僕は、興味本位で彼女に聞いてみた。
「多分、私は人間を殺したく無いからかな。
私を贄にしたのも人間だけど、私を愛したのも人間だからね。」
彼女は、冷静に答えた。
「ふーん、手は赤黒く血に染まっているのに、まだ理性的なんだね。
僕みたいに、ぐちゃぐちゃにしたら良いのに。
僕らが殺る奴は、皆、地獄に堕ちるほどの最低な人間ばかりだから、
酷いようにされても恨まれないよ。」
僕の意見に、彼女は呆れていた。
「まあ、そういう考えが有るのも分かるけど、私は賛同出来かねるな。」
彼女は、冷ややかな眼差しで僕を見た。
「今は容易く武力に傾く世界だよ。大国は武力により問題を治める。」
僕は、そう思った。
「貴男の方が私より戦が強く、私より優れた軍才がある。
私には不可能な事でも、貴男なら可能な事に出来るだろう。」
彼女は、そう呟いた。
僕は、未だにこの言葉を忘れられなかった。
まるで、私には対処不可能な事がこれから起こる。
その現実を示唆しているようにしか、思えてならなかった。
I still remember.
私は、今でも憶えています。
I remember the day my sister disappeared.
姉が消えた日のことを憶えています。
For me, my sister was the one who poured out love.
私にとって姉は愛を注いでくれる人でした。
My sister was not a kind person, she was a person who gave love to the
fullest.
姉は優しい人ではありませんでしたが、愛情を存分に注いでくれる人でした。
However, because of her uninhibited nature, my sister was treated like a
problem child at home.
唯、その奔放さですから、家では問題児のように扱われていました。
So my sister hated the rest of the family except me.
だから、姉は私以外の家族のことを嫌っていました。
It's boring. That's what my sister used to say.
「つまらないわ。」それが姉の口癖でした。
That day, the day my sister disappeared, I did not worry about her.
あの日、姉が失踪した日、私は姉を案じませんでした。
My sister would be able to survive out there.
姉ならば、外でも生きて行ける。
Yes, I had a hunch.
そう、直感しました。
If I am a long-lived bird living in a safe bird cage,
私が安全な鳥籠で生きる長命な鳥なら、
My sister would be a short-lived bird that would die outside in danger.
姉は危険な外で死ぬ短命の鳥でしょう。
So that day, the day my sister disappeared.
だから、あの日、姉が失踪した日。
Actually, I was relieved.
実は、安心したのです。
My sister does not need a stifling birdcage of peace and safety.
姉には、平和で安全な息苦しい鳥籠なんて必要ありません。
After all, my sister is a bird that rules the sky with her strong, beautiful
and uninhibited appearance.
何せ、姉は強く美しい奔放な姿で太空を統べる鳥ですから。
Vous êtes comme un feu ardent.
Et aussi piquant que le carthame.
Profiter et se noyer dans l'amour.
Vous fascinez tout le monde.
Certes, devant vous, n'importe quelle fleur se fanera.
Même devant une rose rouge,je n' arrive pas à égaler ton charme.
C'est dire à quel point elle est envoûtante et séduisante.
Une fois que je l'ai rencontrée, je n' ai plus vu aucune femme.
Lorsque vous la rencontrerez, vous comprendrez.
Je suis sûr que n'oublierai jamais.
Non, elle ne sera pas oubliée.
C'est dire à quel point elle était séduisante.
Le coucher de soleil nous rappelle le déclin.
L'implication semble être que l'ancienne prospérité sera perdue et
détruite.
C'est probablement la raison pour laquelle, à ma connaissance,
les couchers de soleil ne sont pas privilégiés en tant que symbole.
Peut-être le savons-nous tous.
Le soleil couchant est très beau.
La prospérité est une chose merveilleuse.
Mais le déclin est aussi beau, à mon avis.
Il est donc certain que les couchers de soleil attirent beaucoup de monde.
人には、誰しも踏まれたく無い花があると私は思う。
俗に云う、地雷というやつだ。
地雷とは上手く言ったと思うが、
私は花の方が聞こえが良いので、今回は花という言葉で表そう。
これでも私は、それ也に人の花を踏まずに生きてきたつもりだ。
何故、花と表そうかと思ったかと云うと、
今回の題がフラワーだった事は勿論、
私にとって花とは知らぬ内に、気付いたら咲いている事に起因する。
皆、知らず識らずの内に花という名の触れられたくない、
他人には、同じ経験をしていない人間には、
踏み込まれたくない領域があるのでは?と私は考えている。
何故なら、私自身、そういう領域があるからだ。
私も気をつけてはいるのだが、どうにも感情的に成ってしまう。
きっと、それは今の私を形成する、要因の一つだからなのだろう。
だから、それを否定されては、今の私が崩れてしまいそうで、
私という名の根底的な価値観が壊れてしまいそうで、
今の私は、それが恐ろしく怖いのだと思う。
だから、きっと触れられたくないのだろうと私は思う。
誤って、もしくは、意図的に、その花を踏んだのなら、
その後は個々の想像にお任せしよう。
私の考えでは、良くも悪くも元の関係には戻れないと考えている。
まあ、私はその花をあまり踏んでいないから知らないけどね。
その花を踏みたく無い、そう考える方々には、ある言葉を贈ろう。
『世界には数え切れないほどの花があり、
例え、その花の美しさが私には理解出来なくとも、その花は美しい。』
今回は花に擬えたが、花でなくも良い。
肝心なのは、その人が紡ぐ言葉、文章、話に興味を持つこと。
少しだけでも頭の片隅に意識すると良いと、私は思う。
言葉は正確に使う方が好ましいが、
言葉とは人によって意味合いが変わるものだと思う。
欲を言えば、言葉としての意味合いよりも、
その人が紡ぐ思いを見て欲しいな。
ここまで、私の思いの丈を聴いて下さり、ありがとう。
では、又、お会いしましょう。