kiliu yoa

Open App
4/27/2025, 1:40:46 PM

時折見られる、友人の横顔が私は好きだ。

友人の横顔は、同性ながら異様なほどに美しい。

一見すると唯、目を閉じて微笑む、

どこか宗教画を思わせる、上品で柔和な表情だ。

しかし、閉じられたように見える上品な目蓋からは、

全てを見定めるような冷え切った眼差しが覗き、

微笑んだように見える柔和な唇からは、

全てを見切ったように冷笑が浮かべられていた。


これこそ、友人の本来の姿なのかも知れない。

私は、そう感じる。

友人は、この国の高貴な方の血を僅かに引く身の上だ。

憶測だが、友人は周りが求める虚像の型に収まりながらも、

友人の性分を現しているように思った。

「器用だな。」

私は、小さく呟いた。

「鋭いね。」

友人は、小さく応えた。

どうやら、私が友人の性分を感じ取っているように、

友人は私の考えている事が解っているようだった。
















4/16/2025, 1:26:50 AM

かつて、私が人を愛した時の話をしよう。

人を愛する事くらい、我々にとっては珍しくないことだ。

恋は良いもので、短い時を共に過ごしても鮮明に思い出せる。

何百年と経った今でも共に過ごした人の体温、香り、声すらも憶えている。

しかし、顔はもう忘れてしまった。

唯、あの人の背中や仕草は朧げながら憶えている。

時とは非情なもので確実に少しずつ、あの人の忘れていってしまう。

あの人のことを、もう思い出せなくなる日が訪れるのやもしれない。

それだけは、永遠に近い月日を生きている欠点だろう。

だから、私はもう人を愛せない。

あの人と共に過ごした、愛しい日々を忘れてしまいそうだから。

『過去に執着など、人のようだな。』

そう同胞に嘲笑われる、しかし、私は彼らより幾分繊細なので仕方ない。

『死すれば、次に愛する者を見つければ良い。』

そう同胞に励まされる、しかし、もうあの人は居ないのだ。

それを私は、受け入れられない。

僅か数十年、本当に短い月日だった。

あの人と、もっと過ごしたかった。

それを数百年、引きづっている。

やはり、私は思うのだ。

この感覚を大切に紡ぎたいと、そう願っているのだ。

私は繊細だが、時など永遠に等しい月日あるのだから、

滑稽にも思える、この思いを大切にするよ。

愛する者が現れる、その日まで。











4/11/2025, 1:23:07 PM

「君は何で、そんなに人を綺麗に殺すの?

 言い方を変えよう。

 何故、君は首の皮一枚を残し、首を切断するという技術を身に着けたの?」

僕は、興味本位で彼女に聞いてみた。

「多分、私は人間を殺したく無いからかな。

 私を贄にしたのも人間だけど、私を愛したのも人間だからね。」

彼女は、冷静に答えた。

「ふーん、手は赤黒く血に染まっているのに、まだ理性的なんだね。

 僕みたいに、ぐちゃぐちゃにしたら良いのに。

 僕らが殺る奴は、皆、地獄に堕ちるほどの最低な人間ばかりだから、

 酷いようにされても恨まれないよ。」

僕の意見に、彼女は呆れていた。

「まあ、そういう考えが有るのも分かるけど、私は賛同出来かねるな。」

 彼女は、冷ややかな眼差しで僕を見た。

「今は容易く武力に傾く世界だよ。大国は武力により問題を治める。」

僕は、そう思った。

「貴男の方が私より戦が強く、私より優れた軍才がある。

 私には不可能な事でも、貴男なら可能な事に出来るだろう。」

彼女は、そう呟いた。


僕は、未だにこの言葉を忘れられなかった。

まるで、私には対処不可能な事がこれから起こる。

その現実を示唆しているようにしか、思えてならなかった。



 

4/10/2025, 2:18:33 PM

I still remember.

私は、今でも憶えています。

I remember the day my sister disappeared.

姉が消えた日のことを憶えています。

For me, my sister was the one who poured out love.

私にとって姉は愛を注いでくれる人でした。

My sister was not a kind person, she was a person who gave love to the

fullest.

姉は優しい人ではありませんでしたが、愛情を存分に注いでくれる人でした。

However, because of her uninhibited nature, my sister was treated like a

problem child at home.

唯、その奔放さですから、家では問題児のように扱われていました。

So my sister hated the rest of the family except me.

だから、姉は私以外の家族のことを嫌っていました。

It's boring. That's what my sister used to say.

「つまらないわ。」それが姉の口癖でした。

That day, the day my sister disappeared, I did not worry about her.

あの日、姉が失踪した日、私は姉を案じませんでした。

My sister would be able to survive out there.

姉ならば、外でも生きて行ける。

Yes, I had a hunch.

そう、直感しました。

If I am a long-lived bird living in a safe bird cage,

私が安全な鳥籠で生きる長命な鳥なら、

My sister would be a short-lived bird that would die outside in danger.

姉は危険な外で死ぬ短命の鳥でしょう。

So that day, the day my sister disappeared.

だから、あの日、姉が失踪した日。

Actually, I was relieved.

実は、安心したのです。

My sister does not need a stifling birdcage of peace and safety.

姉には、平和で安全な息苦しい鳥籠なんて必要ありません。

After all, my sister is a bird that rules the sky with her strong, beautiful

and uninhibited appearance.

何せ、姉は強く美しい奔放な姿で太空を統べる鳥ですから。








4/8/2025, 12:42:52 PM

Vous êtes comme un feu ardent.

Et aussi piquant que le carthame.

Profiter et se noyer dans l'amour.

Vous fascinez tout le monde.

Certes, devant vous, n'importe quelle fleur se fanera.

Même devant une rose rouge,je n' arrive pas à égaler ton charme.

C'est dire à quel point elle est envoûtante et séduisante.

Une fois que je l'ai rencontrée, je n' ai plus vu aucune femme.

Lorsque vous la rencontrerez, vous comprendrez.

Je suis sûr que n'oublierai jamais.

Non, elle ne sera pas oubliée.

C'est dire à quel point elle était séduisante.










Next