能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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6/4/2024, 12:15:10 PM

【狭い部屋】

6/3/2024, 1:24:07 PM

【失恋】【恋物語(続)】
 私は多々良小傘。高校1年生の少女である。私には好きな先輩がいる。佐々木先輩である。部活の先輩で、あまり喋らないが他の人と喋ってる様子をみるととても優しそうだ。そこに惹かれたのか私はいつしか恋に落ちていた。そして我慢できずに告白をした。しかし、結果はNO。気にかけている女性がいるらしい。だけど悩んでいる暇なんてない。その女性よりも私が魅力的になればいいだけの話。接点の場はいくらでもある。ここからが快進撃だ。
小傘「で、私はどうしたらいいですか?」
その問を私のよく知る先生に聞いていた。
永琳「なんか私、結構前に同じような問された気がするんだけど。まぁいいわ。恋ね。ん~~。できるだけアタックしてみれば?すぐ告白しても相手の気持ちは変わらないから。」
小傘「具体的には?」
永琳「そうね。お出かけに誘ったりとか、食事をしたりとか。」
小傘「なるほど、勉強になりました。」
永琳「お役に立てたらよかったわ。頑張りなさい。」
小傘「はい。では失礼します。」
そうして私は部屋を出た。
 次の日の放課後。私たちは部活をしてた。私はテニス部所属。男女共同で人数はそこそこだ。そして、その中で私はとても有名である。美人で陽キャだからという理由が多い。周りからも好かれているのに、なぜ私をみてくれないのか。まぁ、これからの私の課題は先輩をおとす事。
男A「なぁ、多々良。今日は俺とペアになろうぜ?」
あまり視界に映らない先輩が私を誘ってきた。この高校のテニス部は先程も言ったように男女混合。そして、毎度ペアを組んで対戦する。私はいつも女子友達と組んでいたけど、私の先輩への気持ちを知り後押しをしてくれたため、今日は一人で先輩の方に向かおうとしていた。
男B「いやいや、今回こそ俺でしょ。」
めんどくさい。早く佐々木先輩のところにいかないと誰かに取られる。どうしよう。
海星「お前ら、多々良の好きにさせろよ。困ってるじゃないか。強制じゃないからと言って強引に決めるのは良くない。両者の合意のもとでやるんだからな。」
男A「わかってるよ。ちょっと誘っただけじゃねぇか。」
といいつつも後ろに下がっていく他の先輩。
小傘「ありがとうございます。」
海星「お前も早く決めろよな。」
小傘「あ、あの。私とペアになってくれませんか?」
海星「いいぞ。よろしく。」
私達はともに試合に挑むのであった。
海星「おつかれさん。」
小傘「お疲れ様です。先輩はこのあと用事とかありますか?」
海星「まぁ、なにもないな。どうした?どっか行くか?」
小傘「そうですね。少し付き合ってくれませんか?」
私はとう回しに誘ってみた。これが私の再スタート。これからも先輩にアプローチを続けるつもり。私はあきらめない。失恋なんてしない。頑張るぞ!

6/2/2024, 1:26:17 PM

【正直】
最近正直になったのはいつだろう。そんなことを考えながら弁当を食べる。
海星「どうした?眠いか?保健室連れて行こうか?」
花奏「余計なことをしようとするな。」
私は小林花奏。で、こいつは佐々木海星。私の友達である。今は昼休で週に一度一緒に食べてる。
海星「悩み事か?相談に乗るで。」
花奏「何も悩んでねぇよ。」
考えることが多い。女子同士についてもよく考える。この人にはこう対応すればいい。この人にはこれを言っても大丈夫。いちいち考える。
海星「大変だねぇ。勉強も部活も人間関係も。」
花奏「勉強と部活はお前だけだろ?」
海星「これでもまあまあ出来てる方だと思う。」
花奏「なわけねぇだろ、学年下から数えて10位未満。」
海星「上には下よりも人数が多い。つまり頑張れば順位が上がるということだ。ならばやるだけ。」
花奏「やる言ってるけどやってないでしょ。」
海星「あ、バレた?」
悪びれもなく笑う海星。馬鹿である。
海星「まぁそれでも、いずれやるさ。」
花奏「あっそ。」
海星「ごちそうさん。先に帰ってるよ。」

6/2/2024, 12:21:29 AM

【梅雨】【降り止まない雨(続)】
私は藤原妹紅。現役の高校生である。私には好きな人がいる。それは兄さんだ。ブラコン?non-non。私は兄さんに拾われた身。つまり、血縁関係はないということだ。

5/30/2024, 1:28:27 PM

【終わりなき旅】
 私は鈴仙・優曇華院・イナバ。月のうさぎである。都は地球からみて月の裏にある。そこでは昔、みんなが協力して暮らしていた。しかし、今は違う。文化の違いや考えの違いにより紛争が起きている。今は都は大混乱。政府が2つに分かれそれぞれが戦争状態。あのときの平和な生活はどこへいったのだろうか。私はうさぎのA民族。もともとB民族が住む街に暮らしていた。仕事は都にいる八意師匠の手伝いだった。だけど師匠は規則に違反するようなことを行い、地球に降りたらしい。そのためその後は普通の職場に入って仕事をしていた。戦争が始まってからはB民族の街から抜け出すのにとても時間がかかった。途中捕らえられたり、追いかけられたりした。自分よりも大切なものを失ったが、家族の最後の言葉「生きて。」が私を繋いでくれた。助けれなくてごめん。逃げてごめん。罪悪感を抱えながらも必死に逃げた。行き場がない。どこに行けば…。と途方に暮れていた。
狐「どうしたそこのうさぎ。私が助けてやろう。」
私はハッとし、その相手と対面した。
狐「そんなに怖がらなくていいぞ。」
狐様。この都の上層部にいる人材。今はB民族側に居る人物。なぜここに?
狐「何か喋ってくれないか?」
優曇華「なぜあなたのような人がここに?」
狐「私はこの都の上層部にいる者だ。それは君だって知っているはずだ。そして私と君は敵。それは気配でわかるが、君をみたとき何か見覚えがあって。どこかで会ったかな?」
優曇華「どうでしょうね。私はわかりません。」
私はしらばっくれる。結構前、師匠と仕事をしていたときに見たことがある。師匠とこの人は民族が違えどとても仲が良かった。だからなんだという理由である。話したこともないし目を合わせたこともない。結局私は印象の薄い存在で、私自身も関わろうとしなかった。さぁ、ここからどうしよう。
狐「んーーたしか。私の記憶が正しければ、八意の弟子じゃなかったか?」
気づかれたか。逃げるしかない。この場から逃げよう。
狐「まて。君に一つ提案がある。君はまた、八意に会いたいか?」
私は立ち止まる。師匠…か。会いたい。理由はたくさんある。まず、規則の違反。なぜそのようなことをしたのか問いたい。そして、取り残された私の気持ちをぶつけたい。最初は優しかった師匠がそんなことをするはずがないと思っていた。そう信じたかった。
優曇華「会い…たいです。会いたいです。」
私は狐様の方に目を向ける。
優曇華「どうしたらいいですか?」
私の顔はグチャグチャになっていた。いろんな気持ちが入り混じった顔になっているだろう。他すべて失った私に残されてるものなんて師匠だけだった。
狐「そうか。私も会いたいさ。でも、私には世界を引っ張る責務がある。君だけにでも八意の場所の行き方でも教えよう。」
ここから長い旅が始まるのであった。
                   last end

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