能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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【正直】
最近正直になったのはいつだろう。そんなことを考えながら弁当を食べる。
海星「どうした?眠いか?保健室連れて行こうか?」
花奏「余計なことをしようとするな。」
私は小林花奏。で、こいつは佐々木海星。私の友達である。今は昼休で週に一度一緒に食べてる。
海星「悩み事か?相談に乗るで。」
花奏「何も悩んでねぇよ。」
考えることが多い。女子同士についてもよく考える。この人にはこう対応すればいい。この人にはこれを言っても大丈夫。いちいち考える。
海星「大変だねぇ。勉強も部活も人間関係も。」
花奏「勉強と部活はお前だけだろ?」
海星「これでもまあまあ出来てる方だと思う。」
花奏「なわけねぇだろ、学年下から数えて10位未満。」
海星「上には下よりも人数が多い。つまり頑張れば順位が上がるということだ。ならばやるだけ。」
花奏「やる言ってるけどやってないでしょ。」
海星「あ、バレた?」
悪びれもなく笑う海星。馬鹿である。
海星「まぁそれでも、いずれやるさ。」
花奏「あっそ。」
海星「ごちそうさん。先に帰ってるよ。」

6/2/2024, 1:26:17 PM