もう一歩だけ、
苦しいときのあと一歩
その気持ち、どうやって振り絞っていますか?
私は、自分を騙すようにしています。
素の私はとっても自堕落でやる気のない人間です。
あと一歩!という目標に「いいじゃん、そんなに頑張らなくて」という反応を絶対にします。
なので、私はそんな素の自分を騙して頑張らせるんです。
たとえば、新しいシューズを買ってあげるし頑張ってみな?とか、
机の上を片付けてからやってみな?とか、
紅茶飲んだらうまくいくよ、やってみて?とか、
図書館行けば超集中できるよ!とか、
スマホでテレビ観ながら走るのはどう?とか、
自堕落な自分のために色々とやる気の出る方法を考えてあげて、やさしーく言ってあげます。
ダメなときも多いです。
けど、頑張ってくれるときもあります。
そんなときは頑張った素の自分を沢山褒めてあげます。
すごい、できたじゃん、天才だね。
これ、家族に報告してみなよ!とか、
めっちゃ疲れたよね、パフェ食べに行っていいよ。とか、
頑張ったこと、手帳に記録しよ、ほら見て、今週の貴方はこんなに頑張った!すごね。本当に頑張ってるね!とか。
そうやって、素の自分をうまく煽てながら育てていく。
偉そうなことを言いますが、
素の自分のダメなところも、頑張った偉い自分も
分かってあげられるのは結局自分だけだと思う。
素の自分に呑まれないように、あと一歩、あと一歩、と励ましてあげれば私は頑張ってくれます。
大切なのは、私を騙す、優しさと強かさです。
見知らぬ街
地元に住む私は、正直に言うと
家と職場の往復しかしていない。
そんな私が平日に仕事を休んで東京の街に出掛けた。
新幹線で東京駅につき、山手線に乗り換える。
地方から出てきた人でごった返していた場所から
どんどんと離れていく。
平日の昼なのに電車の外には沢山の人がいることに驚いた。
みんな仕事中なのかな?
仕事終わりなのかな?
お休みの日なのかな?
私のような旅行者なのかな?
目の前を歩く一人一人に思いを馳せる。
旅行者か旅行者じゃないかは、荷物を見れば分かるもので、一人一人を観察すれば、その人が東京に住む人だということも分かってくる。
ふと目にとまったのは小さな肩カバンをかけた男の人。
疲れた顔をしていた。
それはまさに私が仕事から帰るときの顔だと思った。
早く家に行きたいのか、少し足早にJRからメトロに向かって歩いていた。
このあとスーパーによって帰るのかな?
しっかり働いたあとの疲れた顔の中にも、このあとの生活を取り仕切るための表情がみえた。
その横を歩く女性は警戒心のないようすで、勝手知ったる道という足取りだった。目的地に向かう過程のつかの間のまの抜けたような様子に見えた。
それぞれがそれぞれの人生のために歩いていることを私は感じた。
まるで東京に来て、壮大な物語を外から鑑賞しているような錯覚に陥った。
『人の数だけ人生がある。』
私はなんてちっぽけな存在だろう、
なぜだか知らない街に来てつくづくとそう思った。
遠雷
蜜蜂と遠雷
住ノ江国際ピアノコンクールに望む4人の物語
私はのだめカンタービレが好きで、この作品と出会った。
ピアノから溢れ出すきれいな音のつぶ。
その粒がつながって流れ出す美しいメロディ
文体から溢れ出す美しい情景にうっとりとした。
私が特に印象に残ったのは、ピアノコンクールに向かう演奏者の孤独
華やかな舞台に立つまでに孤独な時間がいっぱいある。
狭い練習室で1日の多くの時間をピアノに向かって過ごす。
同じメロディを何度も何度も引きながら、少しずつ少しずつ思い描いた音を再現し、作り上げていく。
その上で舞台にあがる。
実際に多くのピアニストが浮世離れした存在だと言う。
世間から隔離された空間に自分を置き、音楽に取り憑かれた亡霊のような人がピアニストには多いそうだ。
(言い方が悪くてすみません。)
確かにのだめにもそんなシーンがあったので納得した。
そんなピアノに自分のすべてを捧げてきた人々の奏でる音楽にすごく興味がある。
Midnight Blue
ミッドナイトブルーにポッと浮かぶmoonlight
淡く、優しく照らす月明かり
そこを目指すと決めた兄弟がいた。
その名も「宇宙兄弟」
宇宙兄弟も次が最終巻
このテーマで私が大好きな宇宙兄弟の魅力を紹介します。
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1つ目 ムッタが等身大
宇宙飛行士ってスーパーマンな遠い存在に感じるけど、ムッタはどこにでもいる普通の人間。
なんなら登場した最初は自動車メーカーのエンジニアだった。ギャグは飛ばすし、可愛い女の子にはメロメロだし、ちょっとカッコつけたがり。
宇宙飛行士になることに、不安もあるし、悩みもするし、自信を失くすことだってある。先に宇宙飛行士になった弟への劣等感だってある。
けど、小さかった頃の夢を思い出して、弟にも励まされて、宇宙飛行士を目指す姿に私たちは自分を重ねて応援したくなる。
大人だって夢を追いかけていいんだ!と。
2つ目 宇宙飛行士の仕事が面白い
宇宙飛行士になったムッタ。
戦闘機を操縦したり、研究したり、ローバーを開発したり、海の中で訓練したり、山の中で訓練したり、やることいっぱい。宇宙飛行士って何でもやるし、何でも出来なきゃならない。
素直にすごいな!って思う。
3つ目 宇宙飛行士以外のメンバーのすごさ
宇宙に行ったムッタ。
地上にいるメンバーの支えがすごい。日常生活や体調面の管理から、ミッションの計画や機械の操作。地上でシュミレーションをしてから、そこでの試行錯誤のコツを宇宙飛行士に伝えて作業させたり。
本当に地上メンバーがいないと宇宙飛行士は何にもできないことを知る。
そして、ミッションを達成したときの喜び。
みんなで分かち合う姿を見るのは気持ちいい。
まとめ
宇宙兄弟のストーリーはハプニングがいっぱい。
それをムッタがどう感じるのか?地上メンバーとどう乗り越えるのか、ハラハラする。
めっちゃ読んでて楽しい。そして、勉強になる。
勇気をもらえる。私も頑張ろう!と。
君と飛び立つ
一緒に飛び立ってくれる人いないかな。
そろそろ一人で飛んでいるのも疲れたよ。