komaikaya

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1/28/2026, 9:06:08 AM

 今日のお題も物語その他が思い浮かばぬ…もういいや、何も書かぬより、長い独り言でも綴ってしまえー。

ーーー

 それは独りよがりの『優しさ』で本当の優しさではない──?

 じゃあなんだよ、本当の優しさって。
 もらった相手に都合のいい優しさだけが、本当の優しさ?

 独りよがりって、それって──そいつが一人で、一生懸命考えた結果なだけかもしれないのに?
 それを頭っから、否定するのか?

 なーんて、ね?
 実際のところ──要らない優しさは、本っ当に要らない。

 優しさって名前でラッピングされたゴミもらったって、こっちはそんなの、捨てるしかないこともあるし?

 ぜーんぜん、それでいいと思う。
 受け取らない自由は、絶対にあるよ。

 ……それを踏まえた上で。
 そういう、良かれと思って選んだモノを、断られる可能性──感謝されないこともあるのだとわかった上で、自分ではない人間にあげられるヒトってのは、すげーなって思う。

 まぁね、全人類にそれをしなくていい、身の回りにいる家族だったり家族じゃなかったりする人間に──この際人間じゃなくても、動物や植物や地球やなんかに、年に一回くらいでもそんなモノを差し出せれば。
 それだけで、じゅうぶんにすごいこと、なんじゃないだろうか。
 それが例えば、独りよがりのそれで、本当のそれではなかったとしても。

 達人級の優しさだけしか必要とされないなんて、なんだかなぁ、って思うし。
 下手な優しさだってアリでいいじゃん、ねぇ?

 まーでも。
 迷惑でしかない下手な優しさは、捨てちゃうんだけどね?

 で、それで……捨ててしまう自分、ヤなヤツ! とか、思わなくていいと思う。

 大概、多種多様の優しさを受け取りがちなときって、こっちが弱ってるときだったりするし……正直、そんな余裕はないのだ。
 そのくらいは、お互い様ってヤツだと思いたい。


 歩道を歩く鳩に、進路を譲るために立ち止まったり迂回したりするワタシの、これは『優しさ』でしょうか?
 いまのところ、この善意からくる独りよがりな行為を、受け取ってもらったような気配はなく──。

 でもまぁ、そんなもんだ。
 そして、それでいいのだ、たぶんね。

1/26/2026, 7:24:45 AM

日々の『安心と不安』を
炊いて共に食らう
だから
家族なんだ、と。

1/25/2026, 5:35:36 AM

「アンタの夢になんか、興味ないから」

 聞き覚えのある、声がした。
 床に膝をつく俺を、誰かが見下ろしている。
 見上げても顔も表情も、『逆光』で見えない──が、俺にはそれが誰なのか、すぐにわかった。

「……だよなぁ。夢なんか……ホント、どーだっていいよな?」

 いつもの悪夢から、いつもとは違う目覚め方をした俺は、独り言ちる。異動先での新しい仕事は想定していたよりも重く苦しく、俺の精神も想定外に繊細だったが故に、俺はこの悪夢を見始めた。

 ああ、でも……そうだ。
 俺だって、こんな悪夢には、興味なんかない。

 こうして俺の悪夢に終止符を打った彼女に、俺は勢いで連絡し、そして会う約束を取り付けた。
 大学時代もいまも、二人きりで会ったことなんかないにもかかわらず。

「もう先週になるんだけど、おまえが俺の夢に出て来てくれたのさぁ、マジで助かったんだわ〜。今日はおごる、なんでも頼めよ」
「……なにを言ってるのか、よくわかんないんだけど」
「だよな! まぁいいじゃん、飲もうよ」

 声が……ひたすら、懐かしい。
 夢の中で聞いた声と同じだ。

「で。そちら様の夢にお邪魔したとかいう私は、いったいなにをしたの?」
「いやでも、おまえ。人の夢のハナシに興味ねぇだろ?」

 そうやって眉間に、思いっきりシワ寄せて、俺をにらんで──大学のときには、考えられなかったな。

「いつだかの合宿で、そんな話題になったとき。おまえ、適当なこと言ってその場から抜けてさ、俺はそれになんとなくついていって、もしかして逃げた? って訊いたら、そう言ってたじゃねーか」

 その場に流されたり同調したりしないのが、ちょっとカッコよくて、憧れてたんだ。
 けど俺は、彼女の視界には少しも入ってない──それが不満で、そのガキっぽいプライドを守りたかった、だから。
 あの頃の俺は、彼女の側にもっと踏み込んでやろうとかを、考えなかったのだ。

「まぁ、確かに興味ないんだけど、でも今回のはさすがに」
「フッ、興味湧いた? つっても、大したことないよ? ただそっくりそのまま、『アンタの夢になんか興味ない』って言い放って、去っていっただけたから」

 あーあ。嬉しくなっちゃってるよ、俺。
 ふと視線が外れ、その隙に俺は、彼女の眉間に手を伸ばして、触れて──いつかサークルで見た笑顔、けれど俺に向かってじゃなかったアレが見たいんだけどなぁ、そう思いながら、シワを押し広げてみる。
 
「フッ」
「……?」

 思わず、笑った。彼女の顔がほんのり赤いのは、酒のせいか気のせいか、なーんて──そんな都合のいい解釈をしてしまうくらい、俺はもうダメらしい。が、いまは引け。ってか不用意に触れてからいろいろ気づくとか……なぁ?
 
「なぁ。来週末、また誘ってもいいよな?」
「うん、いいよ」

 帰り際。割と緊張して訊いたら、あっさりとOKされた。なんだこれ。ヘタレじゃない俺、すげぇ。

 そうだ、こうなったら、ついでに転職してしまえばいい。こうして彼女に連絡出来た俺なら、そりゃもう、なんだってやれるはずだろ?

1/24/2026, 9:49:13 AM

 誰かに『こんな夢を見た』のだと始められると、つい身構えてしまう。私は人の夢になど、まったくもって興味が湧かないタチで、興味があるフリすら出来ない可愛げのないオンナだから──と、そう思っていたのだけれど。

「もう先週になるんだけど、おまえが俺の夢に出て来てくれたのさぁ、マジで助かったんだわ〜。今日はおごる、なんでも頼めよ」

 呼び出され、なにも考えずにそれに応じた私に、奴は開口一番にそう言った。
 それでポン、とメニューを手渡されても……いや、どうしろっていうの?

「なにを言ってるのか、よくわかんないんだけど」
「だよな! まぁいいじゃん、飲もうよ」

 大学生の頃にサークル仲間として知り合った奴とは、卒業して社会人になってからも、何度も会っている。が、こんなふうに二人きり、というのは、そういえば初めてだった。

 共通の友人たちの、それぞれに知っている現況を教え合い、大学時代の他愛のない思い出を話したり──それはそれで楽しいし、いいんだけど。

 でも、一向に私が登場したという夢の話にならないのは、どういうことなんだろう。さすがに気になるじゃないか。

「で。そちら様の夢にお邪魔したとかいう私は、いったいなにをしたの?」
「いやでも、おまえ。人の夢のハナシに興味ねぇだろ?」

 ……はぁ?
 自分でもわかるくらいに眉根を寄せ、奴をにらんでいると、奴が言った。

「いつだかの合宿で、そんな話題になったとき。おまえ、適当なこと言ってその場から抜けてさ、俺はそれになんとなくついていって、もしかして逃げた? って訊いたら、そう言ってたじゃねーか」

 へぇ。
 すっかり、覚えてない。

「まぁ、確かに興味ないんだけど、でも今回のはさすがに」
「フッ、興味湧いた? つっても、たいしたことないよ? ただそっくりそのまま、『アンタの夢になんか興味ない』って言い放って、去っていっただけたから」

 なにそれ? まるで意味わからん。
 私は掴んでいたジョッキに視線を落とし、すると、奴が──伸ばしてきた手で、私の眉間のシワをぐいーっと押し広げながら、「フッ」とこぼすように笑った。

 ……あれ?
 いつの間に距離が、こんなに近かったんだ?

「でもそのおかげで、最近定番になってた悪夢を見なくなった、と、そういうわけ。……納得した? 次、なに飲む?」

 私の眉間から、何事もなかったように手を離した奴は、ドリンクメニューをこちらへ広げてみせる。

 ったく、納得したかどうかの返事も聞かずに、なんなのよ。悪夢の内容を訊いていいのか、わかんないじゃないか……って、いや、そうか。

 奴は、つまり──人の夢に興味がない私を、ご所望なんでした。

「……生で」
「ああ、そういやおまえって、最後まで生しか飲まないヤツだったっけ」

 そこからの私は、奴の夢のことに興味を失ったフリを続け──ああもう。
 
「なぁ。来週末、また誘ってもいいよな?」

 別れ際。奴のそんな問いにまんまと、フツーに頷いてしまっていて。
 この私が誰かの夢、しかも悪夢に興味を持つなんて──こんなのって、ちょっとおかしいよね?


1/23/2026, 3:34:08 AM

 ♬デデンデンデデン──転送成功。
 現在地及び現在到着時点、確認。
 目標到着時点の……うん、誤差範囲内。
 よーし、転送シークエンス終了、っと。

 あ、いっけね、目撃者の確認! っと、問題なし。
 まぁでもボクみたいな茶トラの子猫が一匹、路地裏に突如現れたくらいで、大騒ぎにはならないよねっ。

 そう。どこにでもいる普通の子猫に見えるボクは、実は──遠い未来から過去であるこの時代にやって来た、ネコ型ロボット。
 個体識別コードMA-M1、通称……マミ!

 この首輪が小型化された『タイムマシーン』になっていて、これで体ごと転送されてきたんだ。
 ちっちゃいカラダのほうが転送しやすいし、それに現地にも溶け込みやすいから、こんな子猫の姿になってるってわけ!

 ボクの任務は時空を超えて、未来のある現象の原因について調査報告すること、端的に時空探偵って言ってもいいかもしれない。

 えー、猫の姿でー? って思うよね?
 ふふん。"見た目は子猫、頭脳は大人"……ってのはボクらを開発した会社の、調査機関への売り込み文句なんだけど、だからね、大丈夫なんだー。

 それに、頭脳だけじゃなくて……っと、その前に。
 先に、現地での生活拠点を、どうにかしなくっちゃだね!

 あっ、ねぇねぇそこのおねーさん!
 ボクと契約して、ボクの飼い主になってよ!
 ちゃんと家賃払うから!

 ……って、言いたいとこだけど。
 しゃべる猫が! なんて目立っちゃダメだからね。

 にゃーん、にゃーん。
 ひたすら可愛く鳴いて、鳴いて。
 はい、中年夫婦に拾われましたー!

 さっすがボク、小一時間で生活拠点ゲット!
 二世帯住宅の大きなおうち、でも一階で夫婦の娘さんがクレープ屋さんやってるから、そっちには行かないでね、だって。

 よしよし、拠点はOK!
 次は、ちょっと人目につかないとこへ行って。
 首輪型タイムマシーンには、もう一つの機能があって……これをステッキ型に、チェーンジ!
 からの〜、メタモル機能・音声コード、入力!

「パンプルピンプル、パムポップン!」

 毎回思うけど、なんだろうなーこの音声コード?
 まぁ、それはさておき……ジャジャン!

 子猫チャンがなんと、可愛い女の子に大変身!
 設定は17歳前後、服は夫婦の娘さんのをこっそり拝借しちゃって。
 この姿で、任務ための調査開始だー!

 ……え?
 スカウトって、ボクを?
 ボクの名前? えっとね、マミだよ?
 って……えええ、本当に?!

 ……と、いうわけで。
 ボクはアイドルになっちゃって、でも芸能界入りは何気に調査に都合がよかったし、お金も稼げちゃうしで、結果オーライ?

 けど注意しなくちゃなのは、一日二回の充電。
 充電はネコ型じゃないといけないからね。
 だから拘束時間もちゃんと、短めにしてもらったし……うん、なんとかなるはず。
 あーでも、こんなに目立っちゃうと、帰還したとき、めちゃくちゃ怒られそう……まーいっか。

 よーし!
 猫とアイドルと時空探偵の、三足のワラジ生活、これから頑張るにゃん!


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